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2009年8月

水元公園その8 花菖蒲園と睡蓮池

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(夏草に埋もれた花菖蒲園と小合溜)

所在地:葛飾区水元公園

 水元大橋を渡ると、花菖蒲園です。都内最大規模を誇り、1万4千株、約100品種20万本の花菖蒲が6月上旬から下旬にかけて次々と花を咲かせます。

 僕が訪れた8月には菖蒲田は花も終わって、夏草に埋もれていましたが、開花時期には小合溜をバックにそれは見事な光景となることでしょう。

 ここには睡蓮池もあり、夏の間、花が楽しめます。

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(睡蓮池)

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水元公園その7 内溜

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(内溜)

所在地:葛飾区東水元2・3丁目

 逆S字形に蛇行する小合溜を西北端からずっと辿っていくと、第二のカーブにかかるところで、南西方向に枝分かれして伸びる水面があります。その分岐部に水元大橋が架かり、それと並行するように土手があり、その向こうが「内溜」です。

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(小合溜の分岐部にかかる水元大橋)

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(水元大橋付近から見た桜土手。土手の向こうが内溜)

 この土手は利根川方面から江戸への洪水被害を防ぐため、享保14(1729)年に徳川吉宗が築かせたもので、現在は土手上が桜並木の道路となっており、「桜土手」「桜堤」などと呼ばれています。この土手は水元公園を縁取るように江戸川まで続いています。

 ちなみに、昭和22(1947)年9月に関東地方を襲ったカスリーン台風により埼玉県内で利根川の右岸堤防が決壊し、氾濫した濁流が利根川旧流路である中川の低地を南下した時、この土手まで水が押し寄せました。当局は江戸川の堤防を破壊して氾濫水を放流しようと試みましたが、失敗。桜土手も持ちこたえられずに決壊して、東京の下町に戦後最大の洪水被害をもたらしました。

 さて、その桜土手で仕切られた「内溜」。都内側から見て、堤防の内側にあるため、この名で呼ばれています。従って、土手の外側の小合溜が「外溜」ということになります。そして、内溜の南端部から流れ出るのが「上下之割(かみしものわり)用水」(別名・大井堀)で、今の葛飾・江戸川区内の灌漑用水として利用されました。この用水の水源ということから水元の地名が生まれたわけです。なお、用水は現在は埋め立てられています。

 また、「小合溜」の名称は溜池の大部分が当時の上小合・下小合の両村にまたがっていたことによる命名です。

 小合溜(外溜)とは連絡水路で結ばれた内溜の現在は事実上、釣り堀となっていて、多くの釣り人で賑わっています。

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 また、内溜のほとりには小合村の鎮守だった香取神社が鎮座しています。

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(外溜と内溜を結ぶ水路に面して鎮座する香取神社)

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水元公園その6 小合溜(中央部)

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所在地:葛飾区水元公園

 バードサンクチュアリを過ぎると、ラクウショウやハンノキの林を抜け、メタセコイアの森となります。メタセコイアは落葉性の針葉樹で、初め化石が見つかり、1945年になって中国で自生しているのが発見されて「生きた化石」として有名になりました。水元公園には昭和46~47年に約1,800本が植えられています。このメタセコイアの森は水元公園の中でも最も美しい樹林のひとつでしょう。

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(ラクウショウとハンノキの林)

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(メタセコイアの森は夏でも涼しく、最高の昼寝スポット)

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(冬のメタセコイアの森)

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(記念広場)

 そして、左に再び小合溜が見えてくると、記念広場です。ここから眺める小合溜は幅も広がって、水生植物が生い茂っていた西北部とはまるで雰囲気が異なり、美しい湖水を思わせます。対岸は埼玉県営みさと公園となり、まるでヨーロッパの公園のような眺めでもあります。

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 記念広場を過ぎると、右手も湿地となり、散策用の木道が整備されています(下写真)。アシやマコモ、ヒメガマなどが茂り、水辺にはミソハギなどが咲きます。初夏にはオオヨシキリが「ギョギョシ、ギョギョシ」と盛んにさえずることでしょう。

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 冬場には小合溜にカモ類やカモメなどたくさんの渡り鳥がやってきて、緑の季節とは違った楽しみがあります。 

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(冬の小合溜)

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(ヒドリガモ♂)

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(コサギ)

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(夏羽のユリカモメ)

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水元公園その5 バードサンクチュアリ

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(小合溜から水を引き入れたサンクチュアリの沼)

所在地:葛飾区水元公園

 水元公園を西北端から逆S字形に蛇行する小合溜に沿って散策しているわけですが、水生植物園を過ぎると、小合溜沿いの道はなくなります。逆S字カーブの最初の頂点付近がバードサンクチュアリになっているためで、人間は立ち入りできません。ただ、そこに観察舎があるので、小さな窓から小合溜の水鳥を観察できます。僕が訪れた時はカワウが杭の上で翼を広げて羽を乾かしていました(下写真)。

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(対岸は埼玉県三郷市の住宅地)

 道はいったん水辺を離れて、常緑樹と落葉樹の混交林に入ります。このあたりは広い園内でもひときわ鬱蒼とした区域で、一部がフェンスで囲まれて、野鳥の楽園となっているわけです。観察舎は3か所設けられています。

 サンクチュアリ内には小合溜から水が引き込まれ、沼地のような景観をなし、サギ類やカモ類、カワウ、カワセミなどがやってきます。

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(冬のサンクチュアリ)

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(夏のサンクチュアリ)

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(サンクチュアリ内になぜかニワトリが3羽)

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(虫もいっぱいいます)

 サンクチュアリの森の西側は中央広場で、広大な草地が広がっています。なだらかに起伏する草原の中に「せせらぎ広場」があり、子どもたちの水遊び場になっていますが、この日は清掃作業中でした。

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(森を抜けると大草原!)

