足立区の池

千住・仲町氷川神社の弁天池

032

039

所在地:足立区千住仲町48

 北千住駅の南南西にある仲町氷川神社は江戸初期の元和2(1616)年に当地に遷座された神社で、祭神は素戔鳴尊(スサノオノミコト)ですが、境内社として関屋天満宮や稲荷神社、三峰神社なども祀っています。もうひとつ祀られているのが「千寿七福神」の弁財天にも定められている弁天様で、鳥居には「江嶌神社」の扁額があるので、神奈川県の江ノ島神社から勧請したのでしょう。

035

041

 錦鯉の泳ぐ池に囲まれた岩の祠の中に安置されているのは、元禄2(1689)年に造立された庚申塔です。庚申塔といえば主尊は青面金剛像というパターンが多いですが、ここでは右手に剣、左手に宝珠を持つ弁財天が彫られています。塔の上部に太陽と月、中ほどに雌雄の鶏、下部に三猿というのは庚申塔によく見られますが、主尊に弁財天を刻んだものは東京では唯一の例と言われ、足立区の登録有形文化財にもなっています。

037

040

(弁天像供養庚申塔)

 とにかく、弁財天が祀られているので、池があるかも、と予想して訪れたのですが、大当たりでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

都立中川公園(B地区)の池

133

所在地:足立区中川5丁目

 都立中川公園は東京都の中川水再生センター(要するに下水処理場)の敷地を利用して造成された緑地公園で、下水処理施設の上部の人工地盤を利用したA地区と、中川に近い下水道局用地の一部を利用したB地区に分かれます。そして、B地区内に小さな池がぽつんとあります。水再生センターの敷地を利用した公園には、すでに紹介した荒川自然公園(三河島水再生センター)や小菅東スポーツ公園(小菅水再生センター)などわりと立派な池のある公園もありますが、中川公園には小さな池が一応ある、といった程度です。水辺の植物が生い茂っていて、多少の野趣は感じさせますが、もう少し大きな池があってもいいのでは、と池探訪者としては思ってしまいます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

神明水の森公園(風車広場)の池

043

(風車があった頃)

046

(今は風車はない)

所在地:足立区神明3-29

  綾瀬川と中川を繋ぐように足立区北辺を流れる垳(がけ)川。前記事で紹介した平成泉橋からさらに東へ神明六木遊歩道を行くと、やがて神明水の森公園・風車広場があります。この公園には泉の広場より大きな池が水面を広げ、あずまやもあります。この池は水辺の植物が育ち、生き物が暮らせるようにとつくられたもので、かつては名前の通り園内に風車があり、この風車を動力として垳川の水を汲み上げ、いったん堤の土の中に浸透させ、浄化した上で池に注ぐ仕組みになっていましたが、いつのまにか風車が撤去されてしまいました。そのうち復活するのでしょうか?

067

 ここではカワセミもたびたび見ることができます。

045

| | コメント (0) | トラックバック (0)

神明水の森公園(泉の広場)の池と平成泉橋

054

(泉の広場の池)

所在地:足立区神明3-13

 足立区と八潮市の間を流れる2.2キロの一級河川・垳(がけ)川は架かる橋が少ない川でもあり、両岸の地域を分断する存在でもありました。これは江戸時代以来、農業用水をめぐる争いが絶えなかった後遺症でもあるようなのですが、両岸とも宅地化が進み、垳川の農業用水としての機能も失われた現在、両岸を結ぶ交通の不便を解消すべく平成6年に完成したのが平成泉橋です。そして、この橋にはもう一つの機能が備わっています。水質悪化が深刻な垳川を浄化する目的で、橋の下から取水した水を地下の浄化施設で浄化し、その水を30分毎に約5分ほどの割合で橋の上からウォーターカーテンとして再び川に放流しているのです。ウォーターカーテンには落水と噴霧の2つのパターンがあるようです。この浄化施設には153万本ものヤクルトの空容器が用いられ、その表面に付着した微生物により汚れを分解し、さらに活性炭によって臭いを除去しているとのことです。ちなみにヤクルトの空容器を用いた水の浄化は都内の池では杉並区の妙正寺池や学習院の血洗いの池でも実施され、ほかにも全国各地の池や河川の浄化に利用され、効果を上げています。

