« 外谷汐入庭園の池 | トップページ | 柏の宮公園の池 »

葛飾あらかわ水辺公園

016

所在地:葛飾区西新小岩3丁目~新小岩1丁目

 外谷汐入庭園から中川の対岸、荒川の河川敷にあるのが葛飾あらかわ水辺公園です。外谷汐入庭園からだと上平井橋で中川を渡り、綾瀬川左岸を600メートル上流まで歩いて東四つ木避難橋を渡って、綾瀬川右岸=荒川左岸を戻ってこなければなりません。

 首都高速・中央環状線の高架橋が「かつしかハープ橋」で綾瀬川を斜めに渡って左岸から右岸に移ってきたところに中川の上平井水門があり、その下手に中川から荒川に通じる中川水門があります。

 この中川と荒川を結ぶ水路の下流側が「あらかわ水辺公園」で、下流のJR総武線鉄橋の下手まで荒川に沿って1.2キロにわたって続きます。

023

(左が中川、右が荒川と水辺公園。頭上は首都高速 )

 この公園は荒川河川敷に自然な水辺の景観を復元し、さまざまな水辺の生き物や植物を観察できるようにと平成12(2000)年に開設された自然公園で、上流から「水辺ゾーン」「生物ゾーン」「広場ゾーン」「湿地ゾーン」の4つの区域で成り立っています。遊具などはなく、園路を散策しながら自然と触れ合うための公園です。

 まず「水辺ゾーン」には荒川から水が入り込むワンド(入江)があります。このあたりの荒川は淡水と海水が混じりあう汽水域で、潮の干満によって水位が変化します。そのため、満潮時にはワンドに水が入り込む一方、干潮時には干潟が出現します。僕が訪れた時は干潮だったようです。

020

(ワンドは干潮時には干潟となる)

 干潟にはクロベンケイガニなどの生き物が棲み、水鳥の観察もできます。ただし、水辺には近づけないようです。

 「生き物ゾーン」には河原にできた細長い池が続きます。ただ、アシなどの水生植物が生い茂り、水面が見える場所は限られているようです。もちろん、植物の茂り具合は季節によって変化するので、冬場はもう少し水面が見えるのかもしれません。水深は1メートル近くあるようです。説明板によれば、メダカやヤゴなどが棲んでいるようですが、ほかにもいろいろな生き物が潜んでいそうです。

018

014

 この一帯の散策路は夏場はかなり草深く、背の高い草をかき分けながら進むような具合です。虫も多く、よほど自然が好きな人でないと、歩きたくない道かもしれません。

021

(夏草の生い茂る散策路)

022

(ショウリョウバッタ)

017

(クズの花)

 平井大橋(蔵前橋通り)の下をくぐると、原っぱが広がる「広場ゾーン」です。

 そして、総武線の鉄橋をくぐると、窪地に水がたまってできた「湿地ゾーン」。もちろん、雨が少なければ、池も消滅するのでしょう。ここでは散策用の木道が設置されています。

008

007 

 説明板によれば、フトイ、サンカクイ、ヒメガマ、タマガヤツリなどの湿性植物やクロベンケイガニ、ニホンアカガエルなどの生物が見られるようです。

 公園はここまでで、ここから下流は江戸川区です。平井大橋まで戻って中川を渡れば、総武線の新小岩駅が近いです。

|

« 外谷汐入庭園の池 | トップページ | 柏の宮公園の池 »

葛飾区の池」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1244839/31287831

この記事へのトラックバック一覧です: 葛飾あらかわ水辺公園:

» ケノーベルからリンクのご案内(2009/09/09 09:19) [ケノーベル エージェント]
江戸川区エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。 [続きを読む]

受信: 2009年9月 9日 (水) 09時19分

« 外谷汐入庭園の池 | トップページ | 柏の宮公園の池 »