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2009年7月

東京港野鳥公園の池

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(東淡水池)

所在地:大田区東海3丁目

 東京港野鳥公園は東京湾の埋立て地にできた水溜りに野鳥が集まってきたことがきっかけで設立され、その後、整備・拡大され現在の姿になりました。これまでに水鳥や山野の鳥あわせて200種類以上が観察されているそうです。
 雑木林や草原、湿地などが広がる園内には主要な3つの池、すなわち潮入りの池東淡水池西淡水池があります。また、自然生態園には池や沼、湿地、小川、水田、畑、雑木林などが再現されています。
 これらの水辺では季節ごとにシギやチドリ、カモ、サギ、カモメの仲間などが飛来し、とりわけ冬は賑やかになります。また、カモなどを狙ってオオタカもやってきます。カワウもたくさんいます。海水が流れ込む潮入の池ではカニやトビハゼなど干潟の生き物を間近に観察することもできます。
 入園料300円。9時~17時(11~1月は16:30まで)。月曜休園。

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(潮入の池)

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(潮入の池のアオサギ)

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(東淡水池)

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(西淡水池)

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(自然生態園) 

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しながわ区民公園「勝島の海」

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所在地:品川区勝島3丁目

 しながわ区民公園は大井競馬場の西側にある勝島運河の一部を埋め立てて造成した南北に細長い公園で、真ん中を横切る鈴ヶ森橋の北側は野球場やテニスコートなどのスポーツ施設があり、南側には「勝島の海」という池があります。名前の通り、運河から海水を引き込んだ池で、ボラやハゼの姿を見ることができます。クロダイなどもいるそうです。また、砂浜や磯の風景が再現され、水際の石などにはフナムシがゾロゾロ這いずり回っていたりします。

 池の南端には水上レストランと「しながわ水族館」があります。
 公園の北側は勝島運河、南側は勝島南運河の平和島競艇場に接しています。

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厳島神社の弁天池

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所在地:大田区山王4丁目

 大田区山王の台地の斜面下にある湧水池が弁天池です。中の島に厳島神社がありますが、柵で囲まれ、門が閉じられています。
 池の右奥の台地斜面にある山王花清水公園には色とりどりの草花が植えられ、弁天池の源泉となる「御神水」があります(下写真)。
 池のすぐ西側を環状7号線が通っており、弁天池というバス停もあります。

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蘇峰公園の「もみじ池」

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所在地:大田区山王1丁目

 徳富蘇峰(1863-1957)が大正13(1924)年から戦時中の昭和18(1943)年まで住んだ場所が蘇峰公園です。長らく静岡新聞社の所有地でしたが、1986年に大田区が譲り受け、区立公園として公開されました。山王の高台上に位置する園内には、井筒から湧き出した水が小さな流れとなって、「もみじ池」に注いでいます。また、蘇峰が山王草堂と名づけた旧宅の一部を復元し、原稿や愛用品などを展示する山王草堂記念館が開設されています。

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田園調布せせらぎ公園の池

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所在地:大田区田園調布1丁目

 東急東横線・多摩川駅の東隣にあったテニスクラブの跡地を利用して作られたのが田園調布せせらぎ公園です。高級住宅街が広がる高台と斜面、そして低地からなり、崖下には2つの主要な湧水源があり、水は小川となって園内を流れ、それぞれ池に注いでいます。これらの湧水は「東京の名湧水57選」にも指定されています。

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(第一湧水池)

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(湧水の流れる小川)

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(第一湧水が注ぐ池。鯉が泳ぎ、人工の滝もある)

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(第二湧水池)

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(湧出口)

 公園から線路をはさんだ向かい側は多摩川台公園で、亀甲山古墳(前方後円墳)をはじめ数多くの古墳があります。

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岡本公園の池

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所在地:世田谷区岡本2丁目

 静嘉堂緑地の西隣にあるのが岡本公園です。国分寺崖線下に位置し、湧水があり、ホタルの飼育も行なわれています。湧水は池に流れ込み、丸子川(旧六郷用水)に注いでいます。
 園内には民家園もあって、世田谷区内の古い農家が移築・保存され、畑も作られています。

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(湧水は水源より一段低い池を経て、丸子川に注ぐ)

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静嘉堂緑地の池

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所在地:世田谷区岡本2丁目

 丸子川(六郷用水)と北から合流する谷戸川にはさまれた丘が静嘉堂緑地です。ここは三菱財閥・岩崎家の別荘だったところで、和漢の古典籍を収集した静嘉堂文庫(上写真)と東洋古美術の美術館が丘の上にあります。武蔵野の豊かな自然が残り、巨木も多く、また丘の周囲にはいくつかの湧水もあります。これらの湧水は大小の池をつくり、谷戸川や丸子川に注いでいます。
 「東京の名湧水57選」指定。

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世田谷八幡宮の池

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所在地:世田谷区宮坂1丁目

 東急世田谷線・宮の坂駅前にある世田谷八幡宮は1087年に源義家が奥州で後三年の役に勝利した帰路にこの地に八幡宮を勧請したのが始まりとの伝承をもつ古社です。宮坂の地名もこの八幡宮の東側の坂にちなんだものです。
 境内は烏山川北側の台地の斜面にあり、階段状になっていて、一番下の段に鯉が泳ぐ池、その上の段には相撲の土俵があります。ここは江戸の三大相撲のひとつに数えられたそうで、現在でも秋のお祭りでは奉納相撲が行なわれます。僕も子どもの頃、この土俵で友達と相撲を取ったり、池で遊んだ記憶があります。

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 池の中の島には厳島神社があります。
 八幡宮から世田谷線の線路をはさんだすぐ東側は豪徳寺で、昔はここにも池があったそうですが、埋め立てられてしまい、現在は残っていません。

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隅田公園の池

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所在地:墨田区向島1丁目

 隅田公園は隅田川の吾妻橋の上流側両岸(台東区・墨田区)にまたがる公園で、墨田区側に日本庭園があります。ちょうど浅草寺から隅田川をはさんだ反対側の位置です。このあたりは江戸時代に水戸徳川家の下屋敷が置かれた場所で、庭園には潮入の池があったそうです。明治維新後も水戸家の所有となりましたが、関東大震災によって屋敷は焼失、昭和6年に帝都復興計画に基づき隅田公園がつくられました。現在の池は昭和52年に墨田区が区制施行30周年記念事業としてかつての庭園を再現すべく整備したもので、中の島や滝、洲浜のある池を中心に築山もつくられ、一応回遊式庭園の体裁がととのっています。もちろん、現在は潮入の池ではなく、カモやアヒルが泳いでいるほか、カワセミの姿も見られました。

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和田倉噴水公園の池

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所在地:千代田区皇居外苑

 東京駅から皇居に向かって歩くと、和田倉門交差点があり、左手が馬場先濠、右手が和田倉濠となります。この外濠を過ぎた右(北)側の一角が和田倉噴水公園です。皇居外苑の北東部に位置し、北側と東側を和田倉濠に囲まれています。
 昭和36年に皇太子殿下(今の天皇陛下)御成婚を記念して噴水がつくられたのが始まりで、その後、改修され、さまざまな噴水が美しい水の景色を演出しています。

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清水窪弁財天の池

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所在地:大田区北千束1丁目

 東急大井町線・目黒線の大岡山駅の北方500メートルほどの地点にある湧水池です。このあたりは武蔵野台地の末端に位置し、古くから水の豊かな土地だったようです。コイが泳ぐ池の中の小島に祠があり、弁財天が祀られています。
 涼やかな水音を立てている小さな滝は循環水によるものですが、池の中に湧出点もあるようで、「東京の名湧水57選」に選ばれており、大田区の文化財にも指定されています。この湧水は洗足池の水源で、暗渠化された水路(上は歩道になっています)を辿っていくと、洗足池に至ります(道は途中、大岡山駅付近で線路に分断されているので迂回が必要ですが)。

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芝公園の弁天池

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所在地:港区芝公園

 芝公園の増上寺の裏手、まさに東京タワーを見上げる位置に宝珠院という浄土宗の小さなお寺があります。閻魔大王像が安置された閻魔堂があるほか、朱塗りの弁天堂もあり、ここの弁財天は港区七福神の一つに定められています。そして、そしてお寺に隣接して弁天池があります。さほど大きな池ではなく、東京タワーと増上寺の間にひっそりと水面を広げています。

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(逆さ東京タワー) 

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洗足池

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所在地:大田区南千束2丁目

 東急池上線・洗足池駅下車。駅前の中原街道を渡ると、そこが面積4万平方メートルと広大な洗足池です。白鳥の形のボートが浮かぶ池は武蔵野台地の末端に位置し、三方を高台に囲まれ、南側が開けています。中原街道や池上線はこの南側を通っています。もともとは周辺からの湧水をせき止めて造った灌漑用の溜池で、江戸時代から景勝地として知られていたそうです。池の北西岸の千束八幡宮には、源頼朝の軍勢がこの地に立ち寄った際、名馬・池月(有名な宇治川の先陣争いで佐々木高綱が乗っていた)を得たという伝承に基づき、池月の銅像があります。

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 また、池の北側には厳島神社のある弁天島があり、その背後の丘はたくさんのソメイヨシノを植えた桜山です。池の北東岸は水生植物が植えられ、僕が訪れた8月末にはミソハギが池畔を彩っていました(下写真)。

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 池の東側は勝海舟の別荘があった場所で、夫妻の墓があります。その隣には戊辰戦争の際に勝海舟と会談し、江戸の無血開城を実現した西郷隆盛の漢詩碑と留魂祠(勝海舟が建立)もあります。
 さらに東岸には日蓮上人が病気療養のため湯治へ向かう途中、この池で休憩し、袈裟を掛けたという伝説の松(現在は3代目)もあります。その時、上人が池で足を洗ったことから洗足池と呼ばれるようになったという伝承もあるそうです。日蓮上人は結局、この土地の領主だった池上宗仲の屋敷で亡くなり、その屋敷跡が現在の池上本門寺です。
 洗足池駅の南側には池の水を利用した水路があり、呑川まで通じています。

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池田山公園の池

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所在地:品川区東五反田5丁目

 五反田駅から徒歩10分ほどのところにある区立公園です。江戸時代には岡山藩主・池田家の下屋敷だった場所で、当時からある湧水池が現在も残っています。この池は台地に囲まれた窪地といった地形で、池の西側の高台から見下ろすと、池がずいぶん下にあるように感じます。さほど広くないわりに土地の高低差が大きいのが、この庭園の特徴といえるでしょう。その崖の斜面にはツツジが植えられています。錦鯉が泳ぐ池には石橋がかかり、また循環水による滝もつくられています。

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 池田山公園の近くに「ねむの木の庭」(東五反田5-19)という小公園があります(下写真)。ここは皇后陛下・美智子さまのご実家・正田邸の跡地を品川区が公園として整備したもので、色とりどりの花に彩られた美しい庭園です。植えられているのはおもに美智子さまが歌に詠まれた植物だそうです。

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自然教育園の池

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(水鳥の沼)

所在地:港区白金台5丁目

 面積およそ20万平方メートルの自然教育園は国立科学博物館の付属施設で、ホタルが自生するなど東京の原生の自然をありのままの姿で現代に伝えている貴重な場所です。古くは中世に白金長者と呼ばれる豪族の館があった場所とされ、今も園内に土塁が残っています。この土塁に植えられたスダジイは推定樹齢が500年ほどということです。江戸時代には松平讃岐守頼重(徳川光圀の兄)の下屋敷となり、明治期には陸海軍の火薬庫、大正時代から皇室の御料地となって、戦後の昭和24年に国の天然記念物および史跡に指定され、一般公開されました。自然保護のため一度に入園できるのは300人以内で入園時にピンクのリボンを渡されます。
   
 さて、園内には3ヶ所の湧水があります。ひとつは南西部の「水鳥の沼」(上写真)。樹林に囲まれたこの湧水池から流れ出た水は「いもりの池」を経て、水生植物園の湿地帯(下写真)に通じ、さらに北へと流れていきます。このあたりは鬱蒼として昼でも暗い園内においてひときわ明るく開けた空間です。

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(水生植物園の池)

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(ひょうたん池)

 この水生植物園に注ぐもうひとつの水源が「ひょうたん池」です。こちらも周囲は樹林帯に囲まれていて、僕が訪れた時はアオサギやスッポンを見かけました。

 園内の東側は一般の立ち入りができない場所で、ここにもうひとつの湧水があり、これらの水は一体となって公園の北に抜け、渋谷川に注いでいます。
 入園料300円。

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熱帯環境植物園の池

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所在地:板橋区高島平8丁目

 都営三田線・高島平駅の北に板橋区立熱帯環境植物園があります(入園料一般220円)。これは隣接する板橋清掃工場の廃熱を利用した施設で、隣には温水プールなどもあります。
 館内の地下には海水・淡水の熱帯魚が泳ぎまわる水槽が並び、ちょっとした水族館になっています。そして、地上に出ると熱帯植物が生い茂る温室です。ここには滝が作られ、池があり、池の水際にはマングローブが植えられています。池の中にも大きな熱帯魚が泳いでいます。温室内の散策路は立体的に造られ、そのまま温室とは逆に冷たい霧が立ち込め、寒冷な山地の植物が植えられた冷室へと続いています。
 このような施設の人工池は本来は紹介するつもりはなかったのですが、なかなか楽しめる施設だったので、紹介してみました。 

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赤塚溜池・とんぼ池

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所在地:板橋区赤塚5丁目

 乗蓮寺から大仏通りをさらに北へ行くと、すぐ板橋区立美術館があり、その北側に「赤塚溜池」(上写真)があります。ここは釣りのできる公園で、池にはアヒルやカメもいます。池の背後の丘は赤塚城の本丸跡で、池に隣接して板橋区立郷土資料館もあります。

 また、溜池の南側(美術館側)にも小さな池(下写真)があります。これは湧水を利用した池で、トンボやカエルなどの生息環境を保全する目的で作られ、「赤塚とんぼ池」と呼ばれています。

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赤塚植物園の池

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所在地:板橋区赤塚5丁目

 乗蓮寺の西側にあるのが板橋区立赤塚植物園(年末年始休園、入園無料)です。さほど大きくはありませんが、起伏のある園内には散策路が整備され、さまざまな植物を観察することができます。

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 園内の池とその周辺にはさまざまな水生植物、湿性植物が植えられています。

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東京大仏・乗蓮寺の池

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所在地:板橋区赤塚5丁目

 東武東上線下赤塚駅から赤塚中央通りを北へ行くと、道は途中から東京大仏通りと名前が変わり、やがて「東京大仏」で知られる赤塚山乗蓮寺(浄土宗)に着きます。このお寺は室町時代に創建された古刹で、もとは中山道(現国道17号線)沿いの板橋宿にありましたが、道路拡幅工事のため昭和48年に現在地に移転し、昭和52年には境内に青銅製の阿弥陀如来像が造立されました。これが東京大仏で、奈良、鎌倉の大仏に次ぐ大きさ(総高13m)だそうです。
 境内には蓮が栽培され、多くの石像が点在し、また錦鯉の泳ぐ池があります。池の真ん中にも小堂(たぶん弁天堂)があります。
 なお、境内から北へ続く丘陵地は赤塚城址で、乗蓮寺の境内は旧二の丸跡にあたります。