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(せせらぎ広場は清掃作業中)

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水元公園その4 水生植物園の池

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所在地:葛飾区水元公園

 小合溜沿いを下流から上流へと歩いていくと、やがて右手に水生植物園があります。

 小さな池が点在し、その中にさまざまな水生植物、湿性植物が植えられていたり、自生していたりして、水の中にはメダカが泳いでいます。

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 夏に訪れた時には、「水べの野草園」の自然観察池の一帯にミソハギやヌマトラノオが花を咲かせていました。

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(水べの野草園にはヌマトラノオが自生している)

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(ヌマトラノオの白い花とミソハギのピンクの花)

 こういう環境はトンボなど水辺の昆虫にとっても、野鳥にとっても、絶好の環境なのでしょう。カルガモの一家やアオサギの姿も見られました。

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(カルガモの泳ぐ池)

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(アオサギ)

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水元公園その3 小合溜(北西部)

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(新緑のポプラ並木と小合溜)

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(夏のポプラ並木と小合溜)

所在地:葛飾区水元公園

 かわせみの里をあとにして、小合溜に沿って公園の奥へと進みましょう。このあたりはポプラ並木が続き、気持ちのよい眺めです。

 並木道はやがて水辺から離れていきますが、そちらへは行かず、あくまでも水辺を行きます。

 水元公園には「釣仙郷」の名がある通り、釣りをする人がたくさんいて、水郷らしい眺めです。

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(水面の大部分は水生植物に覆われている)

 このあたりは小合溜も比較的幅が狭く、溜池というより、川のようです。ただし、流れはほとんどありません。対岸の土手の向こうには大場川が寄り添うように流れています。

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 池にはスイレン、ハス、コウホネなどの水生植物が植えられ、夏には可憐な花を咲かせます。これらの植物は窒素やリンなどを吸収し、水質浄化にも役立っています。

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(スイレン)

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(スイレン)

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(ハスのつぼみ)

(水元公園その4に続く)

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水元公園その2 水元かわせみの里

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(早春のかわせみの里)

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(夏のかわせみの里)

所在地:葛飾区水元公園8-3

 閘門橋南側の門から水元公園に入り、小合溜が大場川に合流する地点にかかる橋を渡ると、右手にある建物が「水元かわせみの里」です。

 小合溜の水質浄化センターの一部を使用した葛飾区の施設で、水元公園の自然に関する情報が入手でき、小合溜に生息する魚類などが飼育展示されています。

 また、ここは名前の通り、カワセミの観察に絶好の場所で、僕が訪れた時もすぐそばにカワセミがやってきました。

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(観察センターの窓からの眺め)

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(カワセミ)

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(ハトたちの春)

 水元かわせみの里

 開館時間 9:00~17:00 月曜日と年末年始は休館

  かわせみの里のそばにはかつてヘラブナの釣り堀があったようですが、現在は閉鎖され、下の写真のような状態になっています。

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(水元公園その3に続く)

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水元公園その1 閘門橋

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(冬の小合溜)

所在地:葛飾区西水元6丁目・水元公園

 水元公園は東京都の北東端にある水郷地帯に開設された都立公園です。東京の下町を北から南へ流れる二つの大河、中川と江戸川の間に逆S字カーヴを描きながら横たわる「小合溜」(こあいだめ)に沿って続く広大な緑地の面積は東京23区内の公園としては最大規模の86.2ヘクタール(2008年8月現在)にも及び、豊かな緑と水を一日かけてたっぷり楽しみたいところです。

 公園内にはたくさんの池が点在しており、それぞれに違った表情を見せてくれるので、北西端から順に辿ってみることにしましょう。

 そもそも、小合溜(小合溜井)は8代将軍・徳川吉宗の治世下、享保14(1729)年に治水事業の一環として古利根川(現・中川)の旧流路を利用して開かれた遊水池で、古利根川の増水時に水を引き込み、下流部の洪水を防ぐ機能を持っていました。また、灌漑用溜池としての役目も持っていました。

 また、この時に小合溜の南縁に沿って築かれた土手が現存し、「桜土手」「桜堤」などと呼ばれて、今も桜の名所になっています。

 さて、金町駅から戸ヶ崎操車場行きのバスに乗って大場川停留所で下車。少し戻ると、レンガ造りの橋があります。これが「閘門(こうもん)橋」。下を流れるのが中川の支流・大場川で、かつてはすぐ西側で中川に合流していたようですが、中川の流路が変更されて、現在は直線距離で1キロ余り西方に合流点があります。

 橋の傍らに東京都が設置した説明板があるので、まずはそれを見てみましょう。

 閘門橋は、レンガ造アーチ橋としては、東京に現存する唯一の貴重な橋です。
 橋名の閘門というのは、水位・水流・水量等の調節用の堰のことをいいます。
 江戸時代(宝永年間)この辺りは古利根川(現在の中川)、小合川(現在の大場川、小合溜)が入り込んだ、複雑な地形を有しており古利根川の氾濫地域でありました。この古利根川と小合川の逆流を防ぎ、水田の水源確保のため、さらに岩槻街道の流通路として閘門と橋が造られたと言われております。
 現在の橋は、明治四十三年、弐郷半領用悪水路普通水利組合によって、「弐郷半領猿又閘門」としてレンガ造アーチ橋が造られました。
 その後、本橋は新大場川水門の完成により閘門としての役割を終え、また隣接する葛三橋に車道を譲り、歩行者・自転車道に移り変わりました
 この改修に当たって、レンガのアーチ部分は原形のままとし、橋面上の修景に留めました。アーチの橋脚部のブロンズ像は、荒れ狂う風雨と必死に闘いながら閘門の堰板を差込んでいる姿です。
 閘門橋は、こうした人々の水との生活史を今に伝えるものです。

 平成二年三月   東京都

 この説明板によれば橋の完成は明治43(1910)年ということですが、橋の上流側壁面には「明治四拾弐年四月竣功」と刻まれています。

 また、下流側壁面には「弐郷半領猿又閘門」の文字が刻まれていて、これがこの閘門の正式名称です。弐郷半領とは現在の三郷市一帯を指し、猿又(さるがまた)はこの橋の付近の古い地名です。

 ちなみに橋のすぐ北側が東京都と埼玉県の境界です。

 中川は東京の下町でもとりわけ低い土地を激しく蛇行しながら流れる河川で、昔から氾濫を繰り返してきました。そして、ここから河口までの標高差があまりないため、この付近でも東京湾の潮の干満の影響を受けて水位が変化し、逆流した海水が灌漑用溜池である小合溜に流入しないように防ぐのもこの閘門の重要な役割だったと思われます。

 現在は中川の大場川合流点より少し上流にその名も「潮止橋」という橋が架かっており、大場川河口部には川なのに「大場川マリーナ」という名の船の係留施設まであります。

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(上流側。橋の両側でアーチの数が違います)

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(下流側。2体のブロンズ像あり)

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(橋から大場川上流を眺める。右から小合溜の水が合流)

 閘門橋のすぐ上流で大場川に小合溜の水が合流しています。大場川は潮の干満がある感潮河川ですが、小合溜は潮の影響を遮断しているので、水位は一定です。では、橋の南側にある入口から水元公園に入っていきましょう。

