葛飾区の池

葛飾区役所の池

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所在地:葛飾区立石5丁目

 東京23区の区役所の池や噴水を探訪するシリーズ。前記事で荒川区役所と目黒区役所の池を東西の横綱と書いてしまったので、あとはだんだん盛り下がっていくことになるわけですが…。

 とりあえず、葛飾区役所です。実はここも2011年冬に探訪していて、池はあったのですが、どうも冴えない感じで、夏に再訪しようとは思っていたのです。ところが今年は福島原発事故の影響による節電のため、各地の噴水が停止しているようなので、葛飾区役所についても結局、再訪していません。なので、冬の写真です。噴水がありそうですが、冬場なので稼働しておらず、どうもパッとしませんね。スズメとハクセキレイが羽を休めていました。

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 ついでに区役所と立石さくら通りを挟んだ立石中学校に壁泉があります。

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(上が通り側。下が裏=校内側)

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水元公園の不動池

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(画面左奥が釣り堀)

所在地:葛飾区東金町8丁目

 整備中のため立ち入りができなかった都立水元公園の最も東側の地区の工事が完了し、2010年6月1日に開園しました。これで水元公園は全面的に整備終了のようです。

 ここには不動池という名のある池が2つ並んでいて、すぐ北側には釣り堀もあります(釣り堀は公園外で、埼玉県三郷市に属しています)。池はいかにも昔の溜池の名残といった風情ですが、自然保護のため周囲をフェンスで囲まれ、水辺に近づくことはできず、観察用のデッキが整備されています。水辺にはクサソテツが植えられ、また池の中央部に人工の浮島が設けられ、ヨシなどが植えつけられて、水鳥が巣作りしたり、水質浄化にも役立つようになっています。

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(画面左端が展望デッキ。池が2つ並んでいる)

 この公園のすぐ東側はもう江戸川の堤防です。

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荒川小菅緑地公園のビオトープ池

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(近くに綾瀬排水機場と綾瀬水門が見える)

所在地:葛飾区小菅1丁目

 荒川小菅緑地公園は荒川左岸の河川敷を利用した緑地公園で、一部に多目的広場や芝生、花壇があるほかは、もともと荒川の河川敷に生えていた種類の植物を植栽するなどして荒川の自然の復元を図っています。

 緑地の一角にはビオトープの池もつくられています。池は小さなものですが、ヨシが生え、夏にはトンボなどが産卵するのでしょう。このような自然再生のための試みは荒川両岸のいたるところで行われています。

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新小岩公園の池

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所在地:葛飾区西新小岩1-1-3

 JR総武線・新小岩駅の西側の線路沿いにある広々とした公園が新小岩公園です。ケヤキやサクラが植えられ、芝生広場やスポーツ広場があり、いつも散歩やジョギングを楽しむ人で賑わっています。また、公園内には日本庭園を眺めながら会食が楽しめる施設・和楽亭もあります。

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(滝も噴水も運転は夏季のみ)

 この公園内に池があり、夏季のみ水が流れる滝やせせらぎもありますが、池そのものはわざわざ取り上げるほどのものではありません。

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 ただ、池のそばに立っている「中川水位表示」のポールに興味を引かれました(上写真)。この公園のすぐ西側を中川が流れているのですが、ポールの根元から51センチのところに青い印があり、ここが中川の満潮時水位と書かれているのです。さらに人の背丈より遥かに高い2メートル62センチのところには赤い印があり、これは過去の最高水位だということです。つまり、堤防がなければ、中川の満潮時にはこの一帯は水没してしまうというわけです。

 ちなみに干潮時の水位はポールの根元から1メートル59センチ下にあるということです。

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(中川。堤防の左側が新小岩公園)

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葛飾あらかわ水辺公園

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所在地:葛飾区西新小岩3丁目~新小岩1丁目

 外谷汐入庭園から中川の対岸、荒川の河川敷にあるのが葛飾あらかわ水辺公園です。外谷汐入庭園からだと上平井橋で中川を渡り、綾瀬川左岸を600メートル上流まで歩いて東四つ木避難橋を渡って、綾瀬川右岸=荒川左岸を戻ってこなければなりません。

 首都高速・中央環状線の高架橋が「かつしかハープ橋」で綾瀬川を斜めに渡って左岸から右岸に移ってきたところに中川の上平井水門があり、その下手に中川から荒川に通じる中川水門があります。