049

(平成泉橋)

050

(橋の欄干にはカワセミの像がある)

060

038

(30分ごとに見られる浄化水のウォーターカーテン)   

 浄化水は橋から川に落とされるだけでなく、橋の南側にある神明水の森公園・泉の広場の池にも注がれる仕組みになっています。この池には水生植物が植えられ、メダカが泳いでいます。

062

(ウォーターカーテンと同時に公園にも水が流れ出す)

063

(流れ下った水は池に注ぐ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

六木水の森公園の池

018

所在地:足立区六木3-49

 足立区の北東部、埼玉県八潮市との境を流れる垳(がけ)川は花畑運河の北に位置し、やはり綾瀬川と中川を繋ぐ水路で、綾瀬川の旧流路でした。お世辞にもきれいな川とは言えませんが、川沿いに緑豊かな遊歩道があります。この垳川と中川との合流点近くにあるのが六木水の森公園で、その名の通り、古代ローマの水道橋を思わせるレンガアーチから落ちる水によって回る巨大水車や噴水塔、せせらぎ、池などがある公園です。ただし、訪問時は冬だったので水車は止まっていました。

020

021

022   

| | コメント (0) | トラックバック (2)

荒川千住新橋緑地のワンド

046

所在地:足立区足立2丁目(荒川河川敷)

 常磐線・千代田線・つくばエクスプレスの荒川鉄橋の上流側左岸にあるのが荒川千住新橋緑地です。対岸(右岸)にも千住新橋緑地があり、運動場などが整備されていますが、左岸側は大きな岩石を敷き詰めた護岸で、草地やヨシ原、湿地が広がり、水路がめぐらされるなど、水辺の自然が再現されています。その中に小さな池があり、荒川と水路で繋がっているため、「ワンド」(入江)と呼ばれています。荒川が満潮で水位が上がると水が流入する仕組みで、池には小魚の姿が見られました。

050

048 

049

(満潮になると水が流れ込む水路)

 ヨシの生い茂る湿地にはベンケイガニ、クロベンケイガニがたくさんいて、初夏のヨシ原ではオオヨシキリが「ギョギョシ、ギョギョシ」と賑やかにさえずっていました。

052

| | コメント (0) | トラックバック (0)

炎天寺の池

003

所在地:足立区六月3-13-20

 東武伊勢崎線・竹ノ塚駅の南方にある幡勝山成就院炎天寺(真言宗豊山派)は平安後期の創建と伝わる古刹です。寺伝によれば、天喜4(1056)年旧暦6月(今の8月)、「前九年の役」で奥州の豪族・安倍氏の反乱を鎮めるため、征討軍を率いて奥州へ向かう源頼義・義家父子がこのあたりで野武士の襲撃に遭い、炎天下で苦戦を強いられました。そこで京都の石清水八幡の方角に向かって戦勝を祈願し、兵士の士気を鼓舞して、ようやく敵を撃破しました。奥州の反乱も鎮圧した帰途、八幡太郎義家はこの地に応神天皇(八幡神)を祀って八幡神社を建立し、隣に別当寺として炎天寺を創建したということです。寺名は当地での戦が炎天下で行われたことにちなみ、所在地の地名・六月(旧六月村)は戦が旧暦の六月だったからといいます。

 この源氏ゆかりの寺は江戸時代の俳人・小林一茶(1763-1828)とも縁が深く、一茶は江戸滞在中、幾度もこの地を訪れ、「蝉鳴くや六月村の炎天寺」などの句を残していて、有名な「やせ蛙まけるな一茶是にあり」も炎天寺で詠まれたということです。境内の池のほとりにこれらの句碑が立っています。