 乗蓮寺から大仏通りをはさんだ向かい側の丘の崖には「不動の滝」東京の名湧水57選)があります。地中から湧き出た水が落ちているもので、今は水量は少ないですが、かつては富士詣や大山詣に向かう人々がみそぎの場として利用したそうです。名前の通り、滝の上に不動明王が祀られています。

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光が丘団地・秋の陽公園の池

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所在地:練馬区光が丘2丁目

 光が丘団地の北東部に位置する「秋の陽公園」にも池があります。これも団地に降った雨を水源にしていて、水屋から流れ出した水路に沿って田圃がつくられ、地元の小学生が稲を育てているようです。そして、水路の末端が池となり、ここから再び水屋へと循環させているようです。ただし、僕が訪れた時は水路には水が流れておらず、池の水もきれいとは言えない状態でした。

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光が丘団地・春の風公園の蛙池

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所在地:練馬区光が丘7丁目

 広大な光が丘団地の南西部にある「春の風公園」の南端に蛙池があります。ビオトープ風の池で、さまざまな水生植物が植えられ、コイやカメ、カルガモなどが暮らしています。
 水源は団地内に降った雨水です。池に注ぐ水路がつくられていますが、僕が訪れた時は水は流れていませんでした。
 池の水質をきれいに保つため、風力発電でポンプを動かして水を汲み上げ、バクテリアの働きで浄化して、再び池に水を戻しています。

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旭町はんの木緑地のとんぼ池

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所在地:練馬区旭町2丁目

 光が丘公園の北西端から光が丘西大通りをはさんで北へのびる緑地が「旭町はんの木緑地」です。ここは白子川に向かって開けた谷戸地形になっていて、古来、湧水による湿地帯だったようです。都市化の進行とともに住宅地が谷戸に迫ってきたため、貴重な自然を保護する目的で谷戸一帯が公園化されたわけです。
 とんぼ池はとても小さな池ですが、僕が訪れた時もトンボが産卵している様子が観察できました。

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 緑地内には他にも人工の流水があり、やはり「とんぼ池」と名づけられた小さな池が2つあり、フェンスで囲まれ、保護されています(下写真)。

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光が丘公園の池

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所在地:練馬区光が丘4丁目

 都立光が丘公園はそれまで農村地帯だったところに昭和15年、皇紀2600年を記念して緑地公園を造成する計画が持ち上がったのが始まりです。ところが太平洋戦争が始まると、公園用地は陸軍の飛行場に利用され、敗戦後は米軍の住宅用地となります。これが返還されたのが昭和48年のことで、その跡地を利用して広大な光が丘団地と都立公園が造られました。
 園内にはバードサンクチュアリがあり、ここに池があります。水生植物が生い茂る野趣あふれる池は鬱蒼とした常緑樹に囲まれ、観察舎からのみ見ることができます。観察舎の開放は土日祝日だけで、平日は池を見ることはできません。
 このバードサンクチュアリに隣接して「観賞池」(下写真)があり、こちらはいつも見ることができます。池の周りにはラクウショウが植えられ、その木陰のベンチは公園を訪れる人の憩いの場となっています。

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須藤公園の池

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所在地:文京区千駄木3丁目

 地下鉄千代田線の千駄木駅からすぐ北西側にある須藤公園は元は松平備後守の下屋敷で、明治期に品川弥二郎、さらに実業家・須藤吉右衛門の所有となって、昭和8年に東京市に寄贈され、公園となりました。現在は文京区に移管されています。
 こじんまりとした公園ですが、台地の末端の斜面と低地からなり、起伏に富んでいます。クスノキなどの巨木も多く、よい雰囲気です。最高所の水源からは「須藤の滝」が落ち、渓流となって、低地の池に注いでいます。滝は人工水源ですが、けっこうな標高差を何段にもなって落下し、なかなか本格的です。また、滝の下の渓流部分には湧水も見られます。池の中の島には弁財天が祀られ、また池を取り巻くように藤棚が作られています。
 2008年2月に訪れた時は池にオシドリ♂が1羽いました。

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浮間ヶ池

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所在地:北区浮間1丁目・板橋区舟渡2丁目

 埼京線・浮間舟渡駅の北側に広がる都立浮間公園にある南北に長い池が浮間ヶ池です。この池は元は荒川の流路の一部でした。激しく曲がりくねりながら流れていた荒川は流域にたびたび洪水被害をもたらしました。このため、明治44年から流路を直線化する放水路の建設が始まり、昭和5年に完成しました。この時、埋め残されたのが浮間ヶ池で、池のすぐ北側を現在の荒川が流れています。荒川の流れる方向に対して池の向きが垂直になっていて、それだけ昔の川の屈曲が激しかったことが分かります。
 広々とした池ではたくさんの人が釣りを楽しんでいます。風車小屋がある池畔にはサクラやカツラが植えられ、水辺にはカキツバタが咲きます。また、池の北側はバードサンクチュアリになっていて、雑木林やアシ原など野鳥の生活環境や水生植物が保護されています。

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浜離宮恩賜庭園・潮入の池と鴨場

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(潮入の池)

所在地:中央区浜離宮庭園

 江戸時代に海を埋め立てて造られた庭園で、徳川将軍家の「浜御殿」として利用され、明治維新後は皇室の離宮となりました。戦後、東京都に下賜され、1946年4月から公園として一般公開されています。春の桜や菜の花畑、秋はコスモスなど四季折々の花が咲き、外国人観光客にも人気のスポットになっています。伝統的な日本庭園の背景に聳える高層ビル群は目障りといえば目障りですが、感覚が麻痺してきたせいか、現代の東京らしい風景とも思えます。
 園内の池は海水を引き込んだ「潮入の池」で、ボラやハゼ、ウナギなどが棲んでいるそうです。江戸時代、このような潮入の池は数多く造られましたが、そのうち今も海水池として残るのはここだけです(大田区の東京港野鳥公園などに新しい潮入の池がありますが)。

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(潮入の池の水門)

 園内にはほかに2つの鴨場(新銭座鴨場と庚申堂鴨場)があります。こちらは淡水の池で、鴨を安心させるため周囲は常緑の木々に囲まれ、池全体が見える覗き窓のついた小屋や鴨をおびき寄せて捕らえるための細い引き込み水路(引き堀)があります。どのように猟をするかというと、まず池にオトリのアヒルを放します。アヒルは木槌で板を叩く音を合図にして餌付けしておきます。池に鴨がやってくると、餌と音でアヒルを引き堀に呼び込み、あとについてきた鴨を堀の両側の土手の陰に隠れていた人が網で捕らえる、というかなり手の込んだやり方です。
 入園料300円。

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(新銭座鴨場)

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(庚申堂鴨場)

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新井薬師公園のひょうたん池

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所在地:中野区新井4丁目

 中野の梅照院薬師寺(真言宗)は本尊の薬師如来に祈願すると眼病が治るとか子どもの万病に効くといわれ、通称「新井薬師」として親しまれています。古来、この地は水の豊かな土地だったそうで、境内には今も名水として知られる「白龍権現水」が湧いています(上写真)。境内の別の井戸には蛇口があり、水を汲みに来る人が絶えません。
 その新井薬師の北側、中野通りをはさんだ向かいの中野区立新井薬師公園に「ひょうたん池」があります(下写真)。ここも元は湧水池で、新井薬師の水垢離の場だったそうですが、現在は湧水は枯渇し、地下水を汲み上げているようです。池には鯉や金魚、その他の小魚がたくさんいて、釣り糸を垂れる人の姿が見られます。

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六本木ヒルズ・毛利庭園の池

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所在地:港区六本木6丁目

 六本木ヒルズの敷地内にある日本庭園が毛利庭園。ここは江戸時代には長州藩・毛利家の上屋敷だったところで、当時の庭園の遺構を地中に保存した上に現在の庭園が作られたということです。池には宇宙飛行士・向井千秋さんがスペースシャトルの船内で繁殖させた「宇宙メダカ」の子孫が放され、元気に泳ぎ回っています。

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御田八幡神社の湧水

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所在地:港区三田3丁目

 港区の三田周辺も大変起伏が激しい場所で、遠い昔は海が打ち寄せていたと思われる低地を通る国道15号線(第一京浜)=旧東海道に面して御田八幡神社があります。都内でも有数の古社で、和同2(709)年、東国鎮護の神社として創建されたのが始まりと伝えられています。台地斜面を背にしているため、湧水があり、石段の左脇に滝となって落ちています。ただし、水量は多くないので、涸渇の危機に瀕しているのかもしれません。滝壺は小さな池で、金魚がたくさん泳いでいます。
 神社の背後の高台には古墳のある亀塚公園があり、またこの一帯には寺院が密集しています。これらの寺院の中にも湧水のあるところがいくつかあり、大松寺、大信寺(いずれも三田4丁目)などの池が湧水のようですが、非公開です。のぞき見ることはできます。

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愛宕神社の池

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所在地:港区愛宕1丁目

 都心にこんもりと聳える愛宕山は標高26メートル。都心部の最高峰で江戸時代には桜や見晴らしの名所として親しまれました。この山の上に1603年、徳川家康の命により創建されたのが愛宕神社です。主祭神は火産霊命(ほむすびのみこと)、防火の神様です。神社へ通じる石段はちょっと恐ろしいほどの急勾配ですが、3代将軍・家光が愛宕山の下を通りかかった時、随行していた曲垣平九郎(まがきへいくろう)という武士が騎馬でこの石段を駆け上がり、境内の梅を折り取って戻り、家光に献上し、「日本一の馬術の名人」と将軍から讃えられたという話が伝わっています。あまりの急階段で、にわかに信じがたい話ですが、実際に騎馬での昇り降りが可能かどうか試した人がいるようで、数名の成功者の名前も残っているので事実なのでしょう(きっと失敗者も大勢いたはずです)。この故事にちなんで、今でもこの石段は「出世の石段」と呼ばれ、昇ったり降りたりする人が絶えないそうです(もちろん、歩いて、ですが…)。また、この神社は幕末の「桜田門外の変」の時、大老・井伊直弼の襲撃に向かう水戸浪士の集結地になったことでも知られています。
 さて、そんな愛宕神社の境内に小舟の浮かぶ池があり、錦鯉がたくさん泳いでいます。その池畔には弁財天が祀られています。なお、遠い昔、この地に「児盤水(または小判水)」(こばんすい)という霊験あらたかな湧水があり、平将門の乱の鎮圧に向かう源経基がこの水で水垢離をして神の加護を祈願し、乱を鎮めたという話も伝わっています。そのため、池につくられた小さな滝は「児盤水の滝」と呼ばれているようです。
 愛宕山はNHK発祥の地でもあり、神社の隣にはNHK放送博物館もあります。

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小石川後楽園の池

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所在地:文京区後楽1丁目

 東京ドームの隣にある後楽園は黄門様こと徳川光圀が完成させた江戸初期の回遊式築山泉水庭園で、特別史跡・特別名勝に指定されています。円月橋、西湖堤など光圀の中国趣味が色濃く反映した庭園ですが、同時に京都や木曽など日本の風景も取り入れられ、園内に一歩足を踏み入れると、都心にいるとは思えない非日常的な時間を過ごすことができます(時々、近所の遊園地のジェットコースターから女の子の悲鳴が聞こえてくるのが玉に瑕ですが…)。
 池の水は元来は江戸の町に水を供給していた神田上水から引かれ、渓流や滝など美しい水の風景を生み出しています。また、庭園の東寄りには書院の跡があり、ここにも池があります(下写真)。
 梅、桜、つつじ、藤、花菖蒲、蓮、紅葉などが四季折々に庭園を彩り、多くの人が訪れます。
 入園料一般300円。

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哲学堂公園の菖蒲池・心字池

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(菖蒲池)

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(心字池)

所在地:中野区松が丘1丁目

 西武新宿線・新井薬師前駅から北へ500メートルほど歩くと、やがて下り坂になって妙正寺川にかかる四村橋を渡ったところが中野区立哲学堂公園です。正門は坂を上った高台上ですが、四村橋の袂にも入口があり、すぐに池があります。これが菖蒲池で、名前の通り、池畔に菖蒲が植えられています。池には鯉や亀がいて、カルガモの姿も見られます。池の北側の斜面上に循環水による滝があり、水はせせらぎとなって流れ下り、池に注いでいます。
 菖蒲池から妙正寺川沿いに奥へ進むと、心字池があります。そもそも哲学堂公園は東洋大学の創設者で哲学者の井上円了が明治39年に私財を投じて設立した精神修養・社会教育の道場としての庭園が始まりです。妙正寺川北岸の高台と斜面を利用した園地は哲学関、哲理門(左右に天狗と幽霊がいます)、三学亭、宇宙館、四聖堂、六賢台・・・といった七十七場が点在しています。斜面下の唯心庭にある心字池の水源はこれも循環水による先天泉で、池には概念橋がかかり、理性島へ通じるというような具合です。こちらには小さな金魚が泳いでいました。

 ところで、妙正寺川といえば、都内でも有数の暴れ川で、これまでに周辺地域にたびたび洪水被害をもたらしてきました。そのため、川に沿って多数の調整池が造成されています。公園の右岸側にも調整池があり、増水時には堰を越えて水が地下23メートルの巨大な貯水槽に流れ込む仕組みになっています(下写真)。

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林試の森公園の池

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所在地:品川区小山台2丁目・目黒区下目黒5丁目

 品川区と目黒区にまたがる林試の森は林野庁の林業試験場跡地を都立公園としたもので、起伏に富んだ園内には珍しい樹木が多数植えられています。東西に細長い公園のほぼ中央部に池があり、池畔には北米原産の針葉樹、ラクウショウの林があります。
 池の水はせせらぎとなって北へ流れ、もうひとつの小さな池に通じています。

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おとめ山公園の池

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(新宿区内では貴重な湧水)

所在地:新宿区下落合2丁目

 おとめ山は目白崖線に位置する鬱蒼とした武蔵野の自然が残る公園で、中央を貫く道路によって東西に分断されています。
 そもそも、「おとめ山」は「御留山」で、江戸時代に将軍家の狩猟地として立ち入り禁止の土地だったことを意味しています。明治時代になると、近衛家と相馬家の所有となり、特に西側の相馬家の敷地には「林泉園」という回遊式庭園がつくられました。その後、付近一帯は分譲地となったり、大蔵省の所有となったりしましたが、昭和44年になって池の周辺が公園として整備されました。

 現在、通りをはさんで西側の園内には崖下に湧水(上写真、新宿区内では貴重な存在です)があり、「東京の名湧水57選」に選ばれています。その清冽な水は流れとなって、上下二段の池に流れ込み、さらに下流にはヘイケボタルの飼育場も設置されています(下写真)。