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(水元公園内から閘門橋を見る) 

(水元公園その2に続く)

 

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血洗いの池

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(目白駅に面した学習院西門)

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所在地:豊島区目白1丁目

 学習院の目白校地内にあるのが血洗いの池です。

 JR目白駅そばにある西門の受付で申し出て、氏名等を記入し、見学者カードを受け取れば、部外者でも見学できます(キャンパス内にはほかにも文化財に登録された歴史的建造物がいろいろあります)。

 キャンパスは目白台と南方を流れる神田川の低地にまたがっており、池は南西部の窪地にあります。巨木が鬱蒼と生い茂る、学内でもとりわけ自然の残る一角です。

 池には木橋が架かり、池畔をめぐる散策路にはかなり古い木製のベンチが各所に設置されていますが、僕が訪れたのは夏休み期間中だったため、まったく人影はなく、蝉時雨だけが賑やかでした。水はさほどきれいではないですが、鯉が泳ぎ、一部にハスが植えられています。岸辺にはアジサイやツツジなどの花木も植えられ、ヤブランがたくさん咲いていました。

 ところで、血洗いの池という物騒な名前。赤穂浪士の一人、堀部安兵衛が高田馬場の決闘で叔父の仇を討った際、刀についた血をこの池で洗い流したことに由来する・・・と言われていますが、これは大正時代に学習院高等科の文学青年たちが創作した話で、それが先輩から後輩へと受け継がれ、いつしか池の名前に定着したということです。

 もとは湧水でできた池で、江戸時代には灌漑用の溜池として利用され、水門があったということです。

 池の南東端が湧出点だったと思われ、付近の斜面からは今もちょろちょろと水が湧き出ているのが見られましたが、恒常的な湧水なのかどうかはわかりません。

 また、池の南端付近(血洗いの池の説明板があるあたり)に水の排出口がありますが、ここが昔の水門の跡なのでしょうか。

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(画面奥が湧水源らしい)

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(このあたりに湧水源があった?)

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(湧水)

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(水門跡?)

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せせらぎの里公苑の池

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所在地:新宿区上落合1丁目

 西武新宿線・下落合駅のすぐ南側にある「せせらぎの里公苑」は落合水再生センター(要するに下水処理場)の北側施設の上部に1987年に開設されました。東京都下水道局が管理するこの公苑は名前の通り、下水の処理水によるせせらぎを中心とする緑地で、さまざまな植物が植えられ、四季折々の草花が咲きます。

 せせらぎの水は下水を砂による濾過で高度処理し、さらにセロハンのような膜を用いて濾過したもので、子どもたちが水遊びできるほどにきれいです。

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(水源)

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(せせらぎを通じて池に注ぎます)

 ちなみに落合水再生センターの処理水は神田川に放流されるほか、西新宿や中野坂上地区のビルのトイレに利用され、さらに城南地区の三河川(渋谷川、目黒川、呑川)にも送られ、河川の浄化に役立っています。

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下落合野鳥の森公園の池

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所在地:新宿区下落合4丁目

 西武新宿線・下落合駅の北東にある野鳥の森公園は神田川・妙正寺川合流部(=落合)の低地に面した崖線斜面に位置する新宿区立公園です。名前の通り、野鳥が暮らしやすい環境が整備され、コナラやケヤキ、イイギリ、エノキ、ムクノキ、カエデ、カキ、スダジイ、スギなどの樹林の中に池があります。

 池には中の島があり、飛び石で岸と結ばれています。亀が泳いでいます。

 池よりも一段高いところに水源があり、ここから石組みの間を流れ下って、池に注いでいます(下写真)。この水源は一見湧水のようですが、すぐ東にある「おとめ山公園」の湧水と比べても水量が多いので、恐らく地下水の汲み上げなどによる人工的なものと思われます。地形的には湧水が存在しても不思議ではないですが…。

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大井ふ頭緑道公園の池

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所在地:品川区八潮5丁目

 大井ふ頭中央海浜公園の北、首都高速湾岸線に沿って南北に続く緑道が大井ふ頭緑道公園です。

 雲が多めの日の訪問だったせいか、写真の通り薄暗い感じで、あまり散策したい雰囲気ではありませんでした。

 園路周辺には「明るくさわやかな雰囲気」にするためコナラやプラタナスなどの落葉樹やサザンカ、ムクゲなどの花木を中心に植えてある、ということなのですが、高速道路側には排気ガスや騒音の影響を緩和する目的でマテバシイやタブなどの常緑樹が植えられ、それが盛大に葉を茂らせているので、「明るくさわやかな雰囲気」が打ち消されているようでもあります。

 そんな園路に沿って南北に細長い池や水路があるわけですが、これは緑道の西側にある住宅団地・八潮パークタウンに降った雨の一部を貯える調節池としての役割も担っているようです。ザリガニがたくさんいるようです。

 緑道は高速道路とパークタウンの間の緩衝帯としての役割が最大の存在意義なのでしょう。

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大井ふ頭中央海浜公園・なぎさの森の淡水池

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(京浜運河)

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(京浜運河)

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(冬の淡水池)

所在地:品川区八潮4丁目

 京浜運河と首都高速湾岸線の間に広がる埋立地の公園、都立大井ふ頭中央海浜公園は中央を南北に走る道路によって東西2つの地区に分断されていますが、そのうち西側の京浜運河に面した地区が「なぎさの森」で、干潟や磯などの海岸風景が再現され、釣り人で賑わっています。運河の対岸は大井競馬場で、浜松町と羽田空港を結ぶ東京モノレールが通っています。

 その公園の森の中にひっそりと淡水の池があります。池の周囲をめぐる自然散策路があり、バードウォッチングを楽しむことができます。

 自然観察路の利用時間は9時30分~16時で、月曜日は閉鎖されます。

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大井ふ頭中央海浜公園・せせらぎの森の池

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所在地:大田区東海1丁目

 大井ふ頭中央海浜公園は京浜運河と首都高速湾岸線の間に位置する広大な都立公園で、品川区と大田区にまたがっています。中央を南北に走る道路によって二つの地区、すなわち、西側の京浜運河に面した「なぎさの森」と東側の「スポーツの森」に分かれています。

 このうち、「スポーツの森」には大田スタジアム(野球場)、テニスコート、陸上競技場などのスポーツ施設が揃っていますが、その南端、大田スタジアムの西側に「せせらぎの森」と呼ばれる自然観察ゾーンがあります。

