中野区の池

中野四季の森公園の池

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所在地:中野区中野4-13

 中野区役所の西方に2012年4月1日にオープンしたのが中野区立中野四季の森公園です。
 この地は古くは江戸時代、5代将軍・徳川綱吉の「生類憐みの令」により1695年に野犬保護施設の犬屋敷が設置された場所です。現在の中野区役所や中野サンプラザ、中野駅を含むおよそ30万坪(約100ha)に及ぶ広大なものでした。綱吉の死後、犬屋敷が1709年に廃止されると、その跡地の一部に8代将軍・吉宗の命により桃の木が植えられ、江戸庶民の名所となります。
 明治以降は陸軍の施設が置かれ、戦後は警察庁の警察大学校および警視庁の警察学校となった土地が2001年の学校移転後、再開発され、オフィスビルや大学、病院が集まる「中野四季の都市(まち)」が生まれ、その中に防災拠点としての機能をもつ四季の森公園も造成されたわけです。

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 災害時の避難所にもなる公園には井戸水を利用した池やせせらぎがあり、その水は緊急時の生活用水として利用されるそうです。
 池には噴水もあり、ふだんは子どもたちの絶好の水遊び場となっています。

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新井薬師公園のひょうたん池

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所在地:中野区新井4丁目

 中野の梅照院薬師寺(真言宗)は本尊の薬師如来に祈願すると眼病が治るとか子どもの万病に効くといわれ、通称「新井薬師」として親しまれています。古来、この地は水の豊かな土地だったそうで、境内には今も名水として知られる「白龍権現水」が湧いています(上写真)。境内の別の井戸には蛇口があり、水を汲みに来る人が絶えません。
 その新井薬師の北側、中野通りをはさんだ向かいの中野区立新井薬師公園に「ひょうたん池」があります(下写真)。ここも元は湧水池で、新井薬師の水垢離の場だったそうですが、現在は湧水は枯渇し、地下水を汲み上げているようです。池には鯉や金魚、その他の小魚がたくさんいて、釣り糸を垂れる人の姿が見られます。

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哲学堂公園の菖蒲池・心字池

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(菖蒲池)

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(心字池)

所在地:中野区松が丘1丁目

 西武新宿線・新井薬師前駅から北へ500メートルほど歩くと、やがて下り坂になって妙正寺川にかかる四村橋を渡ったところが中野区立哲学堂公園です。正門は坂を上った高台上ですが、四村橋の袂にも入口があり、すぐに池があります。これが菖蒲池で、名前の通り、池畔に菖蒲が植えられています。池には鯉や亀がいて、カルガモの姿も見られます。池の北側の斜面上に循環水による滝があり、水はせせらぎとなって流れ下り、池に注いでいます。
 菖蒲池から妙正寺川沿いに奥へ進むと、心字池があります。そもそも哲学堂公園は東洋大学の創設者で哲学者の井上円了が明治39年に私財を投じて設立した精神修養・社会教育の道場としての庭園が始まりです。妙正寺川北岸の高台と斜面を利用した園地は哲学関、哲理門(左右に天狗と幽霊がいます)、三学亭、宇宙館、四聖堂、六賢台・・・といった七十七場が点在しています。斜面下の唯心庭にある心字池の水源はこれも循環水による先天泉で、池には概念橋がかかり、理性島へ通じるというような具合です。こちらには小さな金魚が泳いでいました。

 ところで、妙正寺川といえば、都内でも有数の暴れ川で、これまでに周辺地域にたびたび洪水被害をもたらしてきました。そのため、川に沿って多数の調整池が造成されています。公園の右岸側にも調整池があり、増水時には堰を越えて水が地下23メートルの巨大な貯水槽に流れ込む仕組みになっています(下写真)。

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平和の森公園の池

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所在地:中野区新井3丁目

 西武新宿線・沼袋駅の南、妙正寺川沿いに1985年に開園した平和の森公園は中野区の「憲法擁護・非核都市宣言」にちなんだ公園で、それ以前は1910年から1983年まで中野刑務所があった場所です。公園造成時の発掘調査によって先土器時代(1万3千年前)から江戸時代末期までの複合遺跡が発見され、とりわけ弥生時代後期の竪穴住居が約260軒も見つかっているということです。また、当時の村の有力者を葬ったと考えられる方形周溝墓も中野区内では初めて発見されました。公園の西から北を巻くように妙正寺川が蛇行して流れ、湧水も豊富な、古くから人が住むのに適した土地だったのでしょう。
 弥生時代の住居も復元された園内の最高所から人工の流水があり、高さの異なるいくつかの池を経て、石組の間を流れ下り、最後は滝となって、妙正寺川に流れ込んでいます。公園の南側が中野水再生センター(下水処理場)なので、その処理水を流しているものと思います。

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東光寺の龍神池

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所在地:中野区上高田5丁目

 西武新宿線・新井薬師前駅の東方、桜ヶ池不動院の前の通り(桜ヶ池通り)を北へ行き、西武線の踏切を渡って最初の角を左折すると、すぐに東光寺(真言宗豊山派)の参道があります。左側の台地斜面が墓地になっていて、門前に池があります(下写真)。もとは湧水の池だったと思いますが、今はどうなのでしょう。一応は斜面から水が湧き出して、池に流れ込んでいますが、地下水の汲み上げかもしれません。小さな池ですが、水深は1メートル以上あり、立派な錦鯉が泳いでいます。池畔に小堂があり、お寺の守護神である龍神が祀られています。

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東光寺別院の桜ヶ池

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所在地:中野区上高田4丁目

 西武新宿線・新井薬師前駅の東方、妙正寺川に向って下る台地(豊島台)の斜面に桜ヶ池不動院というお寺があります。その名の通り、不動明王像が安置されたお堂の左側に水が湧き出していて、この水が池に注ぎ、鯉が泳いでいます。ここには古くから清水が湧き、不動明王が祀られ地元の人々の水垢離や雨乞いの神事の場となっていたそうで、その後、この地の北方にある東光寺の別院となって現在に至っています。僕が訪れた数分の間にも地元の方々が次々とポリタンクやペットボトルに水を汲みに来ていました。

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蓮華寺の心字池

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所在地:中野区大和町4丁目

 早稲田通りの「お伊勢の森」バス停のすぐ北側に泉光山蓮華寺があります。朱塗りの山門をくぐると、すぐ右側に池が見えます。樹林に囲まれた野趣あふれる池で、中の島に藤が茂り、その中に小さな祠があるようです。おそらく弁財天が祀られているのでしょう。
 残念ながら水辺に立ってじっくり池を眺めたり、岸辺を一周するようなことはできません。

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