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堀切菖蒲水門

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所在地:葛飾区堀切2丁目

 有名な堀切菖蒲園のすぐそばにあることから命名された堀切菖蒲水門は東京の水門としては多摩川の六郷水門と双璧といえるユニークな形状の水門です。ただし、六郷は昭和6年完成と古いのに対して、こちらは平成9年完成と、かなり新しい水門です。

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 これは「二段式ローラーゲート(シェルタイプ)」というそうで、ゲートは一見すると円筒状のようですが、じつはカマボコ形のゲートが2枚合わさった形で、水門閉鎖時には2枚のゲートがそれぞれ別々に下降して2段(つまり円筒の倍の高さ)のゲートで水路をふさぐ形式なのです(門扉の高さは9.5メートル)。なぜこのような形式を採用したかというと、綾瀬川のすぐ上を首都高速道路が通っているため、通常の1枚のローラーゲートではゲート開放時に高さ制限にひっかかるためだそうです。

 そもそもこの水門設置のきっかけは平成3(1991)年9月の台風18号による綾瀬川の氾濫です。流域で降った大量の雨により綾瀬川が増水する一方で、この川は合流する中川を通じて東京湾の潮の干満の影響を受ける感潮河川でもあり、満潮時には水が海や中川から逆流してくるため、効率的な排水ができずに被害が大きくなりました。そこで綾瀬川増水時に中川からの逆流を阻止する堀切菖蒲水門を設置すると同時に水門の上流にある綾瀬排水機場の排水能力を毎秒50立方メートルから100立方メートルに増強し、綾瀬川の水を速やかに並行する荒川に放流し、氾濫を防ぐことにしたわけです。

 ゲートの形状も個性的ですが、操作室もユニークで、暮らしてみたくなるような、なかなか魅力的な物件です。

 綾瀬排水機場とともに国土交通省の荒川下流河川事務所が管理しています。

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