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荒川ロックゲート

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所在地:江戸川区小松川1丁目・江東区東砂2丁目

 荒川右岸の河口から2.5キロ地点に設置された閘門が荒川ロックゲートで、荒川と旧中川の接続地点にあります。

 昭和5年に完成した荒川放水路(現・荒川)によって分断された中川の流路のうち、江東デルタ内に取り込まれた区間が旧中川で、流域は著しい地盤沈下により東京湾の干潮時の最低水位(A.P.±0メートル)より低い土地もあるため、小名木川や北十間川とともに人工的に水位をA.P.-1メートルに低下させられています。そのための排水施設として旧中川の上流端に木下川排水機場が、下流端には小名木川排水機場が設置され、内部河川の水を荒川に排水することで、低水位を保っているわけです。

 もともとは旧中川の下流端に小名木川閘門(1926年完成)、小松川閘門(1930年完成)が相次いで設けられ、たくさんの船が往来していましたが、水運の衰退により、これらの閘門は役目を終え、昭和50年代に廃止されてしまいました。それ以降、荒川から旧中川や小名木川に船が入ることはできなかったのですが、1995年の阪神淡路大震災の後、被災者救助や救援物資・復興資材の輸送における水上交通の重要性が改めて見直され、2005年に完成したのが荒川ロックゲートというわけです。ロックゲートとは閘門のことで、基本的な仕組みは扇橋閘門と同じです。

 閘室の幅は14メートル、長さは65メートルあり、長さ55メートル、幅12メートル、高さ4.5メートルの船舶まで通過できます。ゲートの開閉速度は日本最速の10メートル/分で、通過所要時間は水位調整も含めて約20分ということです。

  荒川側のゲート(前扉)は屋上まで上がることができるほか、閘室の両岸は護岸が階段状になっており、あたかも観覧席のようになっているので、ここで船を眺めながら、のんびり過ごすというのも楽しいかもしれません。ただし、ロックゲートの利用時間は平日・土曜日の8時45分~16時30分だけで、日曜・祝日は休みです。僕は土曜日に見物に行きましたが、ちょうど台船を引くタグボートが旧中川から荒川に出ていくのを見ることができました。ただし、そんなに頻繁に船が通るわけではなさそうです。

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(旧中川から荒川へ出ていくタグボートと台船。制限幅ギリギリ!)

 詳しいレポートはこちらをどうぞ!

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