 湧水は最上流の水源以外にも複数の湧出点があるようで、サワガニもいるそうです。また、カワセミが姿を見せるほか、カルガモも毎年繁殖しているということです。園内にタヌキが出没することもよく知られています。

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(鯉の泳ぐ上の池)

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(一段低い下の池)

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(ホタルの飼育施設)

 水は通りの下をくぐり、東側の園内にある弁天池(下写真)に流れ込んでいます。池としては、ここが最も大きく、中の島や噴水があります。こちらにも湧水らしきものがありますが、水が湧き出すというより沁み出すといった程度のものです。

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(弁天池の湧水。ほかにも数か所から湧いている)

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(公園の中央を貫く坂道にある標識)

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新宿御苑の池

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(玉藻池)

所在地:新宿区内藤町・渋谷区千駄ヶ谷6丁目

 渋谷区と新宿区にまたがる新宿御苑はもとは徳川家康の譜代の家臣だった内藤家の土地でしたが、明治時代には農園芸の試験場を経て皇室の御料地となり、昭和24年に国民公園として一般公開されました。入苑料は一般200円。

 御苑の北東側の大木戸門に近い一角が内藤家の下屋敷跡で、「玉川園」という庭園があり、玉川上水から水を引き入れた池がつくられていました。現在の玉藻池がその名残です(上写真)。

 また、御苑の西側から南東にかけても池が点々と連なっています。一番西寄りの上の池の周辺は日本庭園で、明治から大正の御料地時代には小さな動物園があったそうです。ここで飼われていた動物は大正15年の動物園廃止後、上野動物園に下賜されました。

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(日本庭園の上の池)

 上の池の下流には台湾風建築の旧御凉亭があります。これは昭和天皇が皇太子の時代に御成婚を記念して台湾在住邦人から贈られたものです。

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(旧御凉亭)

 池の水は水路を通じて中の池に流れ込みます。ここも東西に長い池で、中央部に島があり、両岸と橋で結ばれています。そのため、池がふたつに分断されているように見えます。池を縦断するこの道を南へ行けば千駄ヶ谷門です。

 中の池はかつてはスイレンが水面を埋めるほど繁茂していましたが、2009年7月に訪れたら、いつのまにかスイレンはほとんど姿を消してしまいました。最近浚渫工事をしていたようなので、そのせいでしょうか。

 中の池の北側は広い芝生が大木が点在するイギリス風景式庭園となっています。

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(中の池にかかる橋)

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(中の池を東端から眺める)

 中の池より一段低い小さな池が下の池です。その池尻にかかる橋は明治38年にフランスから購入した擬木の橋です。擬木(ぎぼく)とは石やコンクリートで木の幹に似せて作ったもので、これが日本で最も古い擬木の橋と言われています。

 この橋をくぐった池の水は水路を通じて御苑の外へ流れ出し、渋谷川(暗渠)の水源となっています。

 なお、下の池の北側はプラタナスの並木やバラ園がシンメトリックに続くフランス式整形庭園です。

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(擬木の橋)

 新宿御苑の西端、新宿門に近い一帯は最近「母と子の森」として整備され、一周430メートルの散策路を歩くことで、「巨樹の森」「ラクウショウの森」「いきものの森」「里山の森」といったさまざまな森をめぐり、いろいろな自然環境やそこで暮らす生き物を観察できるようになっています。その中には池や小川、湿地など水辺の環境もつくられています。

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(母と子の森の池)

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三島公園のビオトープ池

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所在地:世田谷区深沢5-11

 三島公園は駒沢通りと駒沢公園通りが交わる深沢不動交差点の南西側にあり、呑川緑道に面しています。普通の児童遊園ですが、公園の一角に池があり、水辺の生き物が観察できるビオトープになっています。

 そもそも公園名の三島とは隣接する深沢神社が伊豆国の一宮・三島神社の分社として創建され、三島神社と呼ばれたことに因んでいます。明治42年に当時の深沢村各所に祀られていた神社を三島神社に合祀して深沢神社と改められました。

 その深沢神社は三島公園に隣接する高台にありますが、かつては三島公園の敷地も境内に含まれていたらしく、そこに湧水の池があったそうです。池には三島の名に因んだのか、三つの島があり、そのうち一番奥の島に弁財天が祀られていたということです。

 この池には片目の鯉の伝説があります。付近の農民が病気が快癒したお礼に池に鯉を放したところ、冷たい水のせいで鯉が片目になったとか、眼病の人が弁天様に願をかけて片目の鯉を池に放したとかいう話です。

 その弁天池の名残は現在もあって、深沢神社の本殿の右脇に崖下に通じる石段があり、その小さな窪地に弁天様が祀られています。湧水の名残のようなものもあり、池というより水たまりのようなものですが、赤い橋がかかっています。この水は塀で仕切られた三島公園のビオトープ池に通じています。

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(ビオトープ池の奥のフェンスの向こうが深沢神社の弁天様)

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(深沢神社境内の隅にひっそりと隠れている弁天社)

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(水は画面上方に流れ、三島公園の池に通じています。)

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駒沢緑泉公園の池

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所在地:世田谷区駒沢3丁目

 いかにもイイ池がありそうな名前の南北に細長い緑豊かな公園で、北端に池があります。公園全体が北に向って開けた谷戸地形であることから、かつてはここに湧水が存在し、公園の北方を流れる蛇崩川に通じていたものと思われます。現在は人工の水源から湧き出した水が樹木園内の渓流を流れ下り、池に注いでいます。池はさほど大きなものではなく、僕が訪ねた時はたくさんのカラスの水浴び場になっていました。近所の人が散歩するにはよい公園ですが、池そのものは大したことはありません。

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赤堤・六所神社の弁天池

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所在地:世田谷区赤堤2-25

 六所神社は旧赤堤村の鎮守で、古来、地域の人々の信仰を集めてきた神社です。創建は天正10(1584)年で、平貞盛の子孫にあたる服部氏が府中の六所宮(現・大国魂神社)を勧請したということです。

 今も鬱蒼とした樹林が残り、古社の風情を残す境内に厳島神社(弁財天)が祀られ、小さな社を囲むように池があります。小さな池で、あまりきれいでもありませんが、金魚が泳いでいます。

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貴船神社の「御手洗の小池」

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所在地:杉並区和泉3-22

 貴船神社は神田川左岸の台地斜面に立地する神社で、近くにある和泉熊野神社の境外末社です。

 京都の貴船神社から勧請したという祭神は山や谷、川にすむという龍神で、この神は雨水をつかさどり、雨乞い・止雨に霊力があるとされ、信仰されていたようです。

 境内には湧水による「御手洗の小池」と呼ばれる池があり、かつてはいかなる干ばつでも涸れることがなかったそうで、和泉の地名もこの豊かな湧水に由来すると考えられているようです。ところが、その湧水も周辺の都市化の進行により、昭和40年頃にはついに涸渇してしまいました。

 池は現在も存在しますが、僕が訪れた2009年7月の時点では水がほとんどありませんでした。小さな滝や飛び石がある風流な池のようなのですが…。

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成城3丁目緑地の湧水池

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所在地:世田谷区成城3丁目

 太古の多摩川が武蔵野台地を削って形成された国分寺崖線に沿って数多くの湧水がありますが、ここもそのひとつで、「成城3丁目緑地」として貴重な自然環境が保全されています。

 段丘斜面に湧水によってできた二つの窪地(ハケ)があり、どちらからも清冽な水が湧き出し、それらが合わさって池となっています(上写真)。

 東側の湧水は崖線斜面をさらさらと流れ下ってきます。それはここが東京であることを忘れさせるような光景です。湧出点は複数存在します。

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 西側の湧水はセキショウの茂った小さな谷に湧き出し、水路を通じて池に導かれています。

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 池の水は水路を通じて世田谷区立成城さくら公園の池(下写真)に送られ、さらに暗渠で世田谷通りの下をくぐって、雁追橋付近で野川に落ちています。

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大蔵3丁目の池

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所在地:世田谷区大蔵3丁目

 武蔵野台地に仙川が刻んだ谷の崖下にある湧水池です。大蔵3丁目の団地内にあり、傾斜地から湧き出す水は量も比較的多く、水音が絶えません。
 池畔にはテラスが設置され、澄んだ池を眺めることができます。以前はコイやニジマスが泳いでいましたが、水生生物保護のため、今はいません。ここにもサワガニがいるそうです。
 世田谷通りをはさんだ北側にも小さな湧水池があります(下写真)。こちらの池は意外に知られていないかもしれません。

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稲荷山憩いの森の池

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所在地:練馬区土支田4丁目

 「清水山憩いの森」のすぐ東にあるのが「稲荷山憩いの森」の湧水です。
 白子川右岸の傾斜地の雑木林を保全したこの森の崖下に水が湧き出し、池をつくっています。小さな池ですが、澄んだ水の中を鯉や金魚、その他の魚が泳ぎ、池のほとりに小さな社と「豊楽園」と刻まれた石碑が立っています。
 池の水は水路を通じて下中里橋付近で白子川に落ちています。

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清水山憩いの森の池

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(右手前が湧出点)

所在地:練馬区大泉町1丁目

 練馬区西北部の湧水を集めて流れる白子川の右岸側台地斜面にあるのが「清水山憩いの森」で、ここは都内では貴重なカタクリの群生地として知られています。そして、ここにも湧水があり、「東京の名湧水57選」に選定されています。斜面の下から湧き出した水は「鳥楽の池」と名付けられた小さな池に注ぎ込み、さらにサラサラと流れ下って白子川に通じています。

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(湧水)

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八の釜憩いの森の湧水

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所在地:練馬区東大泉2丁目

 関越道と東京外環道の大泉ジャンクションのすぐ南側に白子川に沿って「びくに公園」があります。ふだんはテニスコートなどに利用されていますが、大雨の時など白子川の増水時に水が流れ込む調整池の機能を持っています。この平坦な公園の東側の雑木林の高台と斜面が「八の釜憩いの森」で、ここにも湧水があります。釜とは水が湧くところを意味するそうで、この一帯にはかつて8ヶ所の釜があったところから「八の釜」と呼ばれているわけです。今も残るのは1ヶ所のみのようで、湧水点をのぞき込むと底から湧き出しているのが分かります(上写真の奥が湧出点です)。
 湧き出した水は小川となり、一部はフェンスで囲われてホタルの飼育も行われています。もちろん、この水も白子川に注ぎます。

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富岡八幡宮の弁天池

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所在地:江東区富岡1丁目

 富岡八幡宮(祭神・誉田別命=ほんだわけのみこと)は寛永4(1627)年に隅田川河口の砂州・永代島を埋め立てて創建され、江戸最大の八幡様として信仰を集めてきました。そもそも八幡神は源氏の氏神であり、源氏の系譜に連なる(とされる)徳川将軍家からも手厚い保護を受け、勧進相撲発祥の地としても知られています。そのため境内には「横綱力士碑」など相撲関連の見どころが多く、新横綱誕生時には土俵入りが奉納され、力士碑にその名が刻まれます。
 さて、その八幡宮境内の東寄りに弁天池があります。鯉が泳ぎまわる池の中の島には赤い橋がかかり、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀る七渡(ななわたり)神社があります。この社は富岡八幡宮創建以前より祀られていたといい、「七渡弁天さま」として信仰されていたそうです。また、ここには粟島神社(祭神・少彦名命=すくなひこなのみこと)が合祀され、女性の守り神として崇められ、毎年2月8日には針供養が行われます。

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赤羽自然観察公園の湧水と水鳥の池

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(湧水のある谷戸)

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(水鳥の池)

所在地:北区赤羽西5丁目

 自衛隊十条駐屯地の跡地を利用した公園で、谷戸地形の自然を再現しています。ここには湧水があり、「東京の名湧水57選」に選ばれています。この水が湿地や沼や小川、水田といった谷戸本来の景観を形づくり、そこでさまざまな野鳥、昆虫、草花などを観察できます。そして、この水が流れ込むのが「水鳥の池」で、水面に浮かぶカモなどの姿を見ることができます。
 園内には古民家を移築した「ふるさと農家体験館」やバーベキュー施設、多目的広場などもあります。
 また、この公園の南側の駐屯地跡も公園として整備中です。

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葛西臨海公園の池

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(葛西臨海水族園の池と東京湾)

所在地:江戸川区臨海町6丁目

 東京湾の埋め立て地に造成された葛西臨海公園といえば、マグロの回遊水槽でおなじみの水族園と大観覧車が有名ですが、広大な園内には樹林や草原、せせらぎ、池、渚などの多様な景観があり、無料で散策が楽しめます。
 公園の東半分は鳥類園で、淡水の「上の池」、汽水の「下の池」があり、湿原や干潟などの水辺環境が再現され、カモやシギ、チドリ、サギなどの水鳥をはじめ、猛禽類などさまざまな野鳥が観察できます。バードウォッチングセンターでは野鳥に関する情報も得られます。公園の東側は旧江戸川河口で、対岸はディズニーランドです。

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(淡水の「上の池」とバードウォッチングセンター)

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(汽水の「下の池」)

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(水族園のペンギン池)

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舎人公園の池

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(大雨で増水した池)

所在地:足立区古千谷1・2丁目ほか

 舎人公園は足立区西北部に位置する広大な緑地公園です。尾久橋通りをはさんで東西のエリアに分断されていて、西地区には陸上競技場やテニスコート、野球場などがあり、東地区に大きな池を中心とした緑地が広がり、現在も造成が進行中です。
 池はさまざまな水生植物が繁茂した野趣あふれる姿で、カモ類やユリカモメなど多くの水鳥が観察できます。クイナ科のオオバンやバンの姿も数多く見かけました。地下水の汲み上げと思われる水源から流れ出た水は小川となり、湿地や菖蒲田を潤し、池に注いでいます。
 この大池の南方にはフェンスで囲われたバードサンクチュアリがあり、そこにも池があります。

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(バードサンクチュアリの池)

 さらに南側の未整備地区にも池があり、ここでは釣りを楽しむ人の姿が見られました。

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(公園最南部の池)

 これまでは公園へのアクセスが不便でしたが、2008年3月開業の日暮里・舎人ライナーに舎人公園駅が設置され、その車両基地が大池の北側の地下に造られました。

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根津神社の池

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所在地:文京区根津1丁目

 根津神社の敷地は元は徳川綱重(5代将軍・綱吉の兄)の屋敷でした。6代将軍・家宣はここで生まれています。そして、屋敷の北方にあった根津神社が産土神(幼児の守護神)とされました。綱吉に世継ぎがおらず、家宣が将軍になると、屋敷に根津神社が移され、壮麗な社殿が建てられました。1706年のことです。当時の社殿は現存し、重要文化財に指定されています。
 その神社の西側が台地の斜面になっていて、ツツジの名所になっています。その斜面上には庚申塔、家宣の胞衣塚(えなづか=後産の胎盤などを埋めた場所)があり、また朱塗りの鳥居が立ち並ぶ稲荷神社があります。社殿は舞台造りになっていて、その下に細長い池があります。稲荷神社の北側の斜面上に水源(揚水と思われます)があり、そこから流れ落ちた水は細長い池から南へ流れ、境内東南側のより大きな池に通じています。

