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大雲寺の池

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所在地:江戸川区西瑞江2-38-7

 明福寺から北北西に1キロほど行くと、大雲寺というお寺があり、こちらも訪ねてみました。

 そもそも明福寺にしても大雲寺にしても、一般的な知名度が高いわけでもなく、地図を見ても、境内に池が描かれているわけでもありません。では、なぜ訪ねてみたのかというと、小沢信男・冨田均著『東京の池』(作品社、1989年)の中で取り上げられていたからです。ただし、明福寺については池が健在とあるものの、大雲寺の池については冨田氏が次のように書いています。

 「門をくぐって広い墓地の入口にさしかかるところに名残の池跡がある。小さな石橋がかかっている。無為橋とある。水は涸れているが湿地の感じが残っている」

 かつては灌漑用の溜池があったそうです。すでに水は涸れてしまったということですが、明福寺を訪ねたついでにどんな様子なのか見に行ってみました。

 長行山専称院大雲寺(浄土宗)は元和5(1619)年に蔵前に創建された寺で、その後、火災に遭い、押上に移転し、さらに関東大震災で再度焼失し、大正14年に現在地に移ってきました。「役者寺」の異名をもつほど多くの歌舞伎俳優の墓があることで知られています。次の役者の墓があります。市村羽左衛門(初代~16代)、坂東彦三郎(3~6代)、尾上菊五郎(1・3・5・6代)、中村勘三郎(1~13代)、松本幸四郎(4~6代)など。

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(無為橋)

 さて、池についてはあまり期待せずに、山門をくぐり、本堂を拝んでから、裏の墓地に回ってみました。確かに無為橋という石橋があります。その下にはわずかながら水があり、それは予想外に大きな池につながっていました。何だ、ちゃんと池があるじゃないか。水辺で餌を探していたコサギが1羽、僕の存在に気づいて飛び立ちました。

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 僕は大いに満足してお寺をあとにしました。

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