 ここには循環水を濾過して利用しているせせらぎと池(沼)がありますが、ほとんど自然にまかせてあるのか、アシが生い茂り、野趣あふれる姿になっています。

 ふつう「せせらぎ」というと、澄んだ水がさらさら流れているイメージですが、ほとんど水面が見えないぐらいに水生植物が繁茂して、あまり「せせらぎ」という感じではありません。

 僕は夏に訪れたので水鳥の姿は見られませんでしたが、水辺にはミソハギが咲き、チョウトンボがひらひらと舞っていました。

 なお、「せせらぎの森」の開園時間は9時~17時(11月~3月は16時まで)です。

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みなとが丘ふ頭公園の池

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所在地:品川区八潮3丁目

 東京湾岸の埋立地にはお台場のように多くの人が集まるエリアがある一方で、都会の中の辺境地帯とでもいうべき殺風景な場所も多くあります。

 物流倉庫などが並び、大型のトラックが猛然と走る大井埠頭一帯もどちらかというと殺伐とした地域ですが、そんな中に「みなとが丘ふ頭公園」はあります。

 1977年に開園した公園は面積が5万平方メートル余りあり、名前の通り、園内には人工的に造られた小高い丘があります。入口には水が階段状に流れるカスケードと池(上写真)があり、奥へ行くと、噴水や南北に長い池があります(下写真)。

 この池のあたりは訪れる人も少なく、なんとなく荒んだ印象で、アシなどが生い茂って、水面はほとんど見えない有様。ごく一部だけ水面が開けて、そこにはスイレンが咲いていました。

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(「池に入るな」と言われなくても、これでは入れません)

 公園のすぐ西側には東海道新幹線の車両基地やJR貨物の東京貨物ターミナル、りんかい線の車庫があります。

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大田区立平和の森公園の「ひょうたん池」ほか

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(ひょうたん池の北半分は釣りができる)

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(池の南半分は自然観察園)

所在地:大田区平和の森公園

 大田区の大森海岸と平和島(埋立地)の間の運河のうち、平和島競艇場の南側の部分を埋め立てて造成されたのが平和の森公園です。面積は9万9千平方メートルで、大田区立公園としては最大とのことです。しかも、その東側には平和島公園があり、南側には2007年に「ふるさとの浜辺公園」が新設されました。

 南北に長い平和の森公園は環状7号線(環七通り)によって南北に分かれ、北側の地区に「ひょうたん池」という池があります(上写真)。この池も南北に長く、北半分では釣りが楽しめます。ただし、魚の持ち帰りは禁止のようです。

 一方、南半分は水生植物が繁茂した自然観察ゾーンで、水上に木道が整備されています。

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(冬のひょうたん池)

 環七をはさんだ公園の南側にはフィールドアスレチックがあり、子どもたちに人気です。ほかにアーチェリー場やテニスコートなどのスポーツ施設もあります。

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(フィールドアスレチックの池)

 そして、平和の森公園を南に抜けると、昔の大森海岸を再現した大森ふるさとの浜辺公園です。内川の河口部の運河を埋め立てて造成され、真っ白な砂浜が印象的です。ただ、あくまでも東京湾の運河なので、水質の問題なのか遊泳禁止で、砂浜保護のために焚き火や花火も禁止です。それでも、地元の子どもたちにとっては最高の水遊びスポットになっています。

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東京国立博物館の池

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所在地:台東区上野公園

 上野公園にある東京国立博物館ではしばしば国内外の貴重な美術品が展示される企画展が催され、また常設展示も非常に充実していて、僕はしばしば出かけます(1日で全部見るのは大変です)。

 本館前にも四角い池がありますが(写真上)、本館裏の日本庭園にも池があります(写真下)。こちらは通常は非公開で、本館の窓から眺めるだけですが、桜の季節に毎年一般開放され、各地から移築された歴史的建築物をめぐりながら散策が楽しめます。

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青戸平和公園の池

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所在地:葛飾区青戸4-23-1

 京成線青砥駅から亀有方面に500メートルほど行くと左手に青戸平和公園があります(駅名は青砥ですが、町名は青戸です)。

 昭和58年に「非核平和都市」を宣言した葛飾区が「国際平和年」にあたる昭和61年、区立青戸公園に非核平和祈念塔を建立し、青戸平和公園と改めました。

 園内には子どもたちが水遊びできる人工のせせらぎや噴水池があり、その池に非核平和祈念塔が立っています。塔の前には広島や長崎で被爆した橋の縁石や煉瓦壁の一部が保存され、千羽鶴が飾られています。

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桑袋ビオトープ公園の池

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所在地:足立区花畑8-2-2

 大鷲神社の北にもうひとつ池があります。神社のすぐ北側を流れる毛長川、続けて伝右川を渡ったところにある桑袋ビオトープ公園。足立区の北端に位置する桑袋小学校跡地を利用して平成17(2005)年に開園した新しい公園です。綾瀬川と伝右川の合流点にあり、国内一級河川の中で最も汚染がひどいとされてきた綾瀬川の浄化施設と「あやせ川清流館」を併設しています。
 園内には足立区の昔の自然の姿を再現し、そこにさまざまな生き物が集まるように「ため池」や「ハス田」がつくられ、樹林や原っぱもあります。池にはカモやサギ、さらにカワセミの姿も見られました。

 調査によれば、池にはモツゴ、ヌマチチブ、マハゼ、アベハゼ、ドジョウなどの魚類、ウシガエル、アメリカザリガニ、スジエビ、クロベンケイガニ、シジミ、ヒメモノアラガイ、サカマキガイ、ミズカマキリ、ハイイロゲンゴロウ、ヤゴなどの生き物が棲んでいるようです。

 清流館で様々な情報が得られるほか、自然観察イベントも開催されているようです。
 東武伊勢崎線谷塚駅から東武バス「花畑桑袋団地」行き、「保育所前」下車。徒歩5分です。月曜休園。清流館は月・火休館。

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(チョウトンボがいました)  

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大鷲神社の池

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所在地:足立区花畑7丁目

 足立区の北端に近い花畑7丁目にある大鷲(おおとり)神社は平安時代に新羅三郎義光(源義家の弟)が奥州戦役に向かう途中に立ち寄り、戦勝祈願したと伝えられる古社です。ケヤキの大木など鬱蒼とした樹林に囲まれた神社は僕が訪れた時はひっそりとしていましたが、11世紀から始まった11月酉の日の例祭は大勢の人で賑わうそうです。
 その境内に造られた神苑に池があり、錦鯉が泳ぎ、小さな滝が水音をたてています。池の中には松の木の生えた島があり、石祠に水神が祀られています。