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花畑記念庭園の池

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所在地:足立区花畑4丁目

 元淵江公園の北1.5キロほど行くと、花畑記念庭園があります。足立区制50周年を記念して造られた公園で、濠で囲まれた築地塀が武家屋敷を思わせます。門から入って左手が庭園で、すぐに池があります。循環水を利用した回遊式池泉庭園で、雪見燈籠、あずまや、滝、沢渡り、築山、渓流などがあり、さまざまな景観が楽しめます。池の水は外の濠とも繋がっています。
 池に面して集会などに利用できる「桜花亭」が建っています。

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浅草寺影向堂前の池

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所在地:台東区浅草2丁目

 浅草寺の本堂(観音堂)の西側に平成6年に落慶したのが影向堂です。堂内には生まれ年の干支に応じた8体の守り本尊が奉安されています。

 お堂の前には錦鯉の泳ぐ池があり、美しい鯉に外国人観光客がいつもカメラを向けています。

 この池にかかる「石造階」とも呼ばれる石橋(しゃっきょう)は現存する石造りの橋としては都内最古で、元和4(1618)年、浅草寺に東照宮(現存せず)が造営された際に参詣のための神橋として造られました。寄進者は徳川家康の娘・振姫の婿だった和歌山藩主・浅野長晟です。この橋は重要美術品にも認定されています。

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浅草寺伝法院の池

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所在地:台東区浅草2-3-1

  浅草寺の雷門をくぐって仲見世通りを歩いていくと、宝蔵門の手前左側にあるのが浅草寺の本坊・伝法院です。江戸時代の建物が奇跡的に戦災を免れ、残っているほか、桃山~江戸初期の茶人・建築家・作庭家である小堀遠州の作という回遊式池泉庭園があるのですが、一般公開はされていないようです。ただし、伝法院南側の伝法院通り沿いの鎮護堂の境内から柵越しに池をのぞくことができます。

(追記)

 2011年3月25日~4月28日に浅草寺平成本堂大営繕記念ということで、伝法院庭園が特別公開され、滅多にない貴重な機会なので出かけてきました。ちょうど桜の季節でもあり、想像以上に素晴らしい庭園の美しさに感動しました。

 池は一字一石の写経が埋められた経ヶ島の浮かぶ北東部と、広々とした南西部に分かれ、ふたつの池を繋ぐ、くびれ部分に橋がかかっています。池畔には石灯籠などが配され、州浜や渓流、沢渡りなど回遊式庭園ならではの風趣が凝らされて、歩くにつれてさまざまな景観が次々と展開し、桜や紅葉などの植物も季節ごとにさまざまな彩りを添えています。水面に映る五重塔も美しく、また伝法院の屋根越しにスカイツリーもそびえています。仲見世の賑わいのすぐ隣にあるとは思えない趣のある名園でした。

 池には錦鯉のほかウナギもいました。

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(ウナギ)

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西新井大師の御手洗池・心字池

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所在地:足立区西新井1丁目

 西新井大師は正式には五智山遍照院総持寺という真言宗豊山派の寺院です。平安初期に弘法大師・空海が開いたと伝えられる古刹で、古くから多くの信仰を集め、現在もお参りする人が絶えません。そもそも西新井の地名の由来はこの土地の人々が干ばつで苦しんでいたところへ空海が訪れ、その霊力で新たな泉が湧き出し、それが寺の西方にあたったことによるといいます。新旧のお堂が並ぶ広い境内には今も池が2つあります。
 ひとつは仁王門をくぐって、右手にあり、「御手洗池」と呼ばれています。池のほとりには鐘楼が建ち、藤棚がつくられています。

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 もうひとつは本堂の左側にある「心字池」で、小さな滝がつくられ、池畔に稚児大師像が立ち、中の島に弁財天が祀られています。

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本門寺公園の弁天池

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所在地:大田区池上1丁目

 日蓮宗の大寺院・本門寺は日蓮上人入滅の地にあたる霊場で、周囲を急な斜面に囲まれた台地上に伽藍が並んでいます。その広大な寺域の東側の一部が昭和8年に東京市(当時)に寄付され、公園となったのが本門寺公園で、現在は大田区に移管されています。起伏の激しい雑木林やグラウンド、デイキャンプ場などがあり、北東側に弁天池があります。もとは湧水池だったのでしょうが、現在も湧水が健在なのかどうかは分かりません。小さな島がありますが、木々が茂り、弁財天が祀られているのかどうかは確認できませんでした。この池では釣りもできるようです。

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(池にはアヒルが1羽)  

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薬師の泉庭園の池

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所在地:板橋区小豆沢3丁目

 都営三田線・志村坂上駅下車。中山道(国道17号線)の坂を下ると、坂の途中右側に「薬師の泉庭園」の小さな門があります。門をくぐって、石段を下ると、崖下にこじんまりとした回遊式池泉庭園があります(正門は坂下です)。

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 そもそもここはかつて大善寺という曹洞宗寺院で、境内に清らかな泉が湧いていました。江戸時代には8代将軍・徳川吉宗が鷹狩りでこの地を訪れた際、この寺に立ち寄り、その水を誉め、寺の本尊である薬師如来を「清水薬師」と命名したと伝えられています。また、「江戸名所図会」にも描かれ、中山道を往来する人々に親しまれていたそうです。寺はその後、関東大震災で浅草から移ってきた総泉寺と合併され、その薬師如来像も現在は総泉寺に安置されています(総泉寺は庭園の背後の崖上にあります)。
 大善寺の跡地はその後、荒れ果ててしまいましたが、板橋区が「江戸名所図会」の挿絵に基づいて庭園を復元し、平成元年に「薬師の泉庭園」として開園しました。今もわずかながら湧水があるようですが、おもな水源は地下水の汲み上げに頼っているようで、小豆沢崖線の地形を利用して滝もつくられています。

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向山庭園の池

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所在地:練馬区向山3丁目

 豊島園の南側にある小さな庭園です。元は明治~昭和初期の政治家・江木翼の屋敷だったそうですが、現在は練馬区が管理していて集会に利用できる和室や茶室があります。庭園見学だけなら無料です。
 北方を流れる石神井川に向かって開けた谷戸地形で、池はかつては湧水池だったに違いありませんが、現在はどうなのでしょう。現在の豊島園内にあった練馬城の濠だったという説もあるようです。池畔の茶室、池を見下ろすあずまやなどがあり、四季折々の植物が彩りを添えています。

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柴又帝釈天の池

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所在地:葛飾区柴又7丁目

 映画『男はつらいよ』でおなじみの柴又帝釈天は正式には題経寺という日蓮宗の寺院で、寅さんの銅像がある柴又駅前から続く参道も、帝釈天の境内もいつも大変な賑わいです。このお寺の奥に邃渓園という庭園があり、そこに池があります。ただし、この池を眺めるには拝観料(本堂内陣の外壁に施された見事な彫刻の拝観とセットで400円)を払わねばなりません。靴を脱いで、総檜造りの大客殿に上がると、回廊に囲まれた中庭(邃渓園)があり、そこに鯉の泳ぐ池があるわけです。庭園に下りることはできませんが、回廊を一周しながら鑑賞できます。

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皇居東御苑・二の丸庭園の池

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所在地:千代田区千代田

 江戸城の旧本丸・二の丸・三の丸の跡が東御苑で、一般開放されています(入園無料、月・金は休園)。日本人には意外に知られていないのか、むしろ外国人観光客が目立ちます。

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(大手門)

 大手門から入り、受付で入苑票を受け取って、番所の建物などを見ながら奥へ進むと、白鳥濠があります。

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(本丸庭園から見た白鳥濠と汐見坂。左手は二の丸庭園)

 白鳥濠の脇の汐見坂を登ると、本丸庭園で、広々とした芝生が広がる中に天守閣跡などが残っています。ここには「緑の泉」という噴水池があります。

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(緑の泉)

 一方、本丸跡から白鳥濠をはさんだ東側が旧二の丸で、ここにも素晴らしい庭園があります。もとは小堀遠州が造った庭園ですが、何度も火災で焼失し、明治以降は荒れ果てていたそうです。それを昭和43年の東御苑公開にあわせて9代将軍・徳川家重の時代の絵図面を参考にして復元したのが現在の「二の丸庭園」です。

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 昭和天皇のお考えに基づき武蔵野の原風景を再現した雑木林(上写真)はまるでどこかの高原に迷い込んだような雰囲気で、その樹林を抜けると、きれいに刈り込まれたツツジやサツキの曲線美が印象的な回遊式池泉庭園に出ます。

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 池には水源が3つあり、南側の2つの水源からの水は小川を流れ、ひとつに合流してハナショウブが植えられた菖蒲田を潤して、池に注ぎます。

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(水源の井筒)

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(ここからも水が湧いている)

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(2つの流れが一緒になって菖蒲田を潤す)) 

 もうひとつは北側の高みにあり、滝となって池に落ちています(下写真)。池には洲浜が作られ、雪見燈籠も置かれています。

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 池にはアサザやヒツジグサ、コウホネなどの水生植物が植えられ、池畔にもさまざまな花が咲き、季節ごとに楽しめます。

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(アサザ)

 また、池には鯉や亀のほか小さな魚がたくさん泳いでいますが、この中で特筆すべきなのは鯉です。この池の鯉はヒレナガニシキゴイという珍しい種類なのです。インドネシアのヒレナガゴイと日本の錦鯉を交配させたもので、尾びれや胸びれが普通の鯉よりも長いのが特徴です。

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(ヒレナガニシキゴイと小魚の群れ)

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(雪の二の丸庭園)

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靖国神社の神池

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所在地:千代田区九段北3丁目

 靖国神社は明治2年に政府が戊辰戦争の官軍側戦没者を慰霊する目的で創建した招魂社が始まりで、明治12年に靖国神社と改称され、現在は幕末の黒船来航から第2次世界大戦までの戦没者らを祭っています。
 この神社の奥にひっそりと池があります。「浄土を思わせる」という表現は神道には不適切ですが、そんな雰囲気の池で、「神池」と呼ばれ、上越新幹線開業を記念して新潟県から奉納された錦鯉が泳ぎまわっています(餌の自動販売機あり)

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日比谷公園のペリカン噴水

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所在地:千代田区日比谷公園

 日比谷公園の第一花壇にある噴水池。明治36年の開園当時からある公園のシンボル的存在で、向かい合った2羽のペリカンのくちばしの先から水が噴き出ています。

 池にはスイレンなどの水生植物が植えられ、池の周囲も季節ごとの草花で彩られます。

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日比谷公園の雲形池

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所在地:千代田区日比谷公園

 日本初の洋風庭園である日比谷公園の南西寄りにあるのが雲形池です。こちらは翼を広げて天を仰ぐ鶴の噴水が有名です。東京美術学校の津田信夫・岡崎雪声両氏の共同制作によるものです。

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 近年はそういうことも少なくなりましたが、真冬の東京がかなり冷え込んだ日には日比谷公園の噴水にもツララができました、というようなニュースでこの池がテレビに登場したりします。

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 また、この噴水で野鳥たちが水浴びをしているのも、よく見かける光景です。たまたま撮った写真にヒレンジャクらしき鳥が写っていました。

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(鶴の噴水の足元にヒレンジャク)

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(野鳥たちが集まってシャワーを浴びている)

 池は北側からひょろりと水路が伸びていて、そこに江戸時代、増上寺霊廟の旧御成門前の桜川に架かっていたという石橋が移設されています。また、そばには明治36年の公園開設当時、陸上交通の一翼を担っていた馬の水飲み場もあり、当時の公園の照明灯と同じデザインで作られています。

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(石橋)

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(馬の水飲み場)      

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日比谷公園の心字池

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 所在地:千代田区日比谷公園

 日比谷公園は明治36年に開園した日本初の洋式庭園です。園内にはいくつかの池や噴水があり、そのひとつが公園の北東寄りにある心字池です。これはかつて江戸城の日比谷見附付近から外濠に通じていた濠の名残で、池に沿って当時の石垣が残り、和風庭園の趣です。

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東京駅前の池

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所在地:千代田区丸の内1丁目

 東京駅前の池です。鉄道の駅前にある小さな池や噴水をいちいち取り上げるつもりはないのですが、なんといっても天下の東京駅前にある池なので載せてみました。

 2006年9月に訪れた時の写真ですが、小さな魚が泳いでいたような気がします。

 ところで、この池、現在、東京駅のレンガ駅舎の改修に合わせて駅前も整備中で、姿が見えないようです。

 工事終了後も変わらぬ姿で再登場するのか、あるいは消えてしまうのか・・・、どうなるのか、気になるところです。

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国会前庭の池

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所在地:千代田区永田町1丁目

 国会議事堂の前にある前庭の池です。地図に複雑な形の池が描かれており、どんなところかと以前から気になっていたので、都心をサイクリングした際に訪ねてみました。休日の官庁街はひっそりとして、警察車両と警察官だけが目につき、なんとなく監視されているような気分にもなりましたが、なかなかいい感じの庭園でした。国会前庭は銀杏並木の広い通りをはさんで南北に分かれ、北側が洋風庭園、南側が和風庭園で、写真の池は和風庭園の池です。林の中に水源の滝があり、そこから渓流が曲がりくねりながら緩急の流れをつくって下っていき、池に注いでいます。ここは元は皇室の霞ヶ関離宮のあったところだそうです。

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清澄庭園の池

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所在地:江東区清澄3丁目

 江戸時代の豪商・紀伊国屋文左衛門の屋敷跡だとも伝えられる清澄庭園は地下鉄の大江戸線・半蔵門線の清澄白河駅からすぐのところにあります。明治になって三菱財閥・岩崎家の所有となり、おもに三菱社員の親睦や国内外からの貴賓をもてなす場として広大な敷地に洋館や和館が建てられ、庭園が整備されました。池は隅田川の水を引き込み、潮の干満によって水位が変化する「潮入りの池」だったそうです。
 その後、関東大震災や戦災により、当時の建物は失われましたが、唯一、罹災を免れた数寄屋造りの「涼亭」が池のほとりに残っています。
 池は現在は外部との繋がりはなく、淡水で、立派な鯉が泳ぎ回っています。庭園には三菱の汽船で運び込まれた全国の名石が配置され、水上を飛び石伝いに歩ける「磯渡り」などの趣向も凝らしてあり、回遊式林泉庭園の風情を今に伝えています。東京都の名勝に指定されています。
 入園料150円。

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成城池

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所在地:世田谷区成城6丁目

 成城学園の敷地内の仙川に面した斜面の下にある池で、川沿いの遊歩道からフェンス越しに眺めることができます。池の中に島があり、その形からドーナツ池とも呼ばれているそうです。昭和初期の地図にも描かれているので、恐らく学校ができた当初からあった池なのでしょう。以前は学校と世田谷区の協定により池の周囲は一般にも開放され、誰でも散策できたそうで、仙川に面して出入り口がありますが、昨今の社会情勢により閉鎖されてしまいました。

