« 花川戸公園の池と「姥ヶ池旧跡」 | トップページ | 本芝公園の噴水池 »

待乳山聖天の池

065

所在地:台東区浅草7-4-1

 隅田川右岸の小高い丘にある待乳山聖天(まつちやましょうでん)は正式には待乳山本龍院(聖観音宗)といい、浅草寺の支院にあたります。寺の縁起によれば、推古天皇6(601)年の夏、人々が干ばつに苦しんでいたところ、十一面観世音菩薩が大聖歓喜天に化身して現われ、雨を降らせて人々を救ったので、「聖天さま」をこの地に祀ったのが始まりと伝えられています。その6年前には先触れとして、大地が突然盛り上がって待乳山ができ、そこに金色の龍が舞い降りたといい、金龍山は浅草寺の山号になっています。

 歓喜天はもともとはヒンドゥー教の神が仏教に取り込まれ、仏法の守護神となったもので、象頭人身の男女双身像として表わされるので、縁結び・夫婦和合の御利益があるとされ、広く信仰を集めてきました。無病息災・夫婦和合を象徴する二股の大根を供える風習がこのお寺にも伝わっていて、境内にも商売繁盛の象徴である巾着袋とともに大根の意匠が随所に見られます。

 本堂などは関東大震災や戦災で焼失し、現在の建物は昭和36年に再建されたものですが、唯一江戸時代から残る築地塀のみが往時の面影を伝えています。

 境内が小高い丘に位置するので、古来、隅田川を一望する景勝地として知られ、浮世絵や詩歌の題材にもなったということですが、周囲に建物が増えた現在はかつての眺望は失われています。ただ、日々成長していく東京スカイツリーはよく見えます。

064

 境内には丘とその下の低地の高低差を生かした庭園があり、錦鯉が泳ぐ池があり、小さな滝も作られています。

061

062

|

« 花川戸公園の池と「姥ヶ池旧跡」 | トップページ | 本芝公園の噴水池 »

台東区の池」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1244839/33408833

この記事へのトラックバック一覧です: 待乳山聖天の池:

« 花川戸公園の池と「姥ヶ池旧跡」 | トップページ | 本芝公園の噴水池 »