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おとめ山公園の池

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(新宿区内では貴重な湧水)

所在地:新宿区下落合2丁目

 おとめ山は目白崖線に位置する鬱蒼とした武蔵野の自然が残る公園で、中央を貫く道路によって東西に分断されています。
 そもそも、「おとめ山」は「御留山」で、江戸時代に将軍家の狩猟地として立ち入り禁止の土地だったことを意味しています。明治時代になると、近衛家と相馬家の所有となり、特に西側の相馬家の敷地には「林泉園」という回遊式庭園がつくられました。その後、付近一帯は分譲地となったり、大蔵省の所有となったりしましたが、昭和44年になって池の周辺が公園として整備されました。

 現在、通りをはさんで西側の園内には崖下に湧水(上写真、新宿区内では貴重な存在です)があり、「東京の名湧水57選」に選ばれています。その清冽な水は流れとなって、上下二段の池に流れ込み、さらに下流にはヘイケボタルの飼育場も設置されています(下写真)。

 湧水は最上流の水源以外にも複数の湧出点があるようで、サワガニもいるそうです。また、カワセミが姿を見せるほか、カルガモも毎年繁殖しているということです。園内にタヌキが出没することもよく知られています。

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(鯉の泳ぐ上の池)

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(一段低い下の池)

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(ホタルの飼育施設)

 水は通りの下をくぐり、東側の園内にある弁天池(下写真)に流れ込んでいます。池としては、ここが最も大きく、中の島や噴水があります。こちらにも湧水らしきものがありますが、水が湧き出すというより沁み出すといった程度のものです。

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(弁天池の湧水。ほかにも数か所から湧いている)

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(公園の中央を貫く坂道にある標識)

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コメント

急に懐かしくなって四十数年振りに公園(池)に
足を運びました。
池の周りは綺麗に整備され、遊歩道まで完備されて
いて、大変驚きました。
当時は何も整備されておらず、林の中に池だけが
ありました。
なぜか池の真ん中にお社があって、神様が祭ってありましたが、今はその姿はありませんでした。
イカダを造って池を渡ったり、池に落ちたり、
ガラスの破片で足を切って血だらけで家に帰ったり、
見知らぬ小学生と友達になったりと、多くの想い出が
この池にあります。
東門はいつも立ち入り禁止なので、金網をくぐって
中に忍び込んだものでした。
まるで時間が止まったかの様に、風とかすかに流れる
水の音しか聞こえてこなかった事を、
今でも鮮明に憶えています。
夏の暑い陽射しの下で遊んだ記憶を想いださせて
くれた、懐かしい場所でした。

投稿: 想い出の池(2) | 2010年12月 6日 (月) 14時54分

貴重な書き込み、どうもありがとうございます。
今は整備されたおとめ山公園ですが、以前はもっとワイルドな場所で、湧き水の量ももっと豊富だったのでしょうね。それでも、新宿区内であれだけの湧水が健在というのは大変貴重なことだと思います。

投稿: peepooblue | 2010年12月 6日 (月) 21時56分

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