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光明寺池

0292

所在地:大田区鵜木1丁目

東急多摩川線・下丸子駅の北に光明寺というお寺があります。寺伝に行基や空海の名も登場する古刹で、その後、浄土宗の寺院となり、江戸時代には広く信仰を集めたようです。北側を通る環状8号線の拡幅によって寺域が削られたそうですが、それでも境内は台地とその下の低地を含み、それなりの面積があります。地図にわりと大きな池が描かれているので、訪ねてみたのですが、池は絶対見せてやらないぞ、と言わんばかりに金属製の高い塀で囲まれて、まったく見ることができません。その上、無断で立ち入って事故があっても一切責任は負いません、というような掲示もあることから過去に何か事故でもあったのかもしれません。
 とにかく、光明寺池は見ることができないものと諦めていたのですが、2008年3月に通りかかった時に金属塀に幅1センチほどの隙間を見つけ、そこから池をちらりと覗き見ることができました。ついでに写真も撮ってきました。
 池は多摩堤通り沿いの低地部分にありますが、遠い昔にはここを多摩川が流れており、池はその名残の河跡湖ということで、昭和30年代まで世田谷区野毛にあった「明神池」と成り立ちは同じようです。明神池は完全に埋め立てられ現存しませんが、光明寺池は埋め立てにより面積こそ縮小したものの生き延びているわけです。整備の上、一般公開してほしいものです。

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コメント

今、30代半ばの者ですが、
光明寺の近くに子供の頃から住んでいます。
25年ぐらい前には壁で覆われてしまいましたが、
昔はここで釣りや四つ網での魚とりをしたものです。
コイ・フナ・クチボソ・カエルなどがいました。
また、誰かが離したのかブルーギルが網にかかったこともあります。
この池の成り立ちは記事の通りに
「多摩川の川跡」であっていますが、
それに補足しての情報を書きます。
30年ほど前には、「池底の湧水」と
「雨水」が中心で、
「光明寺側からの湧水」も流れていたものです。
また、隣接する「一般の家の雨どいからの水」が
流し込まれて、この4つが水源でした。
ですが、25年ほど前には
光明寺側からの湧水はなくなり、
一般家屋の雨どいからの水もなくなりました。
わずかに池底からの湧水と雨水が水源となりました。
30年ほど前には、湧水の量が多く、
隣接する家の敷地まで池が広がってしまい、
埋め立てをする案もあったそうです。
防火用水にする目的で25年ほど前に
壁で覆ってしまったと言われています。
また、近くの小学生が壁を超え
壁内に住んでいた野生のニワトリに襲われて
ケガをしたことがあったそうです。

投稿: Ryo | 2010年11月 2日 (火) 23時21分

Ryo様
大変貴重なコメントをありがとうございます。
そのような事情があったのですね。
台地の斜面下にある池ですから、光明寺からの湧水があったというのはうなずける話ですし、池の底からの湧水は今も微量といえども健在なのでしょうね。それにしても、野生のニワトリに襲われたっていうのはスゴイ話ですね!
それが原因かどうかはともかく、25年も前から塀で囲われているとしたら、一般公開は望み薄みたいですねぇ。

投稿: peepooblue | 2010年11月 2日 (火) 23時37分

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