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東白髭公園の池

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所在地:墨田区堤通2丁目

 墨田区の北部、隅田川左岸に南北に長い東白髭公園があります。公園の北端に「北池」、南端に「南池」がありますが、長方形で水深も浅く、これ以上ないほど味気ない池です。それもそのはず、東白髭公園は地域の防災拠点となっており、池は震災時などに避難者の衣服や荷物に着いた火を消すためのものなのです。これも東京ならではの池として取り上げてみました。写真は北池で、実は南池は見ていないのですが、似たようなものでしょう。

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音無親水公園

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所在地:北区王子本町1丁目

 飛鳥山公園から都電荒川線をはさんで西側にあるのが音無親水公園です。昔は曲がりくねりながら流れていた石神井川を改修し、バイパス水路が飛鳥山の下をトンネルで抜けるようになった後、旧河道を利用して昭和63年に北区が開設しました。ここにあるのは池ではなく、人工のせせらぎですが、歴史的意義があるので取り上げてみました。

 もともと武蔵野台地を流れてきた石神井川は台地北端にあたるこの付近で急流となって下町の低地に下るため、台地を侵食し、渓谷となっていました。

 渓谷沿いには古くから神社があり、元亨2(1322)年には、この地方の領主・豊島氏が紀州の熊野権現を勧請して「若一王子宮」と称したことから王子の地名が起こり、神社は「王子権現」として人々の信仰を集めます。江戸時代には将軍家の祈願所にもなりました。とりわけ、紀伊徳川家出身の8代将軍・吉宗は熊野の音無川にちなんで渓谷を音無川(音無渓谷)と名づけ、一帯に楓を植えさせ、それ以来、紅葉の名所として桜の飛鳥山とともに江戸庶民の行楽地となったのです。

 音無親水公園には都市化で失われた音無渓谷の景観が再現され、かつて渓谷一帯にいくつもの滝がかかり、「王子七滝」と呼ばれた中の「権現の滝」も復元されています。

 流れの水は循環水を濾過して使用しており、特に夏は水遊びをする子どもたちの歓声が絶えません。

 「日本の都市公園100選」にも選定されています。

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(画面奥の堤防の向こうが現在の石神井川の水路です)

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(再現された滝)

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飛鳥山公園の噴水と池

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所在地:北区王子1丁目・西ヶ原2丁目

 JR王子駅の南側の小高い丘が飛鳥山公園。遠い昔には海だった低地に面した武蔵野台地の北端に位置しています。徳川吉宗の命で1,270本もの桜が植えられて以来、江戸の庶民の行楽地として賑わった場所で、明治6年には上野公園や芝公園などとともに日本で最初の公園指定を受け、現在も花見の名所になっています。また、園内には「紙の博物館」や「北区飛鳥山博物館」「渋沢史料館」などもあります。

 この公園には地形的にも池はないのだろうと思っていましたが、実際には山頂部より一段低い場所に噴水池と石組の間を水が流れる池があり、滝もあります。水遊びの子どもたちで大変な賑わいで、要するに「じゃぶじゃぶ池」なのですが、王子駅に降りたら、なんと山に上るモノレールがあって、むしろこちらを紹介したくて、ついでに池も取り上げてみました。

 飛鳥山公園モノレールは北区が設置し、2009年7月17日に運転開始したばかりで、王子駅前の公園入口から海抜25メートルほどの山頂までを2分で結んでいます。

 押しボタン方式の無人運転で、レール延長は48メートル、高低差17.4メートル、傾斜角度は24度。午前10時~午後4時までの運行で、定員16名、しかも利用は無料です。

 飛鳥山公園はお年寄りや車いす、ベビーカーなどにはかなり酷な地形なので、バリアフリー化の意味もあるのでしょう。車窓からは新幹線や京浜東北線、東北・高崎線、都電荒川線などが見えて、乗り物好きにはたまらないでしょう。公園内にはD51や都電の車両も静態保存されています。

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柳原千草園の池

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所在地:足立区柳原1丁目

 荒川沿いの住宅街に囲まれた柳原千草園は東武伊勢崎線牛田駅・京成関屋駅から徒歩5分ほどのところにある足立区立庭園で、製紙工場の跡地を利用して平成元年に開園しました。「春の広場」「夏の庭」「秋・冬の山」というゾーンに分かれ、四季折々の草花が植えられています。樹林の中の人工水源から小さな滝となって流れ出た水が渓流、小川となり、池に注いでいます。池には鯉が泳ぎ、ハスやスイレン、ショウブ、ガマなどが植えられています。池畔にはあずまやもあり、地元のお年寄りがのんびりひなたぼっこをしている、そんなのどかな庭園です。

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桜丘すみれば自然庭園の「あさざ池」

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所在地:世田谷区桜丘4-23-12

 桜丘すみれば自然庭園は故植村傳助氏の邸宅跡を世田谷区が公園化したもので、面積は6,643平方メートルあります。

 植村氏の武蔵野の自然を再現するという構想のもとに昭和初期に作られた庭園はその後もご家族によって守り育てられてきましたが、世田谷区が平成5年から跡地の取得を進め、平成12年度からは住民参加によるワークショップを通じて緑地の整備に取り組み、平成15年2月に「区立すみれば自然庭園」として開園しました。財団法人「世田谷トラストまちづくり」と市民による「世田谷すみればネット」が共同で管理運営を行い、自然解説員が常駐しているのも特徴です。

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(春…つくしの子が恥ずかしげに顔を出します♪)

 「すみれば」の名前の通り、春には草地に野生のスミレが咲くほか、季節ごとの植物が楽しめます。また、野鳥やトンボ、チョウ、バッタなどの昆虫も観察できます。夜にはタヌキが出没することもあるそうです。

 庭園は南側が低くなっており、池があります。さほど大きな池ではありませんが、アサザなどの水生植物が生え、メダカやヤゴが棲んでいます。

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(池畔に咲くコバギボウシとシオカラトンボ)

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名主の滝公園の池

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所在地:北区岸町1丁目

 京浜東北線の王子駅と東十条駅の中間あたりの南西側に位置するのが名主の滝公園。このあたりは台地の崖線沿いに位置し、昔から湧水が豊富な土地で、近くを流れる石神井川はいくつもの滝がかかる渓谷をなし、江戸近郊の景勝地として知られていました。その中で地元の名主・畑野家が屋敷内に湧水を利用した滝をつくり、人々に開放したのが名主の滝公園の始まりです。
 正門から園内に入ると、すぐに井桁から湧き出た水が池を作り、そこから水が流れ出ています(上写真)。

