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明神池跡

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(池はもうないけど・・・)

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(池跡の水路もいまは暗渠化されている)

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(昭和14年頃の明神池の様子を示す案内図)

所在地:世田谷区野毛3丁目

 今回は池ではなく池跡です。上野毛自然公園の下を流れる丸子川(旧六郷用水)に沿って下流へ向かい、上野毛から野毛に入ったあたり(第三京浜の西側)で、丸子川と多摩川との間にかつて存在したのが明神池です。

 昔、多摩川がこの付近で北に蛇行していた頃、深い淵があり、その部分だけが流路変更後も取り残された、いわゆる三日月湖(河跡湖)で、昭和初期には東西200メートル、南北80メートル、最大水深4メートルほどの池だったそうです。池のほとりに明神様が祀られていたので、明神池と呼ばれましたが、周辺の宅地化によって昭和36年頃に埋め立てられ、祠も失われました。

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(再建された龍神様)

 その後、池跡一帯で火災などの災害が相次ぎ、地元のお年寄りの夢枕に女の姿となった明神様が現われ、「小さな祠に祀ってほしい」と告げたことから、地元有志が昭和50年、野毛3-17に祠を再建し、龍神様を祀ったということです。

 池は現存しませんが、窪んだ地形がかつてそこに池があったことを物語り、多摩川沿いの多摩堤通りには「明神池前」というバス停が今もあります。

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(池の南岸跡を示す道路の段差。「タモリ倶楽部」にも登場)

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(南側から見た池跡。窪地になっているのが分かる。向こうは国分寺崖線)

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