池上梅園の池
所在地:大田区池上2-2-13
呑川の低地に面した池上本門寺のある高台の西側斜面を利用した大田区立池上梅園の土地は北半分が戦前まで日本画家・伊藤深水の自宅兼アトリエで「月白山荘」と呼ばれていました。しかし、戦災で焼失し、戦後は築地の料亭経営者・小倉氏の所有となり、南半分を拡張して別邸として使用されました。小倉氏の没後、庭園として残すことを条件に遺族から東京都に譲渡され、昭和53年に大田区に移管。紅梅を中心に植林・拡張が進められ、今では大田区の花である梅は370本(白梅150本、紅梅220本)を数えるまでになり、花の時期には多くの人で賑わいます。
台地の斜面下には湧水が存在し、鯉の泳ぐ池もあります。池畔に和室があるほか、茶室もあって、風情を醸し出しています。また、近年、都営地下鉄浅草線の西馬込駅付近のトンネル内の湧水を呑川の浄化用に導水すると同時に池上梅園の池にも給水しています。
(水琴窟)
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