 その奥にはもうひとつの水源、落差8メートルの男滝(下写真)。なかなか立派な滝です。

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(男滝)

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(渓流)

 そこから鬱蒼とした樹林の中、深山幽谷を思わせる渓流に沿って散策路をたどると、湧玉の滝、独鈷の滝、女滝とそれぞれに風情の異なる4つの滝があり、最後に流れは池に注いでいます。滝はいずれも揚水によるものですが、江戸時代の景勝地の面影を今に伝える貴重な存在と言えます。

 ただ、僕が訪れた時は湧玉の滝、独鈷の滝は水がほとんど止まっていました。

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(女滝)

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(四つの滝の水は渓流を通じてこの池に流れ込む)

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元麻布3丁目緑地の宮村池

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所在地:港区元麻布3-6-19

 元麻布一帯は山あり谷ありの大変起伏の激しい地形で、狸坂、暗闇坂など坂の多い町です。こういう地形だと、昔は湧水が豊富だったと思われ、現在でもわずかながら地下水の湧きだしを見ることができます。

 すでに紹介した「がま池」「宮村児童遊園の湧水」のさらに北にひっそりとあるのが、港区が整備した生物の生活空間(ビオトープ)「元麻布3丁目緑地」で、湧水を引き込んだらしい池があり、「宮村池」と名付けられています。宮村というのはこのあたりの古い地名のようです。

 説明板によれば、池にはメダカが放されているようですが、僕が訪れた時は水が濁っていて姿が見えませんでした。亀1匹とシオカラトンボ1匹が確認できただけです。

 池の周囲には菖蒲や半夏生などの湿性植物が植えられています。

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喜多見不動滝

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所在地:世田谷区成城4-2

 小田急線の電車は成城学園前~喜多見間で武蔵野台地と多摩川の低地を分ける国分寺崖線を通過し、崖線沿いを流れる野川を渡りますが、その線路北側にあるのが喜多見不動堂です。この不動堂は喜多見・慶元寺の境外仏堂で、安置されている不動明王像は明治初期、多摩川の洪水時に喜多見の河原に流れ着いたところを地元の人が見つけ、成田山新勝寺で入魂したものだといいます。
 不動堂は崖上の台地にあり、その崖から二筋の滝が落ちていて、かつては水行の場ともなっていたそうです。滝壺の池にはコイや金魚が泳いでいます。
 滝の水は暗渠の水路を通じて野川に注いでいます。

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北の丸公園の池

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所在地:千代田区北の丸公園

 江戸城本丸の北側で、平川濠、清水濠、牛ヶ淵、千鳥が淵に囲まれた一角が北の丸です。今は公園として一般に開放され、日本武道館や東京国立近代美術館、科学技術館などがあります。江戸時代初期には幕府の重臣が住んで代官町と呼ばれ、後には徳川御三卿のうち田安家、清水家の屋敷となりました。また、明治時代には近衛師団の司令部や兵舎が置かれ、このうち司令部の建物が現在は国立近代美術館工芸館になっています。
 この公園にも池がありますが、特に由緒があるものではないようです。池そのものは芝生の園地に沿った平凡な池ですが、水源は園内南西側の小高い丘の一角にあり、そこから滝となって落ち、樹林の中を渓流となって下り、池に注いでいます。滝のそばには滝見台も設置され、なかなか風情があります。

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東和親水公園の池

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所在地:足立区東和4-6

 常磐線亀有駅の北北西600メートルほどの地点にある東和親水公園。ここにはすぐ横を北から南へ流れる葛西用水(親水水路)の水を引き入れた池があります。

 池に張り出すように子どもの水遊び用「じゃぶじゃぶ池」(上写真の底が青い部分)があったり、ローマ風のライオンの口から水が出る噴水があったり、その水が棚田のような段差を流れ落ちて池に注いでいたりします(下写真)。

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(葛西用水親水水路)

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(葛西用水。アーチ形のトンネルの向こうが東和親水公園の池)

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西沼公園の池

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所在地:足立区東和1丁目

 常磐線の綾瀬駅と亀有駅のほぼ中間地点の北方にある公園が西沼公園です。池(沼?)を中心とした公園で、のんびり釣りを楽しむ人々の姿が見られます。おそらく池は古くからあったものなのでしょう。下町にはこのように釣りを楽しめる公園が多いようにも感じます。もともと水郷地帯で、生活と釣りが密着している風土なのでしょう。

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 池の南端に水源があるほか、公園の北東端に人工の滝があり、その水も公園の北辺をせせらぎとなって流れ、池に通じています。

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 なお、この公園の南南東100メートルほどの地点を通る道路に親水水路がありますが、ここはかつて古隅田川という川が流れていたということです。現在のかぼそい水路からは想像もできませんが、この川は古くは東京湾に注いでいた利根川の分流で、かなりの大河であり、武蔵と下総の国境でもありました。現在も足立区と葛飾区の区界となっています。
 

 

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尾久の原公園のとんぼ池

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所在地:荒川区東尾久7丁目

 尾久の原公園は旭電化工業の工場跡地を利用して平成5年に開設された都立公園です。芝生の広場や原っぱが広がる中に池が水面を広げていますが、雨水を主要な水源にしているため、常に水のある部分(少雨期の補助水源として工業用水を利用)と、自然にまかせて降水量が少ないと水がなくなる部分があります。そのため、どこか湿原のような風情もあります。池にはアシなどの水生植物が繁茂し、トンボが多くみられることから「とんぼ池」とも呼ばれているようです。冬にはカモ類やユリカモメなども渡ってきます。

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 ほかに夏場は子供たちが水遊びができるせせらぎなどもつくられています(下写真)。

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荒川自然公園「白鳥の池」

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所在地:荒川区荒川8丁目

 都電荒川線・荒川2丁目停留所下車。スロープを上がると、そこが荒川自然公園です。日本最初の本格的な下水処理場である三河島水再生センター上の人工地盤に造成された公園ですが、自然公園の名に相応しい緑豊かな園内に大きな池があり、水生・湿性植物が植えられ、林の中を流れる渓流もあります。水源は下水の処理水でしょうか。