006

 現在、炎天寺では毎年11月23日に「一茶まつり」が開催され、当日の全国小中学生俳句大会には国内外から20万句もの俳句が寄せられるそうです。

 境内には庚申塔や馬頭観音、地蔵尊などの石仏のほか、一茶の銅像、さらにカエルの置物がたくさんあり、池の中央にも「やせ蛙~」の句にちなんだ彫刻があります。この句は当寺で一茶がいわゆる「カエル合戦」(産卵期に多くのオスのカエルによる1匹のメスの争奪戦)を目にしたことから生まれたということです。

004

005 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

足立区都市農業公園の池

018

所在地:足立区鹿浜2-44-1

 荒川と新芝川の合流点付近にある都市農業公園は「自然と遊ぶ、自然に学ぶ、自然とともに生きる」をテーマにした公園で、園内には田んぼや野菜畑、花壇、ハーブ園などがつくられ、足立区内から移築された古民家もあり、消えつつある都市の農業への理解を深めるためのさまざまな体験イベントも行われるなど、自然と触れ合える場になっています。

017

 公園内には溜池のような池もあり、黒鳥(Black Swan)が飼われています。黒鳥はオーストラリア原産の鳥ですが、足立区が西オーストラリアのベルモント市と姉妹都市の提携を結んでいることから、同区梅島のベルモント公園でも飼育されています。

016

 荒川の堤防上にあるレストハウスは荒川サイクリングロードを走るサイクリストたちのオアシスになっており、ソフトクリームの種類が選ぶのに迷うほどたくさんあります。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

桑袋ビオトープ公園の池

004

005

001

所在地:足立区花畑8-2-2

 大鷲神社の北にもうひとつ池があります。神社のすぐ北側を流れる毛長川、続けて伝右川を渡ったところにある桑袋ビオトープ公園。足立区の北端に位置する桑袋小学校跡地を利用して平成17(2005)年に開園した新しい公園です。綾瀬川と伝右川の合流点にあり、国内一級河川の中で最も汚染がひどいとされてきた綾瀬川の浄化施設と「あやせ川清流館」を併設しています。
 園内には足立区の昔の自然の姿を再現し、そこにさまざまな生き物が集まるように「ため池」や「ハス田」がつくられ、樹林や原っぱもあります。池にはカモやサギ、さらにカワセミの姿も見られました。

 調査によれば、池にはモツゴ、ヌマチチブ、マハゼ、アベハゼ、ドジョウなどの魚類、ウシガエル、アメリカザリガニ、スジエビ、クロベンケイガニ、シジミ、ヒメモノアラガイ、サカマキガイ、ミズカマキリ、ハイイロゲンゴロウ、ヤゴなどの生き物が棲んでいるようです。

 清流館で様々な情報が得られるほか、自然観察イベントも開催されているようです。
 東武伊勢崎線谷塚駅から東武バス「花畑桑袋団地」行き、「保育所前」下車。徒歩5分です。月曜休園。清流館は月・火休館。

006

(チョウトンボがいました)  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大鷲神社の池

008

009

所在地:足立区花畑7丁目

 足立区の北端に近い花畑7丁目にある大鷲(おおとり)神社は平安時代に新羅三郎義光(源義家の弟)が奥州戦役に向かう途中に立ち寄り、戦勝祈願したと伝えられる古社です。ケヤキの大木など鬱蒼とした樹林に囲まれた神社は僕が訪れた時はひっそりとしていましたが、11世紀から始まった11月酉の日の例祭は大勢の人で賑わうそうです。
 その境内に造られた神苑に池があり、錦鯉が泳ぎ、小さな滝が水音をたてています。池の中には松の木の生えた島があり、石祠に水神が祀られています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)