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平和の森公園の池

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所在地:中野区新井3丁目

 西武新宿線・沼袋駅の南、妙正寺川沿いに1985年に開園した平和の森公園は中野区の「憲法擁護・非核都市宣言」にちなんだ公園で、それ以前は1910年から1983年まで中野刑務所があった場所です。公園造成時の発掘調査によって先土器時代(1万3千年前)から江戸時代末期までの複合遺跡が発見され、とりわけ弥生時代後期の竪穴住居が約260軒も見つかっているということです。また、当時の村の有力者を葬ったと考えられる方形周溝墓も中野区内では初めて発見されました。公園の西から北を巻くように妙正寺川が蛇行して流れ、湧水も豊富な、古くから人が住むのに適した土地だったのでしょう。
 弥生時代の住居も復元された園内の最高所から人工の流水があり、高さの異なるいくつかの池を経て、石組の間を流れ下り、最後は滝となって、妙正寺川に流れ込んでいます。公園の南側が中野水再生センター(下水処理場)なので、その処理水を流しているものと思います。

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東光寺の龍神池

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所在地:中野区上高田5丁目

 西武新宿線・新井薬師前駅の東方、桜ヶ池不動院の前の通り(桜ヶ池通り)を北へ行き、西武線の踏切を渡って最初の角を左折すると、すぐに東光寺(真言宗豊山派)の参道があります。左側の台地斜面が墓地になっていて、門前に池があります(下写真)。もとは湧水の池だったと思いますが、今はどうなのでしょう。一応は斜面から水が湧き出して、池に流れ込んでいますが、地下水の汲み上げかもしれません。小さな池ですが、水深は1メートル以上あり、立派な錦鯉が泳いでいます。池畔に小堂があり、お寺の守護神である龍神が祀られています。

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東光寺別院の桜ヶ池

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所在地:中野区上高田4丁目

 西武新宿線・新井薬師前駅の東方、妙正寺川に向って下る台地(豊島台)の斜面に桜ヶ池不動院というお寺があります。その名の通り、不動明王像が安置されたお堂の左側に水が湧き出していて、この水が池に注ぎ、鯉が泳いでいます。ここには古くから清水が湧き、不動明王が祀られ地元の人々の水垢離や雨乞いの神事の場となっていたそうで、その後、この地の北方にある東光寺の別院となって現在に至っています。僕が訪れた数分の間にも地元の方々が次々とポリタンクやペットボトルに水を汲みに来ていました。

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見次公園の池

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所在地:板橋区前野町4丁目

 地下鉄都営三田線の志村坂上駅下車。中山道(国道17号線)に残る志村一里塚から一里塚通りを南へ数分で見次公園裏の信号に出ます。
 ここは台地の端で、園内に入って斜面を下ると、わりと広い池があります。池の中に木の生えた小さな島があります。

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 この池では釣りができるほか、ボートもあります。ただし、ボートは4月~10月の土日祝日のみの営業です。
 池の水は循環させて木炭を使った浄化が行なわれているほか、台地の下に湧水もあります。

(追記)

 2009年6月に見次公園北側の台地上にある凸版印刷の地下タンクから溶剤のトルエンが地中に漏出する事故があり、8月末の検査で見次公園の湧水からもトルエンが検出されました。9月現在、公園の湧水周辺は立ち入り禁止となっています。 

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目白庭園の池

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所在地:豊島区目白3丁目

 築地塀に囲まれた目白庭園は平成2年11月に開設された豊島区立の日本庭園です。長屋門をくぐると、すぐに池があります。回遊式庭園で、四季折々の花が咲く池畔の小道を巡ると、六角浮き見堂、飛び石、滝、滝見台などがあって、起伏に富み、さまざまな景観が楽しめます。池には錦鯉が泳ぎ、水源は井戸水の汲み上げのようです。
 池の南側には数奇屋建築の「赤鳥庵」があります。この名称は大正7年に鈴木三重吉によってこの地で創刊された子どものための文芸誌『赤い鳥』にちなんだものです。

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向島百花園の池

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所在地:墨田区東向島3丁目

 東武伊勢崎線・東向島駅から徒歩8分ほどの向島百花園は文化・文政期(19世紀初め)に江戸の商人が文人墨客の協力を得て開いた花園で、江戸時代に造られた花園としては現存する唯一のものです。当初は梅の木が中心だったそうですが、のちに和漢の古典に詠まれた植物が集められ、四季折々の花が咲くようになりました。その後、昭和13年に当時の東京市に寄贈され、昭和14年から一般公開されています。昭和53年には国の名勝・史跡にも指定されました。
 こじんまりとした庭園ではありますが、花の種類が多く、風情があります。季節ごとに朝顔展や虫ききの会、月見の会なども催され、また園内にはこの庭園を愛した文人墨客の句碑が随所にあります。
 園内には南北に細長い池があり、鯉などの魚が泳ぎ、水辺には菖蒲や半夏生などが植えられています。水は循環水のようです。
 入園料150円。

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六義園の池

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所在地:文京区本駒込6丁目

 六義園は元禄15(1702)年に完成した東京(江戸)を代表する大名庭園のひとつです。5代将軍・徳川綱吉の側用人として権勢を振るった柳沢吉保(川越藩主)が自ら設計・指揮して造園されました。庭園は吉保の文学的教養を反映して、和歌に詠まれた数々の名勝が再現され、八十八ヶ所の名所が選ばれています。また、六義園という命名も『古今和歌集』の序で紀貫之が述べた和歌の6つの種類(六義)にちなんだもので、「むくさのその」と読ませたということです。
 典型的な回遊式庭園で、大きな池と築山により、山奥の渓谷から海岸風景までが見事に表現されており、とりわけ園内最高所の藤代峠からの眺めは絶景として有名です。
 入園料一般300円。

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新江戸川公園の池

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所在地:文京区目白台2丁目

 椿山荘から神田川沿いにさらに西へ行くと新江戸川公園です。名前からは新しい公園と思いがちですが、ここも江戸時代からの大名屋敷の名残です。江戸中期までは旗本屋敷でしたが、その後、いくつかの大名家の所有を経て幕末には熊本藩主細川家の下屋敷となりました。近くに江戸川公園があるため、公園化に際して新江戸川公園と命名されました。ちなみに江戸川とは神田川下流部の古い呼び名で、公園は目白台から神田川沿いの低地にまたがっています。
 鬱蒼とした斜面に湧水があり、二筋に分かれた流れが池に注いでいます(一方は最後が滝となっています)。さほど大きな公園ではありませんが、自然の地形をいかした回遊式庭園として、四季折々に楽しめます。特に冬は松の木の枝を縄で吊る「雪吊り」が施されることで有名です。入園無料。

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関口芭蕉庵の瓢箪池

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所在地:文京区関口2丁目

 椿山荘の西隣にあるのが関口芭蕉庵。延宝5(1677)年から4年ほどの間、神田上水の改修事業にかかわった松尾芭蕉が暮らした場所だそうです。もちろん、当時の住居が残っているわけではありませんが、目白台の急斜面を利用した雛壇状の庭園には「東京の名湧水57選」に選定された湧水を利用した細長い池があり、さまざまな植物が植えられ、また句碑が点在しています。
 神田川に面した正門は閉ざされていますが、西側の目白台に上る急坂(その名も胸突き坂!)に面した通用門から入れます。
 芭蕉庵の西側には神田上水守護の水神社があります。

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(湧水)

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椿山荘庭園の池

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(椿山荘の幽翠池)

所在地:文京区関口2丁目

 地下鉄有楽町線の江戸川橋駅から神田川沿いに西へ行くと、湧水のある江戸川公園を経て、結婚式場・宴会場として有名な椿山荘の冠木門の前に出ます。
 椿山荘の敷地は古くは上総久留里藩主・黒田家の下屋敷で、明治維新後は山県有朋の別荘となり、椿山荘の名も付近に椿がたくさんあったことから山県が付けたそうです。目白台の傾斜地の自然地形を生かした庭園は明治30年頃に造られたもので、その後、大正時代に藤田観光の創業者・藤田家の所有となって現在に至っています。

 冠木門から庭園内に入ると(見学自由)、茶室の裏手にまず細長い池(雲錦池)があります。ただ、散策路からでは池全体の姿を眺めることはできません。椿山荘の庭園に湧く水はすべてここに集まり、神田川に落とされています。

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(雲錦池)

 さらに登っていくと湿地の中に「古香井」(ここうせい)という井戸があり、良質のミネラルウォーターが湧いています。ここは武蔵野台地の末端にあたり、秩父山系に降った雨が長い年月を経て湧き出したものだといいます。

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(古香井)

 さらに上流に少し大きな池(幽翠池)があり、池の上手には人工の滝も造られています。この滝は裏側に通路があり、滝の裏から庭園を眺めることができます。

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 下の写真は庭園の高台にある丸型大水鉢です。もとは京都府東山区粟田口から蹴上を経て山科へ通じる日ノ岡峠にあったもので、木食上人養阿正禅が旅人のために作ったものと伝えられています。

 峠をゆく旅人たちがここで喉を潤したのでしょう。牛車の轍の痕が残る敷石とともに保存されています。すぐ隣には広島県のお寺から移築した室町期の三重塔もあり、各所に七福神を配した散策路をめぐりながら、様々な風景と四季折々の植物が楽しめます。

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江戸川公園の池

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所在地:文京区関口2丁目

 東京メトロ・有楽町線の江戸川橋駅から地上に出ると、江戸川橋があります。下を流れる神田川が古くは江戸川とも呼ばれていたので、この橋の名前があるわけですが、この橋の袂から神田川の左岸側の上流へと続く細長い公園が江戸川公園です。目白台の南斜面と川の狭間に立地する公園で、かつては神田上水の堰があり、崖上の高台からは早稲田方面の田園風景や富士山を望む景勝地として昔から知られ、『江戸名所図絵』にも描かれています。

 現在は川べりに桜が植えられ、春の花見の名所となっています。

 神田上水は徳川家康が江戸に入府した直後に造らせた日本初の上水道で、井の頭池を水源とする神田川に堰を設けて水位を上げ、そこから取水して江戸市中に供給していました。その取水口(大洗堰)が大滝橋(江戸川橋から上流に2つ目の橋)付近にあり、そこから水戸徳川家の上屋敷(今の後楽園)に引き込み、さらに江戸城内や神田・日本橋方面に給水していました。

 この橋から下流の神田川には余水を流していたわけですが、この下流部を江戸川と呼んだようです。その江戸川にかかる最初の橋ということで、江戸川橋と命名されたのでしょう。

 大正8年に東京市(当時)はこの史跡を江戸川公園として整備し、大洗堰の保存に努めましたが、神田上水は昭和8年に廃止され、堰も撤去されました。現在は取水口の遺構の一部のみが保存されています。園内には台地の裾から湧き出た水による細長い池があり、その末端にあるのがその遺構の石柱です。

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(写真手前にあるのが大洗堰の石柱)

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有栖川宮記念公園

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所在地:港区南麻布5丁目

 広尾駅に近い都心の公園で、江戸時代には南部藩の下屋敷があり、明治になって有栖川宮威仁親王邸となった場所が昭和9年に一般開放されたものです。園内に外国人の家族連れが目につくのは周辺に大使館が密集している土地柄でしょうか。
 園内は東側が高台で、児童遊園や都立中央図書館があります。そして、西側の低地に湧水池があり、コイやカルガモ、アヒル、亀などが泳いでいます。池には2つの流れが注いでいて、いずれも源流部に循環水による滝がつくられています。とりわけ、西寄りの流れは渓谷の風情があり、滝の下の岩の間から今も湧水があるようです。
 池では釣りをしている人の姿も見られます。バケツをのぞくと、小さなモツゴのような魚がたくさん入っていました。魚釣り禁止の表示は見当たりませんでしたが、「動物(鳥や魚)をいじめないでください」とは書いてありました。釣りが魚いじめに当たるのかどうかはわかりません。

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神明の森みつ池

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所在地:世田谷区成城4-20・21

 高級住宅街として知られる世田谷区成城の西から南にかけて国分寺崖線が通っており、多数の湧水があります。なかでも貴重な自然が最もよく残っているのが「神明の森みつ池」で、世田谷区の特別保護区および東京都の緑地保全地区に指定され、フェンスで囲まれ、厳重に保護・管理されています。従って、ふだんは立ち入ることもできず、フェンス越しに覗けるだけです。
 「みつ池」は湧水をそのまま付近の水田に流すと水が冷たすぎるので、水温を上げるために三つの池を作って水を滞留させたことからの命名だそうです。池そのものは小さなものですが、森の奥の湧水にはサワガニが生息し、ゲンジボタルも自生しています。また、希少な植物も多いそうです。これらの池とホタルの写真は自然観察会に参加して、森の中を散策した時に撮ったものです。

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大泉井頭公園

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所在地:練馬区東大泉7丁目

 サイクリングであてもなく走っていて、「井頭」という地名に出会ったので、これは湧水か何かがあるに違いないと思い、地形を頼りに探し当てました。ここは正確には池とは言えませんが、白子川の源流にある湧水です。護岸はコンクリートで固められていますが、スロープを通じて水辺に下りられるようになっています。川底から水が湧いているようですが、湧出点は確認できませんでした。すぐ南側の七福橋に「一級河川・白子川・上流起点」の表示があります。
 この水は白子川から新河岸川を経て隅田川に通じています。

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菅刈公園の池

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所在地:目黒区青葉台2丁目

 このあたりは江戸時代には豊後の岡藩(現在の大分県竹田市)の藩主・中川家の抱え屋敷(別邸)があった所で、滝や池のある回遊式庭園として知られていました。その後、明治時代になると西郷隆盛の弟で政治家・軍人の西郷従道の所有となり、フランス人レスカスの設計による木造2階建ての洋館や書院造りの和館が建てられ、庭園も大改造され、東都一の名園といわれたそうです。明治22年には明治天皇の行幸も行われています。
 しかし、昭和18年に旧国鉄に売却され、池も埋め立てられ、職員住宅などになっていましたが、平成9年に公園化に際して発掘調査をしたところ、庭園の石組みなどが良好な状態で保存されていることが判明し、平成13年に開園した菅刈公園内に庭園の一部が復原されました。なお、洋館は愛知県犬山市の明治村に移築され、国の重要文化財に指定されています。