 鯉やメダカが泳ぐ池にはコブハクチョウが2羽飼われ、ほかにカルガモなどもいます。また、園内で国蝶のオオムラサキの飼育も行われています。

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 北側のエリアにはテニスコートや野球場、交通公園などがあり、こちらにも小さな池があって、亀がたくさんいます(下写真)。

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荒川公園の池

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所在地:荒川区荒川2丁目

 荒川区役所の前にある公園が区立荒川公園です。小高い山の上の人工水源から湧き出た水が階段状の滝となって下り、子どもたちが水遊びできるじゃぶじゃぶ池に注いでいます(上写真)。

 通路を隔てた下流側では池の雰囲気がガラッと変わって、こちらでは地元の人がのんびりと釣り糸を垂れています(下写真)。

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 夏の盛りに訪れたので、蝉時雨の中、水で遊ぶ子どもたちの声が賑やかで、また、木陰のベンチでは地元の年配者が集まって将棋の対局が何組も行われ、それぞれに人だかりができていました。役所の前にこんなのどかな空間があるというのはいかにも下町っぽいですね。

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蓮光寺池

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所在地:葛飾区亀有1丁目

 常磐線亀有駅南方に浄土真宗大谷派の寺院・蓮光寺があります。古くは三河・岡崎にあったのが、江戸時代になって江戸・神田に移り、明暦の大火で焼けて、浅草に移転、その後、関東大震災でも被災し、現在地に移ってきたそうです。
 地図を眺めていて、このお寺に比較的大きな池が描かれているのが気になって、訪れてみました。ほぼ四角形の池は境内の裏手に位置し、一辺をお寺の住居部分に面し、あとの三辺も一般の住宅に囲まれています。なので、勝手に立ち入ることはできません。唯一、池を覗ける場所はお寺の本堂裏の墓地で、ここから写真を撮ってきました。灌漑用のため池の名残でしょうか。スイレンの花がたくさん咲いていて、ウシガエルの声が聞こえたほか、亀や小魚もいるそうです。

 蓮光寺の西側には曳舟川親水公園があり、昔の曳舟川(葛西用水)の流れが再現されています。これは亀有から四つ木まで3キロほど続きます。

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がま池

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所在地:港区元麻布2丁目

 港区元麻布周辺の地形は大変起伏が激しく、坂道が多い一帯です。その中の窪地にある池が「がま池」です。かつては湧水池だったそうですが、今は湧水も涸れてしまい、しかも宅地化の進行とともに埋め立ても進み、面積も小さくなってしまいました。
 がま池の名前の由来については、諸説あるようですが、そのひとつとして、次のような伝説があります。江戸時代、この地には旗本・山崎主税助治正の屋敷がありました。ある晩、屋敷内の見回りに出た家来が池の大ガマに殺されてしまいます。そこで、治正はガマ退治を決意しますが、その晩、夢枕にガマが白衣の老人に姿を変えて現われ、罪を詫び、今後は当家の防火に尽くすと誓いました。その後、近隣で火事が発生し、火の手が屋敷にも迫った時、ガマが池の水を吹きつけ、火を防いだということです。荒唐無稽な話ではありますが、とにかく古くから存在する池で、ガマも棲んでいただろうし、防火用水にも利用されていたのでしょう。
 とにかく、そういう池ですが、現在はマンションの敷地となっています。周囲には外国大使館などもあり、なかなか近寄りがたい雰囲気なのですが、池の南側のコイン駐車場から見下ろすことができます(上写真)。また、池の北西側の道端には港区教育委員会が立てた説明板があるほか、池を所有するマンション前にも説明板があり、管理事務所に申し出れば見学できると書いてあります。

 がま池のすぐ北側の谷底のような場所に宮村児童遊園(元麻布2-6、下写真)があり、そこにも湧水があり、小さな池があります。池そのものは大したことはありませんが、このような東京のど真ん中に水が湧いている、というだけでも価値があります。
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目黒不動尊の池

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所在地:目黒区下目黒3丁目

 目黒の地名の由来となった目黒不動尊(天台宗・瀧泉寺)は江戸時代から行楽地として親しまれてきました。斜面を利用した境内には多くの湧水があり、水音が絶えません。「東京の名湧水57選」に指定されています。
 目黒不動尊の水景として有名なのは独鈷の滝です(下写真)。寺伝によれば808年に慈覚大師円仁が15歳で比叡山に向かう途中、この地で不動明王を感得し、自ら刻んだ像を祀ったのが寺の始まりといい、この時、堂宇建立の適地を占うために独鈷(密教法具の一種)を投じたところ、たちまち泉が湧き出し、以来、この霊泉はどんな干ばつでも涸れたことがないと言われています。それが独鈷の滝で、台地の崖からふた筋の湧水が落ちています。滝は古来、行者の水垢離の場となり、水かけ不動明王像が祀られています。

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 下の写真は門前にある池で、水が清らかとは言い難いですが、コイやカメが泳いでいます。池畔に三福神(弁財天・大黒天・恵比寿天が祀られ、ここが山手七福神の恵比寿天となっています。

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蟠龍寺の池

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所在地:目黒区下目黒3丁目

 大圓寺から行人坂を下りきり、雅叙園前を通って目黒川を渡り、そのまま山手通りに突き当たった向かい側に蟠龍寺があります。目黒川の西側の台地(目黒台)の崖線に位置し、崖の洞窟内に奉安された岩屋弁財天があります。ここは山手七福神の弁財天に当たり、正月には七福神巡りの人々で賑わいます。
 さて、弁天様が祀られているということは水があるということでもあり、境内にさほど大きくはありませんが、ひょうたん形の池があります。地形から考えて、元々は湧水池だったに違いありませんが、現在も湧水が健在なのかどうかは分かりません。

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大圓寺の池

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所在地:目黒区下目黒1丁目

 目黒駅から目黒川の谷に向かって急激に下る坂が行人坂で、坂の途中に大圓寺があります。ここは山手七福神の大黒天を祀る寺で、京都・清凉寺の釈迦如来像を模刻した「生身の釈迦如来」(1193年造立)が奉安されていることでも知られています。その他にも境内には石仏が多く、狭いながらも見どころは多いのですが、なかでも圧巻なのが崖の斜面に雛壇状に並ぶ五百羅漢の石像群。江戸時代の明和9(1772)年に江戸の半分近くを焼き尽くした「明和九(めいわく)」の大火の火元がこの大圓寺で、多くの犠牲者を弔うために造立されたものです。この羅漢像の下に小さな池があり、湧き出す水が絶えず水音を立てています。

