墨田区の池

墨田区役所のカスケード

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所在地:墨田区吾妻橋1-23-20

 東京23区の区役所の池や噴水をめぐるシリーズ。第10弾は墨田区役所です。浅草から見ると、隅田川の対岸に東京スカイツリーやアサヒビールの例のビルとともにひとつの景観を形成している高層建築です。

 その前に隅田川の堤防を階段状に流れ落ちるカスケードがあり、ハトの水飲み場になっています(?)。

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 庁舎前には現在の墨田区両国生まれの勝海舟の銅像が立っています。

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横網町公園の池

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所在地:墨田区横網2-3-25

 旧安田庭園の北東側に位置する公園が都立横網町公園です。両国国技館に近いので初めは横綱町だと思い込んでいましたが、横網町です。この公園は明治時代に陸軍の被服廠だった場所で、その跡地に公園を造成中だった大正12年9月1日に関東大震災が発生。当時、本所地区で唯一の空き地だったこの場所に多くの罹災者が避難してきましたが、猛火に囲まれ、ここだけで3万8千人もの人々が焼死する大惨事となったのです。震災後、東京市内の犠牲者を合わせた5万8千人の遺骨を安置するため、悲劇の現場となった公園内に高さ41メートルの納骨堂(震災記念堂)が建設されました(昭和5年竣工。横網町公園も同年開園)。その後、この地域では昭和20年3月10日の東京大空襲でも震災を上回る犠牲者を出し、昭和26年に記念堂を東京都慰霊堂と改称して、空襲による都内の犠牲者約10万5千人の遺骨も合祀されました。

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(東京都慰霊堂)

 園内には復興記念館も建設され、関東大震災や大空襲に関する資料や遺品が展示されているほか、平和祈念碑や関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑などもあり、まさに震災と戦災のメモリアルパークとなっていて、一角には日本風の庭園がつくられ、池もあります。

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(震災の猛火で車体が焼失し、シャーシだけ残った自動車)

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大横川親水公園と万華沼

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(大横川親水公園の万華沼)

 大横川は北十間川から墨田区吾妻橋3丁目・業平1丁目で分かれて南に流れ(もともと全区間が潮の干満の影響を受ける感潮河川なので「流れる」という表現は正確ではないのですが…)、竪川、小名木川、仙台堀川と交差し、江東区木場で西に曲がり、隅田川に合流する人工の運河です。江戸時代の万治2(1659)年に舟運と排水を目的に開削され、小名木川以南は元禄8(1695)年の開削です。かつては仙台堀川より下流部が平野川、最下流部は大島川と呼ばれましたが、昭和39年に河川法改正により大横川の名称で一本化されています。

 この大横川ですが、水運の衰退と水害防止のために現在は北十間川~竪川の区間が埋め立てられ、1.8キロにわたって親水公園となっています。その始まりが前記事の業平橋水上公園で、北十間川から取水し浄化した水が流され、業平橋~平川橋間には「魚釣り場」があったり、子どもたちが水遊びできる「せせらぎ」があったり、滝や渓流(紅葉橋~報恩寺橋)があったりしますが、報恩寺橋~清平橋間には貴重な水生植物・湿性植物が植えられた野趣あふれる沼があり、「万華沼」と名づけられています。

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(魚つり場)

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(せせらぎ)

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(滝)

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(画面左端が万華沼)

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(夏の万華沼)

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(JR総武線下流の京葉道路付近) 

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北十間川樋門と業平橋水上公園の池

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所在地:墨田区吾妻橋3丁目・業平1丁目

 完成前から大人気の東京スカイツリー。そのすぐ脇を流れているのが北十間川です。江戸時代に開削された人工河川で、旧中川と隅田川を結ぶ水路として利用されてきました。

 スカイツリーの最寄り駅・東武線業平橋駅の南側にかかるのが東武橋で、その西側で北十間川から分かれて南に伸びていた水路が大横川です。この北十間川と大横川の分岐点に設置されたのが北十間川樋門です。この樋門から隅田川までの北十間川(この区間は他の区間より後から開削され、源森川と呼ばれました)は隅田川と直接つながり、潮の干満の影響を受けて水位が変動する感潮河川ですが、樋門の東側、旧中川までの区間は水害防止のため水位を人工的にA.P.-1メートルまで低下させています。江東デルタの東部地域は東京湾の干潮時の最低水位(A.P±0メートル)より低い土地も存在するためです。北十間川樋門は水位の異なる両区間を遮断する役割を担っているわけです。また、木炭を利用して川の水を浄化する施設も備わっています。

 この樋門の存在により現在は両区間を船が往来することはできないわけですが、東京スカイツリーの建設に合わせて、地元墨田区では北十間川を観光用水運ルートとして活用する案をもっており、そのために北十間川樋門を扇橋閘門や荒川ロックゲートのように閘門化するように東京都に働きかけているそうです。実現しますかどうか…。

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(この時点で398m)

 さて、この北十間川樋門から南へ伸びる大横川にかかる最初の橋が業平橋です。ただし、大横川は途中の竪川との交差点までが埋め立てられ、親水公園となっています。そして、樋門に隣接し、業平橋との間にあるのが業平橋水上公園です。樋門で浄化した水を利用した池があり、鯉が泳ぎ、スイレンが植えられています。池に面した建物が船の形をしているのがユニークです。