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檜町公園の池

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所在地:港区赤坂9丁目

 檜町公園は元長州藩・毛利家の下屋敷だった場所で、名園として知られた当時の庭園の面影を残す公園だったそうです。檜町の地名は昔、このあたりに檜が多かったことにちなんだものです。隣接するこれも毛利邸の敷地だった旧防衛庁跡の再開発プロジェクト・東京ミッドタウン建設に伴い公園も再整備されました(2007年3月末にオープン)。で、さっそく行ってみました。
 池は地形的にみても昔は湧水池だったと思いますが、今は循環水によるものです。水源から2すじに分かれ、一方は渓流となり、もう一方は小さな「上の池」を経て、最後はどちらも広い「下の池」に注いでいます。池の周囲をめぐる回遊式庭園で、さまざまな植物が植えられ、その中には毛利家の城下町だった山口県萩市から贈られた夏ミカンとヤブツバキも植樹されています。

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(渓流)

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(上の池)

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(下の池)

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甘泉園の池

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所在地:新宿区西早稲田3丁目

 甘泉園は都電荒川線の面影橋駅そばにある新宿区立公園で、もとは徳川将軍家の一族にあたる清水家の屋敷だった場所です。
 神田川に面した北向きの斜面にあり、豊かな緑に囲まれて上下二段の池があります。かつては旱魃でも涸れることのない豊かな湧水があり、その良質の水は茶の湯に適していたということです。甘泉園の名もそれにちなんでいます。
 上段の池の中の島には洲浜や岬燈籠があり、かつての水源に滝もつくられていますが、湧水はほとんど涸れてしまったようです。ただ、公園入口の案内地図には中の島近くの水底に湧出点の印が描かれています。

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旧芝離宮恩賜庭園の池

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所在地:港区海岸1丁目

 JR浜松町駅のすぐ東側にあるのが旧芝離宮庭園です。ここは東京に現存する最古の大名庭園のひとつで、もともと海だったところを明暦年間(1655-58年)に埋め立て、老中・大久保忠朝(小田原藩主)の屋敷としたものです。その際、小田原から呼ばれた庭師によって回遊式泉水庭園が作られ、「楽壽園」と名づけられたということです。
 その後、所有者が幾度か変わり、幕末には紀州徳川家の芝御屋敷となり、明治時代には有栖川宮家のものとなりましたが、明治8年に宮内省が買い上げ、翌年、芝離宮となりました。関東大震災によって建物や樹木は焼失し、翌大正13年に皇太子(昭和天皇)の御成婚記念として東京市に下賜され、公園として一般公開されました。
 池はもとは海水を引き入れた潮入の池でしたが、現在は埋め立てによって海と隔絶された淡水池で、立派な鯉が泳いでいます。かつての取水口は遺構だけが残っています。また、池の一部に砂浜があるのも海水池だった時代には潮位によって景観が変わる趣向だったのでしょう。
 池には中国・杭州にある「西湖の堤」に見立てた石造りの堤や仙人が住むといわれる蓬莱山を表わす中の島の石組みがあったりするほか、雪見灯篭、築山など回遊式庭園の趣向が随所に凝らされ、まさに都会のオアシスといえます。
 ちなみに庭園の地下を横須賀線が通っており、昭和47年にはトンネル工事中に池の底が抜けるという事故があったそうです。
 入園料150円。

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小石川植物園の池

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所在地:文京区白山3丁目

 小石川植物園は正式には東京大学理学部付属植物園といいます。古くは館林藩主だった徳川綱吉の下屋敷だった土地で、綱吉が5代将軍となると、小石川御薬園が開かれ、8代将軍吉宗の時代には目安箱に投じられた町医者・小川笙船の意見を容れて貧困者のための施療施設・小石川養生所がつくられました。園内には現在も薬草園や小石川養生所時代の井戸が残されています。
 正門前のタバコ屋で入場券(大人330円)を買って、園内に入り、すぐ左へ折れる道を行くと、台地の斜面の下に小さな池がいくつか連なり、やがて日本庭園に至ります。台地の斜面からは今も水が湧き、池に流れ込んでいるのを見ることができます。
 突き当りにある木造の洋館は明治9年に建てられた旧東京医学校本館で、本郷から移築され重要文化財に指定されています。

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(湧水)

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天沼弁天池公園の池

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所在地:杉並区天沼3丁目

 杉並区の天沼から清水にかけての一帯はかつて湧水の多い土地で、その中に天沼弁天池という直径35メートルほどの円形の湧水池があり、中の島に弁財天が祀られていました。この池は桃園川の水源のひとつで、大正時代までは付近の農業用水として利用されていたそうです。戦後は「池畔亭」という料亭があったりもしましたが、周辺の都市化によって湧水は枯渇し、池は荒れてしまいました。1970年半ばに敷地は西武鉄道に売却され、社員研修施設とされ、この頃、池は埋め立てられ、敷地内の別の場所に新しく日本庭園風の池が造られたということです。
 この敷地を杉並区が公園化したものが天沼弁天池公園で、2007年4月7日にオープンしました。クスノキが多い園内には杉並区の郷土博物館分館と防災用の備蓄倉庫も設置されています。
 さて、池ですが、西武時代の池がほぼそのまま残されています。水源は井戸水の汲み上げで、小さな滝もあり、飛び石や石橋のある回遊式になっていますが、開園1ヵ月後に僕が訪れた時は足場が悪いとのことで園路は再整備中でした。池畔にはモミジや松、ツツジなどが植えられています。

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富士見池

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所在地:練馬区関町北3丁目

 石神井川の水源は三宝寺池だけではありません。石神井池・三宝寺池よりさらに上流に遡っていくと、西武新宿線の武蔵関駅に近い武蔵関公園に出ます。ここにもうひとつの水源である富士見池があります。細長い池で、池の両端にそれぞれ高い木の生えた島(松の島と芦の島)があり、中央部にかかる橋の下流側はボート池になっています。
 ところで、石神井川はさらに上流へと続きます。最上流の水源は小金井公園内にあるようですが、そこからきた水は富士見池の南東側を沿うように流れ、富士見池の北東端で池の水門から流れ出た水と合流しています。一方、富士見池の上流側(南西端)でも川と繋がる水路がありますが、こちらはふだん水は流れていません。実は富士見池には石神井川増水時の貯水池としての役割があり、大雨で川の水位が上がると、あふれた水がこの水路を通じて池に流れ込んで下流の洪水を防ぐ仕組みになっています。そのため、富士見池の周りはぐるりと石垣に囲まれ、地面はその上、つまり平常時の水面は地面よりかなり低い位置にあるのです。

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石神井公園の池

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所在地:練馬区石神井町5丁目

 2007年5月に石神井公園を訪ねた際、石神井池の南側にもうひとつ池があるのに気がつきました。石神井池に比べるとずっと小さなものですが、樹林に囲まれ、野趣あふれる、なかなか雰囲気のある池です。鯉が泳いでいます。
 井筒から湧き出た水が流れ込んでいます。

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石神井池

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所在地:練馬区石神井町5丁目

 三宝寺池から流れ出した水をすぐ下流でせき止めて造った東西に長い人工池で、ボート乗り場、子ども釣り場などがあります。植物が生い茂り自然の風情が残る三宝寺池とは対照的に石神井池は都市公園として整備され、水面がより広く感じられます。
 この池の水は石神井川となって練馬区から板橋区、北区へと流れ、隅田川に注いでいます。
 2006年4月に訪れた時にはクイナ科のバンの夫婦が幼鳥を数羽連れている姿を見ることができました。

(2010.1.12追記)

 2009年1月には野生の白鳥が飛来して話題になった石神井池ですが、2010年1月5日には2羽の黒鳥が飛来しました。真っ黒な体に真っ赤な嘴が印象的な黒鳥はオーストラリア原産の鳥で、渡り鳥ではないため、野生のものとは考えにくく、恐らくどこかで飼育されていた個体ではないかとのことです。人にも馴れているようで、カメラを構える大勢のギャラリーのそばにも近づいて餌をもらったりしています。でも、ボートで接近するのはやめるべきでしょう。岸辺から罵声・怒号を浴びます。

 ところで、黒鳥は翼を広げると羽の先端部が白いということを初めて知りました。

 いつもペアで寄り添っているので、このまま居ついたら、そのうち2世誕生なんてこともあるかも?

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(真っ赤な嘴の一部が絆創膏みたいに白い)

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三宝寺池

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所在地:練馬区石神井台1丁目

 東京の池の中でも僕が最も好きな池のひとつで、もし「東京都区内の池ベスト1は?」と問われたら、僕は三宝寺池を挙げます。
 石神井川の水源で、井の頭池、善福寺池と並ぶ武蔵野を代表する湧水池でしたが、都市化によって湧水は減少し、ほかの池と同じく現在はほとんど地下水の汲み上げに頼っている状態です。
 この池は中の島にハンノキが生え、コウホネやカキツバタ、ミツガシワなどさまざまな水生植物、湿地植物が自生して、独特の景観をなしています。なかには氷河期からの生き残りと言われる貴重な植物もあり、「三宝寺池沼沢植物群落」として昭和10年に国の天然記念物に指定されました。

 これは豊富な湧水により水温が低く保たれたお陰で、たとえば、ミツガシワ(3~4月に白い花をつける。下写真)がこのような低地に自生しているのはとても珍しいそうです。僕が初めてミツガシワを見たのは北海道・ニセコの高層湿原にある神仙沼(標高750m)だったので、その後、三宝寺池でミツガシワを見つけた時はちょっと感動しました。

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 高度経済成長期に湧水の減少による水温上昇や水質変化のせいで貴重な植物は消滅の危機に瀕しましたが、その後、地下水の供給などの保護対策によって最近は徐々に増えてきているそうです。

 池には弁財天や水神が祀られ、池の南側には戦国時代に豊島氏の居城だった石神井城址や真言宗の三宝寺があります。

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(カキツバタの咲くころ)

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善福寺池(下池)

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所在地:杉並区善福寺2丁目

 善福寺池は上下ふたつの池に分かれていて、これはバス通りをはさんだ下流側の池です。上池とは水路で繋がっています。

 ボートが浮かび、賑やかな上池に比べると、下池は水生植物が生い茂り、野趣あふれる池で、面積もこちらの方がずっと小さいです。

 下池にも人工の水源がつくられ、汲み上げられた地下水が湧き出しています。

 そして、下池の末端から流れ出た水は善福寺川となって杉並区内を曲がりくねりながら流れていき、神田川に合流します。

 なお、善福寺池から数百メートル下流の原寺分橋の下手の川床に湧水が見られます(下写真)。

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善福寺池(上池)

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所在地:杉並区善福寺3丁目

 善福寺池との出会いは中学生の時。杉並区内を曲がりくねりながら流れ、神田川に合流する善福寺川の上流はどうなっているのかと、ずっと自転車で遡ってみて、この池に行き着いたのでした。いわば、僕の池めぐりの原点で、それ以来、何度となく訪れています。
 善福寺池はもともと井の頭池や三宝寺池とともに武蔵野台地の標高50メートル付近から地下水が湧出する天然の池で、バス通りをはさんで上池と下池からなり、上池にはボート乗り場があります。
 池の最奥部に“水源”があります(下写真)。ただし、都市化の進展で、湧水は枯渇し、現在は地下水をポンプで汲み上げています。この水源を「遅之井」といいますが、それは1189年に源頼朝の軍勢が奥州征伐に向かう途中でこの地に立ち寄った際、旱魃で喉の渇きに苦しむ兵士たちのために頼朝が弓で地面を掘ったものの、なかなか水が湧き出なかったところから名づけられたと伝えられているそうです。

 ちなみに池のすぐ南側に杉並浄水場があり、地下水を汲み上げて周辺に給水していますが、この水道水は都内でも有数のおいしい水だそうです。

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 2006年1月、善福寺池に幼鳥1羽を含む6羽のコハクチョウがシベリアから飛来して話題になりました。野生の白鳥が東京まで南下してくるのはとても珍しいことだそうです。

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行船公園・江戸川平成庭園の池

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所在地:江戸川区北葛西3丁目

 地下鉄東西線・西葛西駅から北へ徒歩10分ほどで行船公園に着きます。園内には自然動物園もあります。レッサーパンダ、オタリア(アシカの仲間)、クモザル、ペンギンなどもいて、入園無料のわりには結構楽しめます。

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(水草の池)

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(釣り池)

 その行船公園内には睡蓮池(水草の池)、釣り池もありますが、池で最大の見ものは平成元年に開園した平成庭園の池です。庭園に入ると、すぐ水の湧き出す池(湧心池)があり、ここから清流が流れ出しています。菖蒲田を潤した流れが注ぎ込むのが「潮入りの池」。底から水が勢いよく噴き出しているようで、渦潮のように水面が絶えず渦巻き、波立ち、水位が変化する仕組みになっています。

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(潮入りの池)

 この池からあふれ出した水は一段低い「主池」に落ちます。「主池」の水源はもう一つあり、「大滝」から渓流を通じて池に流れ込んでいます。池の周りには梅や桜、ツツジ、モミジなどが植えられ、冬の間は松の木に雪吊りが見られます。池には大きな鯉や亀がたくさん泳ぎ回り、カモやサギ、カワウなどの姿が見られました。水はすべて循環式のようですが、築山、滝、渓流、沢渡り、洲浜など築山回遊式池泉庭園のあらゆる要素を取り入れています。
 池にせり出すように数寄屋造りの源心庵が建てられ、集会などに利用できます。

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(大滝)

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元淵江公園の池

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所在地:足立区保木間2丁目

 東武伊勢崎線・竹ノ塚駅から東へ1.3キロほど歩くと元淵江公園があります。園内には池があり、多くの人が釣り糸を垂れています。説明板によれば、この池には古くから足立の池や水路にいたヤリタナゴ、モツゴ、タモロコ、ナマズ、ドジョウ、マブナ、ヘラブナ、マゴイ、スジエビ、カラスガイ、タニシが放されているそうです。
 また、この公園内には「足立区生物園」があり、トナカイ、ヒツジ、ヤギ、ブタから小さな哺乳類、魚類、鳥類、昆虫類などが飼育され、チョウやインコがいる熱帯温室もあって意外に楽しめます。入館料300円。

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ベルモント公園の池

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所在地:足立区梅島1丁目

 東武伊勢崎線・梅島駅に近いベルモント公園は足立区と姉妹都市のオーストラリア・ベルモント市との友好交流を記念して開設された公園です。
 芝生の広がる園内にはユーカリなどオーストラリア原産の植物が植えられ、羊の像が点在したりします。そして、中央部に池があり、これもオーストラリア原産の黒鳥(Black Swan)が飼育され、コイや金魚も泳いでいます。
 また、管理事務所内にオーストラリアに関する展示施設もあります。

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(追記)

 2010年8月21日朝、ベルモント公園で飼われていた3羽の黒鳥のうち2羽が頭部打撲で死亡しているのが見つかりました。一体誰がこんなひどいことをするのでしょうか。足立区は「器物損壊」の被害届を出したそうですが、犯人はまだ捕まっていないようです。

 残された1羽は元淵江公園の生物園に移されて飼育されています。   

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東渕江庭園の池

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所在地:足立区大谷田5丁目

 足立区の東端を流れる中川に近い足立区立郷土博物館に併設された東渕江庭園になかなかいい感じの池があります。こじんまりとしていますが、池の周囲をめぐる回遊式庭園で、池には州浜もあり、また人工の水源には小さな滝や渓流もつくられ、園路を辿りながら四季折々の景観が楽しめるようになっています。
 池畔には茶室「臨渕亭」があり、集会などに利用できます。
 郷土博物館は入館料200円が必要ですが、庭園は無料で散策できます。9時~17時。月曜休館。

