目黒区の池

目黒川・船入場の壁泉と調整池

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(画面左側に地下調整池がある)

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(壁泉)

所在地:目黒区中目黒1丁目

 

 世田谷区内に源を発し目黒区内を流れ、品川で東京湾に注ぐ目黒川が東急東横線・中目黒駅の下をくぐり、蛇崩川の合流点を過ぎると、川幅が広がる地点があります。ここが「船入場」で、水運のために戦前に整備されたようです。
 現在はもはやそのような役割は失っていますが、そのかわり目黒川の増水に備えた地下調整池が右岸側に造られ、その上が公園となっています。川の資料館もありましたが、閉館してしまいました。
 広場には壁泉(滝?)がありますが、訪問時は水が止まっていました。

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 一方、目黒川では川の中に配された石の上でオナガガモなどが羽を休め、亀が甲羅干しをしていました。

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 ちなみに、目黒川はこのあたりまでが感潮域のようです。

 

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東京工業大学のひょうたん池

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所在地:目黒区大岡山2丁目

 東京工業大学の大岡山キャンパスの大岡山北地区に「ひょうたん池」という名前通り中央部がくびれた形の池があります。大岡山の台地から呑川の低地へ下る斜面の裾という位置に古くからある湧水池のようで、呑川の水源のひとつでもあるようです。

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 池には鯉が泳いでいるのが確認できましたが、周囲をぐるりとフェンスで囲まれ、水辺に近づくことはできません。いざという時には消防用水として利用されるようです。

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(水辺にいたネコ)

 大学構内ですが、地元の方の散歩コースになっているようです。

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東光寺の心字池

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所在地:目黒区八雲1-9

 東横線・都立大学駅前にある周辺案内地図を何気なく見ていたら「東光寺と心字池」の文字が目に留まり、訪ねてみました。目黒区が認定した「めぐろ風景55」の一つに選ばれているようです。

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 東光寺は南北朝期から戦国期にかけて世田谷周辺を支配した吉良氏(世田谷吉良氏、清和源氏・足利氏の支族)の初代・吉良治家が10歳で早世した長男の菩提を弔うため、貞治4(1365)年に創建したと伝えられる古刹で、初めは東岡寺と称する臨済宗寺院でした。吉良氏の保護下で発展し、名前も東光寺に変わり、江戸初期に曹洞宗に改宗しています。

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 現在の東光寺は幼稚園も併設した寺院で、境内には新旧のさまざまな仏像、石像が並び、本堂左手の墓地の奥には吉良氏の墓3基が残されています。

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(おそうじ小僧さん)

 さて、肝心の池はというと、初めはどこにあるのか分からなかったのですが、本堂裏に通じる通路が見つかり、行ってみると、ありました。呑川の崖線斜面を背にした庭園で、鯉の泳ぐ池の中の島に弁財天が祀られています。ただ、池そのものは埋もれていた昔の池を復元したもののようです。

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(崖上の稲荷社前から池を見下ろす)   

 

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呑川柿の木坂支流緑道の小便小僧

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所在地:目黒区中根1丁目

 世田谷区内に源を発し、目黒区を流れ、大田区で東京湾に注ぐ呑川は下流部(大田区内)を除いて暗渠化され、川跡の大部分が緑道化されています。この呑川の本流に東急東横線・都立大学駅付近で北から合流するのが柿の木坂支流で、これもほとんどの区間が緑道になっていて、都立大学駅にほど近い、東横線と目黒通りと柿の木坂通りに囲まれた三角地帯に花壇と池があります。

 池には小便小僧があり、金魚がたくさん泳いでいますが、訪問時には金魚はみんな水面の半分近くを覆うホテイアオイの下に隠れていました。

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  ちなみにこの池の存在を最初に知ったのはテレビ東京の『モヤモヤさまぁ~ず2』で、だったと思います。

 

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目黒区役所の池

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(駐車場から池を見下ろす)

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所在地:目黒区上目黒2-19-15

 東京23区の区役所の池や噴水を探訪するシリーズ、今回は目黒区役所です。区役所の池としては横綱クラスでしょう。

 そもそも、現在の目黒区役所(総合庁舎)は1966年に竣工の旧千代田生命保険本社ビルで、建築家・村野藤吾氏(1891-1984)の設計による名建築です。これを2000年の千代田生命経営破綻後に目黒区が購入し、改修の上、2003年から区役所として使用開始したのです。

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(区役所の駐車場付近にある池。凍っている)

 敷地内の駐車場にも小さな池がありますが(上写真)、なによりも庁舎ビルに囲まれるようにL字形の大きな池が広がり、水面に建物の影を映しています。きわめて人工的な池ではありますが、区役所の池としては間違いなく最大級です。しかも、池に面して和室や休憩室があり、一般にも開放されているのもポイントが高いです。訪問時には水辺の植込みでメジロが遊び、ジョウビタキが水を飲みにきていましたが、休憩室に展示された写真によればカルガモが子育てをすることもあるようです。