 この中川と荒川を結ぶ水路の下流側が「あらかわ水辺公園」で、下流のJR総武線鉄橋の下手まで荒川に沿って1.2キロにわたって続きます。

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(左が中川、右が荒川と水辺公園。頭上は首都高速 )

 この公園は荒川河川敷に自然な水辺の景観を復元し、さまざまな水辺の生き物や植物を観察できるようにと平成12(2000)年に開設された自然公園で、上流から「水辺ゾーン」「生物ゾーン」「広場ゾーン」「湿地ゾーン」の4つの区域で成り立っています。遊具などはなく、園路を散策しながら自然と触れ合うための公園です。

 まず「水辺ゾーン」には荒川から水が入り込むワンド(入江)があります。このあたりの荒川は淡水と海水が混じりあう汽水域で、潮の干満によって水位が変化します。そのため、満潮時にはワンドに水が入り込む一方、干潮時には干潟が出現します。僕が訪れた時は干潮だったようです。

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(ワンドは干潮時には干潟となる)

 干潟にはクロベンケイガニなどの生き物が棲み、水鳥の観察もできます。ただし、水辺には近づけないようです。

 「生き物ゾーン」には河原にできた細長い池が続きます。ただ、アシなどの水生植物が生い茂り、水面が見える場所は限られているようです。もちろん、植物の茂り具合は季節によって変化するので、冬場はもう少し水面が見えるのかもしれません。水深は1メートル近くあるようです。説明板によれば、メダカやヤゴなどが棲んでいるようですが、ほかにもいろいろな生き物が潜んでいそうです。

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 この一帯の散策路は夏場はかなり草深く、背の高い草をかき分けながら進むような具合です。虫も多く、よほど自然が好きな人でないと、歩きたくない道かもしれません。

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(夏草の生い茂る散策路)

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(ショウリョウバッタ)

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(クズの花)

 平井大橋(蔵前橋通り)の下をくぐると、原っぱが広がる「広場ゾーン」です。

 そして、総武線の鉄橋をくぐると、窪地に水がたまってできた「湿地ゾーン」。もちろん、雨が少なければ、池も消滅するのでしょう。ここでは散策用の木道が設置されています。

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 説明板によれば、フトイ、サンカクイ、ヒメガマ、タマガヤツリなどの湿性植物やクロベンケイガニ、ニホンアカガエルなどの生物が見られるようです。

 公園はここまでで、ここから下流は江戸川区です。平井大橋まで戻って中川を渡れば、総武線の新小岩駅が近いです。

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外谷汐入庭園の池

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所在地:葛飾区西新小岩3-42-3

 東京下町を蛇行しながら流れる中川の綾瀬川合流点の上手に架かるのが上平井橋。その橋の東側にある小さな庭園が外谷汐入庭園です。

 そもそも、このあたりは中川や綾瀬川の水面よりも周囲の住宅地の方が土地が低いという地域で、両河川の合流点の下手には上平井水門があります。いわゆる防潮水門で、東京湾からの高潮や津波の侵入を阻止し、周辺地域を水害から守ることを目的に昭和45年に設置されました。

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(中川と綾瀬川の合流点。中川にかかる上平井橋の東側=画面では右側に外谷汐入庭園はある)

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(綾瀬川右岸から見た中川との合流点と上平井水門。上は首都高・中央環状線かつしかハープ橋、右は荒川)

 さて、外谷汐入庭園です。もとは米穀商を営む実業家・外谷辨次郎氏が大正12年の関東大震災後に邸宅を構えた土地で、その後、昭和8年までに築山や池を持つ庭園が造られました。

 この邸宅跡を外谷氏の遺族が葛飾区に寄贈し、区が庭園跡を改修して公園化したのが、現在の外谷汐入庭園というわけです。

 なぜ汐入庭園かというと、庭園の池が元はすぐ西側を流れる中川(この付近の中川は淡水と海水が混じる汽水域)から水を引いており、潮の干満に合わせて池の水位も変化するようになっていたからです。ただし、現在は池と中川の関係は断たれており、ただ堰の遺構が残るのみです。