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東綾瀬公園の池

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所在地:足立区綾瀬6丁目ほか

 しょうぶ沼公園の滝から流れ出た水は菖蒲田を潤した後、いったん地下にもぐり、公園の南側の稲荷神社の脇の石垣から再び滝となって地上に流れ出ます。ここから中居堀親水水路となって住宅街を南へ流れ、やがて都立東綾瀬公園に至ります。この帯状に続く公園もかつての農業用水・中居堀を復活させた親水公園で、せせらぎがさまざまな水辺の風景をつくりながら綾瀬駅前まで続きます。途中にいくつかの池がありますが、最大の池は中居堀の水が公園に引き込まれてすぐのところ、公園の最北部にあります。この池にはカルガモや大きな鯉が泳ぎ、カワセミも姿を見せるようです。

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しょうぶ沼公園の池

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所在地:足立区谷中2丁目

 しょうぶ沼公園は東京メトロ千代田線・北綾瀬駅の南西側すぐのところにある公園です。その名の通り、花菖蒲の名所として知られ、5つの菖蒲田には約70種、6,500株の花菖蒲が植えられています。見頃は6月です。この一帯は古来、野生のノハナショウブが一面に群生していたそうで、そうした面影を復活させるために昭和46年から公園として造成されたということです。
 北方を流れる花畑川の水を水源とする人工の滝(落差4メートル)が設けられ、この水は清流となり、池となって、やがて菖蒲田を潤します。水路には三連水車も設置されています。

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(花菖蒲の向こうに三連水車。菖蒲田を縁取るアジサイも同時に見ごろを迎えます)

 なお、しょうぶ沼公園を潤した水は中居堀親水水路を通じて東綾瀬公園へと流れていきます。

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小菅東スポーツ公園の池

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所在地:葛飾区小菅2・3丁目

 綾瀬駅の南方500メートルほどの地点で地下から姿を現わす古隅田川沿いを辿っていくと、やがて前方に小菅東スポーツ公園が見えてきます。古隅田川が合流する綾瀬川沿いに位置する小菅水再生センター(要するに下水処理場です)の上に築かれた人工地盤を公園化したもので、荒川区の荒川自然公園に似ています。名前の通り、テニスコートや芝生広場などがありますが、園内の一角に日本庭園が造られています。地下で再生された処理水を利用した池があり、鯉が飼われ、スイレンなども栽培されています。あずまやなどもあり、のんびり散策したいところですが、すぐ西側が首都高速の小菅ジャンクションなので、あまり環境がいいとは言えませんね。真下が下水処理場だし…。

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蚕糸の森公園の池

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所在地:杉並区和田3丁目

 蚕糸の森公園は明治時代から日本の蚕糸技術研究の拠点であった旧農林省蚕糸試験場の跡地を利用した公園です。
 園内には循環水を利用した流れがあり、水遊びをする子どもたちの声が絶えません。そして、その流れはそのまま池に注いでいます。池そのものは人工的で、あまり風情はありませんが、コイやカモが泳ぎ回り、水上にせり出したあずまやもあります。

 公的な研究施設の跡地を利用した井草森公園、馬橋公園、蚕糸の森公園の池は循環水、水遊びができるせせらぎ、あずまや、という共通点があり、これが杉並区の池づくりの基本パターンのようです。

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馬橋公園の池

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所在地:杉並区高円寺北4丁目

 杉並区立馬橋公園はもとは気象研究所のあった場所で、研究所が昭和55年に筑波研究学園都市に移転した後、その跡地を公園化したものです。
 園内には循環水の池があります。小高いところに水源があり、そこから流れ下ると、子どもたちが水遊びできるせせらぎとなり、池に注いでいます。
 池はひょうたん形で、中央のくびれた部分に橋がかかっています。また、水辺にあずまやがあります。池畔には桜や楓などが植えられています。池には亀はたくさんいるようでしたが、鯉などの魚は見当たりませんでした。

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三四郎池

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所在地:文京区本郷7丁目

 東京大学の本郷キャンパスにある有名な池です。池の名前はご存知の通り、夏目漱石の小説『三四郎』にちなんでいますが、正式名称は「育徳園心字池」といいます。この地は江戸時代、加賀藩・前田家の上屋敷があった場所で、地面を掘り下げて地下水を湧出させて池をつくり、回遊式庭園としたそうです。キャンパス内で今でも池の周囲だけは鬱蒼とした樹林に囲まれ、まるで山奥の湖沼のような風情です。池の見学だけなら難しい試験を受けなくても、誰でも自由に東大に入ることができます。

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蓮華寺の心字池

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所在地:中野区大和町4丁目

 早稲田通りの「お伊勢の森」バス停のすぐ北側に泉光山蓮華寺があります。朱塗りの山門をくぐると、すぐ右側に池が見えます。樹林に囲まれた野趣あふれる池で、中の島に藤が茂り、その中に小さな祠があるようです。おそらく弁財天が祀られているのでしょう。
 残念ながら水辺に立ってじっくり池を眺めたり、岸辺を一周するようなことはできません。

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経堂五丁目特別保護区の池

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所在地:世田谷区経堂5-12-13

 個人のお屋敷の一部だった土地(1,817㎡)を世田谷区の特別保護区としたもので、樹林の中に湧水の池がありますが、現在は湧出量が減っているようです。池の北東端に流出口があり、水は北方を流れる烏山川(現在は暗渠)に通じています。

 春になると、池のまわりにはコブシやモクレン、エドヒガンザクラなどが咲くほか、葉の裏を傷つけると傷跡が黒く浮き出て文字を書くことができることから葉書の語源になったとも言われるタラヨウの木などもあります。

 池のほとりには弁財天が祀られています。
 春と秋に一般開放されるほかは非公開ですが、柵越しに池を覗くことはいつでもできます。

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次回の一般開放 2016年3月26日(土)・27日(日)・4月2日(土)・3日(日)・9日(土)・10日(日)

                 午前10時~午後4時

 

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砧公園バードサンクチュアリの池

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所在地:世田谷区砧公園

 世田谷区内でも有数の広さを誇る緑地公園・砧公園の西側にバードサンクチュアリがあり、そこに池があります。なだらかな起伏が多い園内の窪地に水が溜まったような池ですが、昭和初期の地図には池は描かれておらず、成り立ちは不明です。カモ類やサギ類、カワセミなどを観察できます。

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井草森公園の池

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所在地:杉並区井草4丁目

 杉並区立井草森公園は旧通産省機械技術研究所の跡地に1996年3月、開設された公園で、災害時の避難所としての機能があり、防災用の備蓄倉庫もあります。また、地下には不燃ゴミを最終処分場に運ぶ前に容量を圧縮するための中継施設が設置されましたが、1996年の操業開始以来、有害物質の放出が原因とみられる大気汚染により周辺住民への健康被害が発生し、「杉並病」と呼ばれています(目の痛み、頭痛、発疹など化学物質過敏症のような症状だそうです)。結局、中継施設は2009年3月末で廃止されました。
 そのような公園ですが、園内には運動場や芝生の広場があり、日本庭園風の池もあります。馬蹄形(実際はもう少し複雑な形ですが…)の池で、両端が水源になっています。ただし、水は循環によるもので、一方は小高い築山の上から湧き出し、滝がつくられ、子どもが水遊びできるせせらぎを経て池に注いでいます。もう一方は水源から石組みの間を細い渓流となって下り、池に注ぎます。また、こちらには菖蒲などの水生植物が植えられています。
 池には樹木が生い茂る島があり、また、水上にせりだすようにあずまやも設置されています。

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真盛寺の池

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所在地:杉並区梅里1丁目

青梅街道と環状7号線の交差点の南西側の一帯には堀ノ内祖師で知られる妙法寺(日蓮宗)などいくつもの寺院が集まっていますが、その中にあるのが真盛寺(天台宗真盛派)です。江戸初期、湯島に創建され、やがて越後屋三井家の菩提寺となりました。現在地に移ってきたのは大正11年のことです。
 環七から続く参道を行き、山門をくぐると、広い境内は清新な雰囲気で、なかなかよい感じです。そんな境内の東側に池があり、池畔には弁財天が祀られ、茶室があります。

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八幡山かまのくち緑地の池

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所在地:世田谷区八幡山2丁目

かまのくち緑地は八幡山の台地から烏山川の低地に続く斜面にある小さな緑地で、野鳥や昆虫のためのサンクチュアリになっているため、立ち入りはできません。ただ、フェンス越しに内部をのぞくことは可能です。緑地内には池があり、しばしばカルガモの姿も見かけます。水源は地下水の汲み上げでしょうか。
 緑地の前にはカツラの木を囲むように花壇がつくられ、ベンチがあります。
 なお、「かまのくち」というのは、この付近で縄文時代の住居跡とともに江戸初期の炭焼き窯の跡が4基発見されたことに由来するようです。

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(カルガモの子どもたち)

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東大泉の弁天池

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所在地:練馬区東大泉3丁目

西武池袋線・大泉学園駅から北北東に600メートルほどの地点にある弁天池公園の中にある小さな池です。名前の通り、池畔に弁財天が祀られており、地形的には台地の斜面下の窪地なので、湧水池だったのでしょう。今も水が湧いているかどうかは分かりませんが、池の水は暗渠の水路を通じてすぐ北側を流れる白子川に通じていると思われます。
 僕が訪れたのは2007年2月のことでしたが、池には早くもヒキガエルがたくさん泳いでいました。

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松沢病院の将軍池

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所在地:世田谷区上北沢2丁目

 元来、精神科の専門病院だった都立松沢病院の広大な敷地内にある「将軍池」は大正10年から15年にかけて患者の作業療法の一環として造られた池です。地面を掘り下げて地下水を湧出させ、掘った土で池の真ん中に築山(加藤山)を造成しました。山は当初、富士山の形でしたが、関東大震災で崩れ、なだらかな姿になってしまったということです。池畔に四阿(あずまや)なども配置し、4年の歳月を経て庭園として完成されました。この庭園は原田治郎氏の英文による著書『Japanese Gardens』によって精神障害者の造った素晴らしい庭園として広く世界に紹介されたということです。
 「将軍池」の名は作業に参加した患者で自称「将軍」の芦原金次郎氏(全国的な有名人だったそうです)にちなんだもので、「加藤山」は作業を指導した医長・加藤普佐次郎氏に由来します。
 また、この一帯はもともと湧水のある湿地帯だったようで、北沢川(目黒川の上流。今は暗渠)の水源地帯でもあり、将軍池の水も北沢川の水源になっていました。

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(加藤山に架かる石橋)

 池にはカルガモやサギなど野鳥が多く集まるほか、ガチョウも飼われていて、水中には鯉などの魚や亀がいるようです。

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(ホントにガーコが通りま~す。でも、全員ガーコなのかな?)

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(こんなガチョウも・・・)

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(野生のダイサギ)

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(野生のアオサギ)

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(野生のカワウ) 

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 とにかく、なかなか立ち入り難い場所にある都会の中の秘境のような池ですが、身内が松沢病院に受診する機会があったので、チャンス到来とばかりにカメラをポケットに忍ばせて付き添いがてら行ってきました。

(追記)

 2011年4月、松沢病院の敷地のうち、将軍池の東側の一角が「将軍池公園」として整備されました。水辺には近づけないようですが、ウッドデッキから柵越しに池が眺められます。すでに工事は終了しているようですが、震災の影響なのか、オープンが延期となっているようです。公園がオープンしたら、またここで報告します。

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(画面奥が将軍池。公園との間に柵が設けられた)

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(さらに追記)

 2012年5月8日、世田谷区立将軍池公園がいよいよオープンしました。昨年春の開園予定が延期になったまま1年間放置され、2012年3月から地面を掘り返して改修工事が行われ、このほど完了。ようやくの一般開放です。
 水辺には近寄れませんが、これまであまり人目に触れることのなかった池がいつでも見られるようになりました。

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東京都庭園美術館の池

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所在地:港区白金台5丁目

 白金御料地の跡に開設された広大な自然教育園に隣接する東京都庭園美術館の敷地ももとは同じ御料地でした。美術館の建物は昭和8年に建てられた旧朝香宮邸で、アール・デコ調の室内装飾がよく保存されています。
 庭園には芝生広場、西洋庭園、日本庭園があり、池は日本庭園にあります。池に注ぐ水源は2ヵ所ありますが、僕が訪れた時はそのうち1つは水が止まっており、井筒の底にわずかに水がたまっているだけでした。もう1つは地下水の汲み上げでしょうか、勢いよく水が流れ出し、石組みの間を小さな滝のある渓流となって池に流れ込んでいます。
 錦鯉の泳ぐ池の周囲には松や梅、桜、ツツジ、楓などが植えられ、四季折々の風情が楽しめます。難点は敷地のすぐ外を高速道路が通っており、騒々しいということでしょうか。
 庭園だけの入場料は一般200円です。

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占春園の池

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所在地:文京区大塚3丁目

地下鉄丸の内線の茗荷谷駅から筑波大学の敷地に沿って湯立坂を下ると占春園があります。
 占春園は徳川光圀の弟を藩祖とする陸奥守山藩・松平家の屋敷につくられた庭園で、四季折々の美しさで知られ、江戸三名園のひとつに数えられたそうです。
 明治36年に東京高等師範学校(後の東京教育大学~筑波大学)が湯島からこの地に移転して校地の一部となり、現在は筑波大付属小学校の自然観察園として利用され、同校が管理していますが、一般にも公開されています。
 現在の占春園は池を中心とした一部が残るだけで、名園と言われた往時の面影はありませんが、鬱蒼とした樹林に囲まれた池には幽邃さすら感じました。

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旧古河庭園の池

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所在地:北区西ヶ原1丁目

 大正時代に造られた旧古河庭園といえば英国人ジョサイア・コンドルの設計による重厚な石造りの本館(洋館)とバラの咲く西洋庭園があまりにも有名ですが、敷地の大半は京都の庭師・植治による純和風の回遊式池泉庭園であり、こちらもまた見事なものです。
 北側の高台上にある本館前からバラなどが植えられた階段状の洋風庭園を下ると鬱蒼とした樹林となり、心字池を中心として渓谷や滝など深山に迷い込んだような気分にさせられます。
  入園料150円。

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旧安田庭園の池

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所在地:墨田区横網1丁目

両国国技館の北隣に旧安田庭園があります。元は丹後宮津藩主・本庄氏の下屋敷で、庭園は元禄年間に作庭されたものです。典型的な回遊式庭園で、池の水は隅田川から引き入れ、潮の干満によって水位が変わる「潮入の池」でした。

