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中土手五色池

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所在地:江戸川区松島4丁目

 新小岩公園をあとに蔵前橋通りを西に行くと、すぐに中川と荒川を渡る平井大橋です。そして、中川と荒川を隔てるのが中堤(なかてい)、通称・中土手です。ここには「葛飾あらかわ水辺公園」があり、前回訪れていますが、その南端部(湿地ゾーン)の下流側(JR総武線・荒川中川橋梁の200メートル下流)に葛飾・江戸川区境があり、その江戸川区側にも池があることを最近知り、再訪しました。それが中土手五色池です。

 そもそも中川と荒川が出合ってもすぐに合流せずに河口まで中土手を隔てて並流しているのは二つの川の間に当初、約3メートルの水位差があったためで、その水位差を解消するために数キロにわたる長い堤防が必要となったわけです。ただ、現在は水位差はなくなっているようです。堤防上には首都高速・中央環状線の高架橋がずっと続いています。

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(中土手。右が中川、左が荒川。頭上に首都高)

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(荒川)

 その中土手の荒川側の河川敷はもとは乾燥地でしたが、一部に雨水がたまって湿地が形成され、1994年にここで絶滅危惧種のミズアオイ(ホテイアオイに似た水草)が発見されたことから、当時の建設省荒川下流工事事務所に地元の人々が湿地の保全と拡大を申し入れ、住民参加のプロジェクトが始まりました。1996年に市民と行政が協力して自然を取り戻すために「五色池」がつくられ、池にどのような自然が戻るのか観察と保護が続けられています。池には人の背丈より遥かに高いヨシなどの植物が繁茂しているため、池の全体像はよく分からないのですが、一帯に大小5つの池がつくられているそうです。それで五色池と命名されたのでしょう。場所は総武線鉄橋の下流、葛飾区から江戸川区に入ったすぐのところで、送電線の鉄塔が目印です。

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(五色池)

 中土手の河川敷にはほかにも江戸川区が管理する「上の池」、区立大杉小学校の生徒たちがつくった「大杉池」、市民の手で掘られた「小松川池」があり、「五色池」とともに環境保全、自然観察の活動の場となっているそうですが、探訪時には河川敷で工事が行われていたのと、ヨシやガマなどの背の高い草が生い茂っていたため、どこにそれらの池があるのかよく分かりませんでした。ただ、あちこちに下の写真のような池とも水たまりとも区別のつかない水面が散在していました。それが池であれ、水たまりであれ、恒常的に水があれば、そこでトンボが産卵し、ヤゴが育つような環境になるのでしょう。

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(追記)

 その後、中土手を自転車で走った際に小松川橋の上手と下手で池を発見しました。草を掻き分け、池を探したので、はたから見れば、かなり怪しい人物に見えたことでしょう。

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