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和田堀公園の池

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所在地:杉並区大宮2丁目

 善福寺池を水源に杉並の住宅街を流れる善福寺川ですが、中流域の成田西・成田東・大宮にかけての一帯は川沿いに善福寺川緑地公園・和田堀公園が連なり、散歩やサイクリング、ジョギングをする人が絶えません。そして、緑豊かな和田堀公園の中になかなかいい感じの池があります。池の中に大きな島が2つあり、その島にもさまざまな木々が生い茂って、さまざまな野鳥がやってきます。とりわけ、カワセミ・ウォッチングのポイントとして知られているようで、望遠レンズのついた立派なカメラをセットした人の姿をよく見かけます。
 僕の手元の昭和14年の地図を見ると、このあたりの善福寺川は水田の中を幾筋にも分かれて流れ、その低湿地帯に池がいくつかあったようです。池の大きさも現在より大きく、中の島に渡る橋も描かれています。ところが、その10年前の昭和4年の地図では小さな池が2つ描かれているだけで、現在の池がある場所は水田になっています。善福寺川といえば流域にたびたび浸水被害を及ぼしてきた暴れ川ですが、洪水によって池が生まれたり、消えたりしたということなのでしょうか。和田堀公園内には当時の池の名残なのか、釣り堀があります。
 なお、和田堀公園の対岸は大宮八幡宮の森で、善福寺川にかかる御供米橋の下流の大宮八幡側の岸辺に数か所の湧水が見られ、「東京の名湧水57選」に指定されています。

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(湧出口にブロンズ製のカワセミ)

 また、善福寺川の洪水対策として和田堀公園一帯には数か所の調整池が造られ、ふだんは野球場やテニスコートなどとして利用されています。下の写真は野球グラウンドの調整池。地面から5メートルぐらい掘り下げられています。

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コメント

ありがとうございます。昔の善福寺川や和田堀の池また湧水があったとはいろいろ勉強になりました。感激し嬉しいです。感謝します。

投稿: | 2009年10月14日 (水) 01時15分

ありがたいコメント、恐縮です。
和田堀公園のそばには松ノ木遺跡などもありますし、きっと大昔から住みよい場所だったのでしょうね。

投稿: peepooblue | 2009年10月14日 (水) 22時37分

脇から割り込んでしまい失礼します。
僕もここに湧水があるとは知りませんでした。

自分が想像しているのは・・・
松ノ木遺跡に住んでいた古代人は
今の釣り堀の辺りを水田にしていたんではないかと。

当時の面影がわずかながら残っているような、
貴重な一帯ですね。

投稿: IQD | 2009年10月15日 (木) 00時02分

御供米(おくまい)橋という名前の由来は八幡様にお供えするお米を作る田んぼがあったことから来ているのかもしれませんね。
ここの湧水は杉並区内では唯一、東京の名湧水57選に選ばれているのだったと思います。
御供米橋下流だけでなく、もう少し上流にもけっこう湧水らしい水が善福寺川に注いでいますね。

投稿: peepooblue | 2009年10月15日 (木) 22時16分

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