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(一般に開放されている和室越しに池を見る)

 また、庁舎屋上には庭園があり、「目黒十五(とおご)庭」と名づけられています。十五はビルの設計者・村野藤吾にかけたものです。ここには残念ながら池はありませんが、井戸のオブジェがあり、水がなかに溜まっています。もちろん、本物の井戸ではありません。屋上ですから…。芝生に置かれたタヌキの置物がキュートです。

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(屋上庭園「目黒十五庭」)

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東大駒場キャンパスの駒場池(一二郎池)

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所在地:目黒区駒場3丁目

 東京大学駒場キャンパスの東端部に南北に細長い池があります。長い間、あまり人が近づくこともなく、荒れ果てていたそうですが、2008年に改修・整備され、正式名称は「駒場池」、愛称「一二郎池」と決定されました。「一二郎池」は以前からあった呼び名で、言うまでもなく、有名な本郷キャンパスの「三四郎池」にちなんだものです。

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 今は池の周囲(一部)を散策できるようになっていて、北端部にわずかながら湧水もあるようです。典型的な谷戸地形で、もともとは目黒川の支流・空川(駒場川)の水源になっていました。

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(池の北端。周囲から水が沁み出している)

 明治時代には養魚場だったという記録もあるそうです。

 駒場キャンパスの西端部の坂下門付近にも湧水が見られます(下写真)。

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(坂下門付近の湧水)

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目黒不動尊の池

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所在地:目黒区下目黒3丁目

 目黒の地名の由来となった目黒不動尊(天台宗・瀧泉寺)は江戸時代から行楽地として親しまれてきました。斜面を利用した境内には多くの湧水があり、水音が絶えません。「東京の名湧水57選」に指定されています。
 目黒不動尊の水景として有名なのは独鈷の滝です(下写真)。寺伝によれば808年に慈覚大師円仁が15歳で比叡山に向かう途中、この地で不動明王を感得し、自ら刻んだ像を祀ったのが寺の始まりといい、この時、堂宇建立の適地を占うために独鈷(密教法具の一種)を投じたところ、たちまち泉が湧き出し、以来、この霊泉はどんな干ばつでも涸れたことがないと言われています。それが独鈷の滝で、台地の崖からふた筋の湧水が落ちています。滝は古来、行者の水垢離の場となり、水かけ不動明王像が祀られています。

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 下の写真は門前にある池で、水が清らかとは言い難いですが、コイやカメが泳いでいます。池畔に三福神(弁財天・大黒天・恵比寿天が祀られ、ここが山手七福神の恵比寿天となっています。

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蟠龍寺の池

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所在地:目黒区下目黒3丁目

 大圓寺から行人坂を下りきり、雅叙園前を通って目黒川を渡り、そのまま山手通りに突き当たった向かい側に蟠龍寺があります。目黒川の西側の台地(目黒台)の崖線に位置し、崖の洞窟内に奉安された岩屋弁財天があります。ここは山手七福神の弁財天に当たり、正月には七福神巡りの人々で賑わいます。
 さて、弁天様が祀られているということは水があるということでもあり、境内にさほど大きくはありませんが、ひょうたん形の池があります。地形から考えて、元々は湧水池だったに違いありませんが、現在も湧水が健在なのかどうかは分かりません。

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大圓寺の池

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所在地:目黒区下目黒1丁目

 目黒駅から目黒川の谷に向かって急激に下る坂が行人坂で、坂の途中に大圓寺があります。ここは山手七福神の大黒天を祀る寺で、京都・清凉寺の釈迦如来像を模刻した「生身の釈迦如来」(1193年造立)が奉安されていることでも知られています。その他にも境内には石仏が多く、狭いながらも見どころは多いのですが、なかでも圧巻なのが崖の斜面に雛壇状に並ぶ五百羅漢の石像群。江戸時代の明和9(1772)年に江戸の半分近くを焼き尽くした「明和九(めいわく)」の大火の火元がこの大圓寺で、多くの犠牲者を弔うために造立されたものです。この羅漢像の下に小さな池があり、湧き出す水が絶えず水音を立てています。

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松風園の池

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所在地:目黒区中目黒4-12

 中目黒南緑地の隣に松風園というマンションがあり、この敷地内にも池があります。このような民有地の池は基本的には取り上げるつもりはないのですが、ここは貴重な湧水の池らしいので、あえて取り上げてみました。部外者が勝手に立ち入るべきではありませんが、裏手の台地上にある1761年創建の長泉院(浄土宗)に併設された現代彫刻美術館の野外展示場から池を見下ろすことができます(上写真)。長泉院は『江戸名所図会』にも紹介され、その院号は山間より清泉が湧き出し、境内をめぐり流れていることに因んだといい、昔は台地斜面下の松風園の敷地や中目黒南緑地も長泉院の境内だったと思われます。

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