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あずま百樹園の噴水池

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所在地:墨田区文花1-19-4

 地図を見ていて、墨田区に小さな池が描かれている「あずま百樹園」というのを見つけました。ただし、池は完全な円形で、平凡な噴水池が予想され、あまり期待はしていなかったのですが、同じ墨田区の向島百花園に対抗するかのようなネーミングに心を惹かれて、建設が進む東京スカイツリー見物を兼ねて行ってみました。東武亀戸線の小村井駅が最寄りですが、僕は押上駅から歩きました。

 さて、たどり着いた「あずま百樹園」はさほど広いわけでもなく、さまざまな樹木が植えられているだけの公園で、池は予想通り、平凡すぎるほど平凡な円形の噴水池でした。

「この噴水池は魚等の生き物を飼うためのものではありません。噴水池に魚等の生き物を放さないで下さい」という注意書きがありますが、池には金魚や亀が泳いでいます。

 また、百樹園には野鳥の好む実がなる木を多く植え、給餌台なども設置して、一応バードサンクチュアリになっているようです。

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 墨田区が立てた案内板によれば、「ここにくる野鳥」として「オナガ、ムクドリ、コジュケイ、シジュウカラ、スズメ、ツグミ、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ、ヤマドリ」などと書いてありますが、嘘でしょう。こんなところにヤマドリがいたらビックリだし、ヤマガラ、コジュケイもかなり怪しいですね。実際はハトとスズメ、カラスぐらいしか見かけませんでした。

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(「バードサンクチアリー」「シジウガラ」…)

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隅田川テラス・吾妻橋左岸の修景池

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(隅田川にかかる吾妻橋。対岸は浅草)

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所在地:墨田区吾妻橋1丁目

 隅田川沿いでなんと“湧水”の池を発見しました。

 浅草から吾妻橋を墨田区側に渡ると、橋の下流側の隅田川テラスにあります。湧水といっても、自然に湧き出しているのではなく、直下を通っている地下鉄・都営浅草線の施設内の湧水を汲み上げ、テラスの修景用に利用しているわけです。

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(吾妻橋から見た池。地下鉄トンネル内の湧水を利用)

 湧出量は季節によっても異なりますが、平均で月2万立方メートルほどだといい、それを一定の時間をおいて間欠的に放流しています。そして、最後はそのまま隅田川に注ぐ仕組みです。

 池には水生植物や湿性植物が生え、水際に木も植えられています。

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東白髭公園の池

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所在地:墨田区堤通2丁目

 墨田区の北部、隅田川左岸に南北に長い東白髭公園があります。公園の北端に「北池」、南端に「南池」がありますが、長方形で水深も浅く、これ以上ないほど味気ない池です。それもそのはず、東白髭公園は地域の防災拠点となっており、池は震災時などに避難者の衣服や荷物に着いた火を消すためのものなのです。これも東京ならではの池として取り上げてみました。写真は北池で、実は南池は見ていないのですが、似たようなものでしょう。

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隅田公園の池

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所在地:墨田区向島1丁目

 隅田公園は隅田川の吾妻橋の上流側両岸(台東区・墨田区)にまたがる公園で、墨田区側に日本庭園があります。ちょうど浅草寺から隅田川をはさんだ反対側の位置です。このあたりは江戸時代に水戸徳川家の下屋敷が置かれた場所で、庭園には潮入の池があったそうです。明治維新後も水戸家の所有となりましたが、関東大震災によって屋敷は焼失、昭和6年に帝都復興計画に基づき隅田公園がつくられました。現在の池は昭和52年に墨田区が区制施行30周年記念事業としてかつての庭園を再現すべく整備したもので、中の島や滝、洲浜のある池を中心に築山もつくられ、一応回遊式庭園の体裁がととのっています。もちろん、現在は潮入の池ではなく、カモやアヒルが泳いでいるほか、カワセミの姿も見られました。

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向島百花園の池

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所在地:墨田区東向島3丁目

 東武伊勢崎線・東向島駅から徒歩8分ほどの向島百花園は文化・文政期(19世紀初め)に江戸の商人が文人墨客の協力を得て開いた花園で、江戸時代に造られた花園としては現存する唯一のものです。当初は梅の木が中心だったそうですが、のちに和漢の古典に詠まれた植物が集められ、四季折々の花が咲くようになりました。その後、昭和13年に当時の東京市に寄贈され、昭和14年から一般公開されています。昭和53年には国の名勝・史跡にも指定されました。
 こじんまりとした庭園ではありますが、花の種類が多く、風情があります。季節ごとに朝顔展や虫ききの会、月見の会なども催され、また園内にはこの庭園を愛した文人墨客の句碑が随所にあります。
 園内には南北に細長い池があり、鯉などの魚が泳ぎ、水辺には菖蒲や半夏生などが植えられています。水は循環水のようです。
 入園料150円。

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旧安田庭園の池

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所在地:墨田区横網1丁目

両国国技館の北隣に旧安田庭園があります。元は丹後宮津藩主・本庄氏の下屋敷で、庭園は元禄年間に作庭されたものです。典型的な回遊式庭園で、池の水は隅田川から引き入れ、潮の干満によって水位が変わる「潮入の池」でした。

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 庭園はその後、安田財閥の安田善次郎氏の所有となり、その死後、東京市に寄贈されました。関東大震災や戦災によって被害を受け、荒廃した時期もあったそうですが、現在は墨田区によって往時の名園の姿を取り戻しています。ただし、池はもはや隅田川と繋がっておらず、水門の遺構が残るだけです。従って潮入の池ではありませんが、地下に巨大な貯水槽を造り、水を循環させることで人工的に水位を変化させる仕組みになっています。

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(庭園に隣接する両国公会堂)

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