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東日本大震災と水門

 2011年3月11日14時46分に東北地方の太平洋沖でマグニチュード9.0という巨大な地震が発生し、強い揺れと東日本一帯を襲った大津波によって東北地方~関東地方を中心に甚大な被害が出ました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。

 当ブログでは東京の池と水門を探訪し、紹介しているわけですが、東京湾でも地震直後から津波警報が発令され、すべての防潮水門が閉鎖され、津波の襲来に備えました。実際、晴海で1.3メートルの津波が観測されたそうです。

 東京湾沿いに数多く設置された水門はこのような津波や高潮の被害から街を守るのが役割であるわけで、今回も立派にその役目を果たしたのだろうと思います。

 しかしながら、想定をはるかに上回る巨大津波に襲われ、多くの街が壊滅するほどの被害が出た三陸地方の映像を見ると、閉鎖された防潮水門の遥か上を越えて波が押し寄せた様子がわかりましたし、なかには津波の威力で破壊された水門もあったようです。過去にもたびたび津波に襲われた三陸地方では世界でもトップレベルの津波対策がとられていたはずですが、それが全く役に立たなかったというのは衝撃的です。昔、旅で岩手県宮古市の田老地区を訪ねた時、漁村なのに集落から海が全く見えないほどの巨大な防潮堤がそそり立って海と集落を完全に遮断しているのを見て、これだけの堤防があれば、どんな津波が来ても大丈夫だろう、と思ったものですが、今回の津波はその堤防を乗り越え、一部を破壊してしまったと伝えられています。

 ふだん、水門の姿に頼もしさを感じていますが、今回ばかりは自然の恐ろしさをまざまざと見せつけられた思いです。

 ついでに、今回も津波警報の発令で東京でも「19の水門が閉鎖」というニュースがありましたが、これは正確な情報ではありません。この19という数字は東京都港湾局の管理する水門の数ですが、東京湾周辺にはそれ以外に東京都建設局の江東治水事務所や国土交通省関東地方整備局が管理する水門があり、また千葉県の湾岸地帯にも多数の水門が存在します。当然ながらこれらも閉鎖されました。

 ちなみに港湾局の19水門とは以下の水門です。

 新砂水門、あけぼの水門、辰巳水門、東雲水門、豊洲水門、佃水門、朝潮水門、浜前水門、築地川水門、汐留川水門、古川水門、日の出水門、高浜水門、天王洲水門、目黒川水門、貴船水門、呑川水門、北前堀水門、南前堀水門

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