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清水坂公園の池

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所在地:北区十条仲原4丁目

 清水坂公園は埼京線の十条駅~赤羽駅間の線路沿いにある公園で、武蔵野台地のはずれの斜面を生かした起伏に富んだ園内には人工の水源から水が全長150メートル、高低差10メートルを流れ下り、「じゃぶじゃぶ池」(上写真)に注ぎ込んでいます。この水は地下水を汲み上げ、減菌処理したもののようで、子どもたちが水遊びできるようになっています。
 この池を見下ろす位置に「自然ふれあい情報館」があり、北区の自然に関する展示などがあり、裏手にビオトープがあります。ここにも崖から地下水が流れ出し、「トンボ池」(下写真)に流れ込み、小さな田んぼをも潤しています。この池の周囲ではさまざまな昆虫や植物の観察ができます。

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 なお、清水坂の地名はこのあたりに古くから清水が湧いていたことに由来し、公園から埼京線をはさんだ反対側(東側)の坂道に「清水坂」の名があります。

(追記)

 2009年12月に再訪した際、公園内に下の写真のような井戸があるのに気がつきました。底から水が湧いています。

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蘆花恒春園のとんぼ池

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 所在地:世田谷区粕谷1丁目

徳富蘆花の旧居跡を公園化した都立蘆花恒春園に近年整備された小さな池です。かつて粕谷の地にあった水辺の環境を再生するために、NPO法人芦花公園花の丘友の会を中心に多くの個人・法人が資金や資材・労力を提供して造られた、まさに手作りの池です。

 名前の通り、トンボが生まれ育つ環境を整えることが最大の目的で、アサザなどの水生植物が植えられ、メダカやモツゴなどの小魚、貝、ヌマエビやスジエビなども棲んでいるようです。

 池のそばにはログハウスの「やごの楽校」が建てられています。

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松風園の池

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所在地:目黒区中目黒4-12

 中目黒南緑地の隣に松風園というマンションがあり、この敷地内にも池があります。このような民有地の池は基本的には取り上げるつもりはないのですが、ここは貴重な湧水の池らしいので、あえて取り上げてみました。部外者が勝手に立ち入るべきではありませんが、裏手の台地上にある1761年創建の長泉院(浄土宗)に併設された現代彫刻美術館の野外展示場から池を見下ろすことができます(上写真)。長泉院は『江戸名所図会』にも紹介され、その院号は山間より清泉が湧き出し、境内をめぐり流れていることに因んだといい、昔は台地斜面下の松風園の敷地や中目黒南緑地も長泉院の境内だったと思われます。

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中目黒南緑地公園の池

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所在地:目黒区中目黒4-12

 中目黒八幡神社の南西に位置する中目黒南緑地公園はこれも目黒台の崖線の地形を生かした公園で、崖の途中から湧水があり、これが小さな池を作っています。池そのものは味気ないもので、柵で囲われているため、水に触れることもできません。

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中目黒八幡神社の池

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所在地:目黒区中目黒3丁目

 中目黒八幡神社は旧中目黒村の鎮守で、境内は目黒川沿いの低地に望む台地(目黒台)の斜面に位置しています。斜面下からの参道の石段の脇には神泉が湧き、地元の人が次々とペットボトルに水を汲みに来ています(上写真)。湧水のように見えますが、地下水の汲み上げのようです。いずれにしても、地元の方々に大切にされている水なのでしょう。
 神泉の横には池がありますが、僕が訪れた時はこちらは水が止まっていて、ちょっと荒れた雰囲気でした(下写真)。
 境内には巨樹が多く、目黒区の保存樹林に指定されています。

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代々木公園の池

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所在地:渋谷区代々木神園町

 明治神宮に隣接する代々木公園の敷地は明治以降、代々木練兵場だった場所で、戦後、米軍の住宅用地として接収され、東京オリンピックの時に返還されて選手村として利用されました。その後、公園として整備、一般に開放され、現在に至っています。緑地が広がる園内には2つの池があります。
 ひとつは公園の東側にあるバードサンクチュアリの池(上写真)。明治神宮の南池から続く谷戸地形を生かし、樹林に囲まれた池で、地下水を汲み上げて給水しているようです。当然、人間は近づくことができません。僕が訪れた時にはダイサギが1羽、餌を探していました。

 もうひとつの池は公園の中央にある噴水池で、3ヵ所から水が高々と噴き上げています(下写真)。なだらかにうねる芝生内の窪地にできた大きな水溜りみたいな池で、水深はさほどではないようです。こちらにはカルガモがいるほか、たくさんのカラスが水浴びをしていました。

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猿江恩賜公園の池

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(ミニ木蔵)

所在地:江東区毛利2丁目・住吉2丁目

 かつての貯木場を埋め立ててつくられた公園です。恩賜公園なのは、ここが皇室の御用材を扱っていたからです。
 公園は新大橋通りをはさんで南北に分かれ、北地区には昔の貯木場を再現した「ミニ木蔵」があります。
 
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(ミニ木蔵)

 また、南地区には日本庭園があり、ここにも池があります(下写真)。この池の水面は東へ細長く伸び、やがてアシ原のようになっています。

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亀戸天神の心字池

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所在地:江東区亀戸3丁目

 藤の名所である亀戸天神は1662年の創建。祭神は言うまでもなく学問の神様・菅原道真公で、多くの人が参拝に訪れます。
 境内にある九州の大宰府天満宮を模したという心字池は改修されて今はやや人工的な感じがしますが、朱塗りの太鼓橋がかかり、周囲を取り巻くように藤棚があります。

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等々力渓谷の池

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所在地:世田谷区等々力1・2丁目・野毛1丁目ほか

 東京23区内では唯一の渓谷として有名な等々力渓谷はもともと豊富な湧水による浸食で形成されたと考えられ、今も水の豊かなところです。最大の見ものは不動の滝(上写真)ですが、それ以外にもあちこちで湧水が観察できます。

 等々力不動の台地下には弁天池があります(下写真)。弁財天を祀る小さな祠を囲むように池があり、朱塗りの橋がかかっています。ちょっと荒れた雰囲気で、渓谷の中でも見過ごされがちな場所ですが、最近、橋が改修されました。ただ、ここの湧水はわずかなようで、池も水量は多くありません。それでも前にここでカワセミを目撃しました。

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 等々力渓谷全体では平成14年の調査で33ヶ所の湧水が確認されており、湧き出た水をためた池もあちこちに見られ、「東京の名湧水57選」に指定されています。

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