 鯉や亀が泳ぐ池には小さな滝や沢渡りもあります。

 庭園には全国各地から集められた19種類もの自然石が配され、石灯籠や石塔も随所に配置されています。また、四季折々の景観が楽しめるように、さまざまな植物が植えられています。僕が訪れたのは初秋だったので、ムラサキシキブの実が色づき始め、ススキが穂を出していました。

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(かつて中川から水を引き込んでいた堰の遺構)

 

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水元公園その13 東金町地区の池

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(水元公園東金町地区の池)

所在地:葛飾区東金町8丁目

 水元公園散策もいよいよ最後です。まぁ、ごんぱち池で最後にしてもいいのですが、まだ池があるので、池探訪者としては無視できません。

 水産試験場跡や「ごんぱち池」から道路を挟んだ東側は近年、公園用地を取得して、水元公園が拡張された区域で、まざ造成工事が進行中です。そのため、立ち入りできない区域もあるのですが、とりあえず、池を2つ紹介しておきます。

 まずはごんぱち池から道路を挟んだ東側にある池。成り立ちは不明ですが、わりと野趣あふれる池です。下の2枚の写真は同じ池の冬と夏の姿で、古墳みたいな築山の上から撮影しました。

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 さらに小合溜に続く水路(水はほとんど流れていない)に沿って東へ行き、外郭環状道路(国道298号線)の下をくぐると、新たに造成された区域で、東端は江戸川の土手に接しています。

 この区域はまだ整備中ですが、開放されているエリアに「修景池」という人工的な池があります。夏の水面はびっしりと藻に覆われ、しかも、カエルだらけでした。水元公園の池はそれぞれに魅力がありますが、この池はちょっとなぁ…と言いたくなるような池ではあります。カエル好きにはたまらないのかもしれませんが。

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(カエルだらけの修景池)

 水元公園東金町地区にはほかに最東部に釣り堀の不動池というのもありますが、写真がありません。整備工事が終了して全面開放されたら、また見に行きたいと思います。

 とりあえず、水元公園の池の紹介はこれでおしまいにします。

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水元公園その12 権八(ごんぱち)池

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所在地:葛飾区東金町5丁目

 水元公園の南東部、オニバス池の南側に隣接する池が「権八(ごんぱち)池」です。

 この池は江戸時代に小合溜となる、中川と江戸川を結ぶ水路の一部であったとされ、明治13(1880)年頃の記録ではすでに現在の位置に池としての形があったようです。

 この池は東京23区内では唯一のアサザ自生地として大変貴重です。アサザはミツガシワ科の水生植物で、夏の朝に黄色い花を咲かせます。

 環境保全のため、オニバス池と同様にフェンスで囲まれ、開花時期のみ開放されますが、池の南側はフェンスもなく、釣り人の姿が見られます。そのあたりにはアサザも見当たりませんでした。

 池のすぐ東側がバス通りで、金町と三郷を結ぶ路線バスが通っています。最寄りの停留所は桜土手。

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(冬のごんぱち池)

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水元公園その11 オニバス池

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(水産試験場跡地のオニバス池)

所在地:葛飾区水元公園

 水元公園南東部の東京都水産試験場跡地の一角にオニバス池があります。

 オニバスはスイレン科の一年生植物で、水面に浮く円形の葉は直径が1メートル以上にもなります。日本では本州以南に自生し、昔は小合溜でも見られたそうですが、姿を消してしまい、今では水産試験場跡地の池の一つにのみ自生しています。開花時期は7月中旬から9月中旬。東京都の天然記念物に指定されています。

 貴重な植物を保護するため、通常はフェンスで囲われて閉鎖管理されており、夏の開花時期のみ一般公開されます。

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(オニバスの花。カエルも写っています)

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水元公園その10 水産試験場跡地の池

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(水産試験場跡地)

所在地:葛飾区水元公園

 小合溜の東側には1997年まで東京都の水産試験場があり、その跡地も公園として整備されました。養魚場の施設を改修して、「散策池」、「水辺環境復元池」、「水質浄化池」、「葛飾区金魚展示場」「ハス池」などが並んでいます。

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(散策池)

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(昭和30年頃の小合溜の自然を復元する水辺環境復元池)

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(イグサを利用した水質浄化池に咲くミソハギ)

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(江戸前金魚の繁殖・展示を行う金魚展示場)

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(コウホネなど水生植物の栽培も行われている)

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(カワウ)

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(ハス田) 

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