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2012年3月

若葉東公園の噴水

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所在地:新宿区四谷1丁目

 四ツ谷駅の近く、というより迎賓館の正門前にあるのが新宿区立若葉東公園です。

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(迎賓館)

 3本の道路に囲まれた正三角形の公園で、その中央を迎賓館に続く並木道が貫いています。迎賓館を借景にした西洋風の公園で、並木道の両側に西洋風の噴水があります。

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 曇りの日の夕方の撮影で、冴えない写真なので、そのうち機会があれば、撮り直してこようと思います。

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国会前庭・北地区の噴水池と日本水準原点

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所在地:千代田区永田町1丁目

 国会議事堂正門からまっすぐ伸びる並木道の両側に広がる緑地が国会議事堂前庭です。議事堂からみて右側が南地区で和風庭園、左側が北地区で洋式庭園となっていて、南地区の池についてはすでに紹介済みなので、今回は北地区を取り上げます。

 庭園は皇居の桜田濠を見渡す高台に位置し、江戸時代初期には加藤清正の屋敷があり、その後、彦根藩主・井伊家の上屋敷となった土地で、明治以降は陸軍省と参謀本部が置かれ、戦後、国会前庭として整備されたという歴史を有しています。憲政記念館がある園内には噴水池がありますが、長方形の味気ないもので、しかも、探訪時には水が止まっていたので、正直なところ面白いものではありません。この噴水池は三権分立を象徴する三面の時計塔とともに昭和35年に造られたものだということです。

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(池の向こうに水準原点標庫)

 ところで、この公園でもっとも興味深いのが敷地内にある「日本水準原点」。水準原点とは日本における土地の高さを測る基準となるものです。現在は国土の測量や地形図の作成は国土地理院が行っていますが、戦前は軍事機密にも関わるため陸軍の陸地測量部が担当しており、明治24(1991)年に全国の測量の基準となる水準原点が当時陸軍省の敷地だった当地に設置されたのです。

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 その水準原点は「日本水準原点標庫」と呼ばれる古代ローマ風の小さな石造建築の中にあり、見ることはできませんが、「台石に取り付けた水晶板の目盛の零線の中心」に当たり、その標高はずっと24.4140メートルだったのですが、2012年3月に訪問したら、24.3900メートルに修正されていました。当地の地盤が2.4センチ沈んだわけです。明らかに東日本大震災の影響であり、調べたところ、再測量の結果を受け、2011年10月21日付で数字が修正されたということです。

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 では、水準原点の標高が24.3900メートルとは一体どこからの高さかというと、これは東京湾の平均海面の水位を基準としています。具体的には東京湾の隅田川河口(当時)にある霊岸島の検潮場で明治6(1873)年から6年間にわたって測定した東京湾の潮位の平均値を標高0メートルと定め、これに基づいて水準原点の高さを測量し、日本全国の高さを測る不変不動の基準としたわけです。もちろん、今回数字が改められたことから明らかなように、水準原点の標高は絶対に不変というわけではなく、設置当初は24.500メートルでした。それが1923年の関東大震災による地殻変動で、24.4140メートルに8.6センチ沈下し、それ以後は88年にわたって変わらなかったのが、2011年の東日本大震災で88年ぶりにさらに2.4センチ沈んだわけです。今後も変動の可能性はあるので、現在は三浦半島の油壺に設置された検潮場の水位を基準に定期的に測量し、点検が行われています。

 どうでもいいことですが、園内で見かけた空き缶捨て場、なんか可愛くないですか?

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