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がま池

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所在地:港区元麻布2丁目

 港区元麻布周辺の地形は大変起伏が激しく、坂道が多い一帯です。その中の窪地にある池が「がま池」です。かつては湧水池だったそうですが、今は湧水も涸れてしまい、しかも宅地化の進行とともに埋め立ても進み、面積も小さくなってしまいました。
 がま池の名前の由来については、諸説あるようですが、そのひとつとして、次のような伝説があります。江戸時代、この地には旗本・山崎主税助治正の屋敷がありました。ある晩、屋敷内の見回りに出た家来が池の大ガマに殺されてしまいます。そこで、治正はガマ退治を決意しますが、その晩、夢枕にガマが白衣の老人に姿を変えて現われ、罪を詫び、今後は当家の防火に尽くすと誓いました。その後、近隣で火事が発生し、火の手が屋敷にも迫った時、ガマが池の水を吹きつけ、火を防いだということです。荒唐無稽な話ではありますが、とにかく古くから存在する池で、ガマも棲んでいただろうし、防火用水にも利用されていたのでしょう。
 とにかく、そういう池ですが、現在はマンションの敷地となっています。周囲には外国大使館などもあり、なかなか近寄りがたい雰囲気なのですが、池の南側のコイン駐車場から見下ろすことができます(上写真)。また、池の北西側の道端には港区教育委員会が立てた説明板があるほか、池を所有するマンション前にも説明板があり、管理事務所に申し出れば見学できると書いてあります。

 がま池のすぐ北側の谷底のような場所に宮村児童遊園(元麻布2-6、下写真)があり、そこにも湧水があり、小さな池があります。池そのものは大したことはありませんが、このような東京のど真ん中に水が湧いている、というだけでも価値があります。
Azabu01

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