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 庭園はその後、安田財閥の安田善次郎氏の所有となり、その死後、東京市に寄贈されました。関東大震災や戦災によって被害を受け、荒廃した時期もあったそうですが、現在は墨田区によって往時の名園の姿を取り戻しています。ただし、池はもはや隅田川と繋がっておらず、水門の遺構が残るだけです。従って潮入の池ではありませんが、地下に巨大な貯水槽を造り、水を循環させることで人工的に水位を変化させる仕組みになっています。

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(庭園に隣接する両国公会堂)

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深沢八丁目無原罪特別保護区の池

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所在地:世田谷区深沢8-13-16

 無原罪聖母宣教女会の庭園にある湧水池で、世田谷区の特別保護区に指定され、年3回(春・夏・秋)の一般公開日以外は立ち入りができません。
 世田谷区内には数多くの湧水がありますが、そのほとんどは国分寺崖線沿いに位置しているので、この池のように崖のないところから水が湧いているのは大変珍しく、ほかには烏山の弁天池や経堂5丁目の池ぐらいです。地形的には台地上の窪地で、比較的浅い層から湧き出ているため雨量や季節によって水量が変化するそうです。また、湧水自体も減少傾向にあるといいます。

 2009年11月の開放日に訪れた時は紅葉がちょうど見ごろで、池にはカルガモが約30羽とオナガガモが1ペアいたほか、ウグイスの姿も見られました。人がいない夕方などにはサギもやってくるそうです。

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 2010年7月25日の訪問時には池でカワセミを見かけたほか、たくさんのトンボが飛び交っていました。

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 次回の一般開放

  2016年3月26日(土)・27日(日)・4月2日(土)・3日(日)・9日(土)・10日(日)

          午前10時~午後4時 

          申し込み不要、直接現地へ。

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青龍神社の怪無池

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(向こうに中川の土手が見える)

所在地:葛飾区高砂6-1

「どこかにいい池ないかな」と思いながら地図を眺めていて、気になったのが、この怪無池です。怪しく無いというわりには怪しげな名前に惹かれて訪ねてみました。京成線の京成高砂駅から青砥方面に歩き、JRの貨物線(新金線)の小松川街道踏切を渡ったところに青龍神社があり、その境内の大部分を占めているのが、怪無池です。これで「けなし池」と読み、白蛇伝説があるそうですが、名前の由来はよくわかりません。池の北側に小さな社があり、その傍らに大きなイチョウの木がそびえています。
 池は鉄パイプを組んだ柵で囲われていて、想像していたより無粋な感じの池ではありました。それでも、水中にはスイレンなどが繁茂し、釣りをする人の姿も見られました。
 もとは灌漑用の溜池だったらしく、池のすぐ向こう側は中川の土手です。今は周辺は宅地化されていますが、まだいくらか農地も残っています。

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(中川の土手から見た怪無池)

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(カルガモやコガモのほか白いアヒルも1羽)  

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明治神宮の南池

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所在地:渋谷区代々木神園町

 明治神宮の南池は御料地時代の面影を残す御苑内にあり、見学には入苑料500円が必要です。再建された隔雲亭という御茶屋やあずまやなどがあり、また菖蒲田もあります。その最も奥には「清正の井」があって、いまも水がこんこんと湧き出しています。この清冽な流れが菖蒲田を潤し、南池に流れ込んでいます。鬱蒼とした森を背にして都市の秘境といった雰囲気です。
 南池から出た水は渓流となって南参道の下をくぐり、苑外へ出ると暗渠となって原宿・竹下通りの下を流れ、渋谷川(暗渠)に通じています。

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(東京の名湧水57選に選ばれた「清正の井」)

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明治神宮の北池

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所在地:渋谷区代々木神園町

明治神宮は言うまでもなく明治天皇と昭憲皇太后を祀る神社で、造営されたのは大正時代ですから比較的新しいと言えます。それまでこの広大な敷地は皇室の御料地で、江戸時代には加藤家・井伊家の屋敷がありました。
 現在、明治神宮は都心とは思えないほど鬱蒼とした豊かな常緑樹の森(林ではなく森です)に覆われ、それはまるで原始の佇まいすら感じさせますが、実際は神宮建設にあたって全国から奉納された10万本の苗木が育った人工の森です。

 そんな境内にはいくつかの池がありますが、そのうちの北池は宝物殿前のなだらかにうねる芝生の広場に沿ってあります。背後は森になっています。池の北西の林の中に湧き出した水が小川となって池に注いでいますが、この川のほとりは僕が小学校1年生の遠足でお弁当を食べた場所なので、懐かしいところです。

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塚山公園の池

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所在地:杉並区下高井戸5-23

京王線上北沢駅から北へ行き、甲州街道を渡ると鎌倉街道という道が北へ伸びています。これを行くと塚山公園にぶつかります。こんもりした台地上の雑木林で、その北側を神田川が流れています。ここで旧石器時代から縄文時代の遺跡が発掘されて、縄文中期の環状集落跡が見つかり、現在は竪穴住居が復元されています。その園内には水生植物や湿性植物を集めた池が雑木林に囲まれて水面を広げています。

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妙正寺池

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所在地:杉並区清水3-21

神田川の支流・妙正寺川の水源です。おむすび形の小さな池で、中の島には松やモミジが茂り、池の周囲にはツツジが植えられています。また、噴水もあります。もとは湧水池でしたが、都市化によって湧水は止まり、現在は地下水の汲み上げに頼っています。
 サイクリングで何度か訪れていますが、2006年4月に行った時には雛を1羽だけ連れたカルガモがいました(下写真)。鯉に餌をやっていた地元の方に聞くと、ほかの雛はすべて猫やカラスにやられてしまったそうです。「ここではほとんど生き残らないんだよ」とのことでした。
 池の名の由来となった妙正寺は日蓮宗の古刹で、池の南方にあります。また、このお寺に安置されている弁財天はもとは妙正寺池の中の島に祀られていたそうです。

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(最後に残った雛1羽。無事育ったでしょうか?)

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戸越公園の池

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所在地:品川区豊町2丁目

 東急大井町線・戸越公園駅から徒歩5分ほどのところです。
 もとは熊本藩主細川家の下屋敷で、起伏に富んだ敷地に湧水を利用した回遊式泉水庭園が造られ、東海道五十三次の風景を再現していたといいます。その後、明治時代には財閥・三井家の所有となりましたが、昭和7年に地元に寄付され、公園化されました。

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(水源の滝)

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(渓流の底からわずかながら水が湧いているようです)

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 現在の池は湧水と水道水の併用ということですが、滝や渓谷もあり、水量も豊富です。水は循環させているのでしょう。このような池としては際立って透明度が高く、小魚の群れやカモの影が水底に映るのが涼しげです。

 公園の地下には消防用の貯水槽も設置されているそうです。

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 昔の池は現在よりずっと大きく、敷地も現在の戸越公園だけでなく隣接する戸越小学校や北西側の国文学研究資料館跡地など付近一帯を含む遥かに広大な面積だったようです。国文学研究資料館にも池があり、同館が平成20年に立川市に移転後、池を含む庭園部を品川区が取得し公園化を進めています。ただ、池は立ち入れないように竹垣で囲まれ、さらにプールのような梯子がいくつも設置されていることから、かなりの水深があるようです。こちらの池は透明度はゼロに近いですが、鯉や亀が泳いでいるのは見えます。

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駒場野公園の池

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所在地:目黒区駒場2丁目

井の頭線の電車が渋谷から2つ目の駒場東大前駅を発車してすぐ左手に小さな田圃があります。明治11年に開かれた駒場農学校の実習田の名残で、当時のドイツ人教師の名前をとり、「ケルネル田圃」と呼ばれ、今は筑波大付属駒場中学・高校の生徒たちに利用されているそうです。その一帯が駒場野公園で、園内に池があり、これも電車からちらりと見えます。湧水池だそうです。公園の池といえば、その周辺にはいつも人が集まるイメージがありますが、この池はそんなこともなく、園内でもとりわけひっそりとした一角です。一応、バードサンクチュアリになっているようです。

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(ケルネル田圃の谷戸田風景)

 池の水はケルネル田圃を潤し、目黒川の支流である空川(駒場川)の水源となっていましたが、川は暗渠化されています。

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和田堀公園の池

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所在地:杉並区大宮2丁目

 善福寺池を水源に杉並の住宅街を流れる善福寺川ですが、中流域の成田西・成田東・大宮にかけての一帯は川沿いに善福寺川緑地公園・和田堀公園が連なり、散歩やサイクリング、ジョギングをする人が絶えません。そして、緑豊かな和田堀公園の中になかなかいい感じの池があります。池の中に大きな島が2つあり、その島にもさまざまな木々が生い茂って、さまざまな野鳥がやってきます。とりわけ、カワセミ・ウォッチングのポイントとして知られているようで、望遠レンズのついた立派なカメラをセットした人の姿をよく見かけます。
 僕の手元の昭和14年の地図を見ると、このあたりの善福寺川は水田の中を幾筋にも分かれて流れ、その低湿地帯に池がいくつかあったようです。池の大きさも現在より大きく、中の島に渡る橋も描かれています。ところが、その10年前の昭和4年の地図では小さな池が2つ描かれているだけで、現在の池がある場所は水田になっています。善福寺川といえば流域にたびたび浸水被害を及ぼしてきた暴れ川ですが、洪水によって池が生まれたり、消えたりしたということなのでしょうか。和田堀公園内には当時の池の名残なのか、釣り堀があります。
 なお、和田堀公園の対岸は大宮八幡宮の森で、善福寺川にかかる御供米橋の下流の大宮八幡側の岸辺に数か所の湧水が見られ、「東京の名湧水57選」に指定されています。

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(湧出口にブロンズ製のカワセミ)

 また、善福寺川の洪水対策として和田堀公園一帯には数か所の調整池が造られ、ふだんは野球場やテニスコートなどとして利用されています。下の写真は野球グラウンドの調整池。地面から5メートルぐらい掘り下げられています。

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不忍池

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所在地:台東区上野公園

おそらく東京都内で最も有名な池でしょう。動物園や博物館、美術館、神社仏閣が並ぶ上野の山の西側に広がる広大な池の周囲はいつでもたくさんの人出で賑わっています。
 この一帯は数千年前までは海だったところなので、その後に残された沼沢地の名残なのでしょう。
 池は弁財天が祀られた島を中心に三つの区画に分けられています。北側が上野動物園の領域で白鳥やペリカン、タンチョウヅル、コウノトリ、その他の水鳥や怪我をして保護された飛べないオオワシ(岸に近い小島にいます)などが飼育され、、また野生のカワウがコロニーを作り、もちろん冬になれば多数の渡り鳥がやってきます。西側は半月形のボート池。そして、南半分はハスなど水生植物が繁茂し、野趣あふれる風情です。
 自転車では、北海道へ旅した時、フェリーの出発港・茨城県の大洗まで自走で行く途中に立ち寄りました。夏の早朝でしたが、ハスの花がきれいに咲いていたのを思い出します。

不忍池のタンチョウヅル

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池の小島で暮らすオオワシ

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釣鐘池

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所在地:世田谷区祖師谷5-33

小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅の北方1キロ余りの住宅街の中にひっそりとある小さな池です。もともと武蔵野台地に囲まれた窪地にある湧水池で、水は西方を流れる仙川に注いでいます(現在、水路はほとんど暗渠化されています)。周辺から縄文遺跡が発掘されているように、古くから人々の生活に利用されてきました。池畔には弁天様が祀られています。
 釣鐘池の名称の由来については、近くの寺の僧が他教との争いの果てに自分の寺の鐘をかぶって池に身を投げたとか、日照りが続いた時、農民を救おうと、僧が鐘を抱いて身を沈めたら、たちまち大雨が降ったとか、そんな言い伝えがあるようです。
 水底まで透けてみえる池にはコイなどが泳いでいます。

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高源院の鴨池(弁天池)

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所在地:世田谷区北烏山4-30

大正12(1923)年の関東大震災をきっかけに26の寺院が都心から移転してきた世田谷区北烏山。京王線千歳烏山駅からまっすぐ北へ向かい、甲州街道を越え、中央高速道路の高架をくぐるあたりから両側にさまざまな宗派のお寺が立ち並ぶ寺院通りが始まります。閑静な寺町は絶好の散歩コースですが、その北はずれに位置するのが禅宗の高源院です。
 境内には湧水池が水面を広げ、水上の浮御堂に弁財天が安置されています。池にはスイレンやコウホネが葉を浮かべ、亀や鯉が泳ぎ、カモやサギなどがやってきます。「東京の名湧水57選」の1つで、世田谷区の特別保護区にも指定されています。
この池はもともと烏山川(今は暗渠)の水源だったということです。

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(コウホネ)

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(弁財天)   

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東山貝塚公園の湧水池

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所在地:目黒区東山3丁目

東急田園都市線・池尻大橋駅のすぐ南側に明治時代から知られた東山貝塚があり、この貝塚公園には付近で発見された縄文期の竪穴住居とその中で暮らす縄文人一家が再現されています。

園内には細長い湧水池があり、鯉が泳いでいます。公園は高台の崖下というような位置にあり、昔は湧水が豊富だったのだろうと想像できます。

また、すぐ近くを目黒川が流れていますが、貝塚の存在からも分かる通り、縄文時代にはこのあたりまで東京湾の入江が入り込んでいたようです。

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清水池

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所在地:目黒区目黒本町2-12

自転車で都内をあてもなくサイクリングしていて見つけた池です。目黒通りのダイエー碑文谷店の横の通りを入り、サレジオ教会の角を左折して600メートルほど行くと、清水池公園の前に出ます。
 この一帯が農村だった時代には灌漑池として利用されていたそうですが、その後、公園として整備され、そのぶん池も噴水があったりして、やや人工的な感じではあります。その池が今は釣り堀となって賑わっています。釣った魚は池に戻すように、との注意書きがありました。
 かつて池の中に島があって弁天様が祀られていたそうですが、現在は池の西側に移されています。


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大田黒公園の池

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所在地:杉並区荻窪3-33

荻窪駅の南東500mほどの閑静な住宅街にある大田黒公園は音楽評論家の故・大田黒元雄氏(1893~1979)のお屋敷があった土地2679.63㎡を遺族が杉並区に寄付し、区が公園として整備したもので、現在は8972.31㎡の面積があります。
 正門からイチョウ並木の道を行くと、右手に管理棟と休憩所、数奇屋造りの茶室があり、その裏手に小さな池があって、鯉や金魚が泳いでいます。この池から流れ出した水はまるで渓流のような風情の石組みの間をサラサラと流れ、園内で一番低い南東側の大きな池に流れ込んでいます。この池にも錦鯉が悠々と泳ぎ回り、池畔のあずまやから公園全体を見渡す眺めは見事です。
 園内には大田黒氏の仕事場だった洋館(昭和8年の建築)が残り、室内には氏が愛用した蓄音機やスタインウェイのピアノなどが保存されています。また、紅葉の季節にはライトアップもされるそうです。

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鶴ヶ久保公園の池

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所在地:世田谷区野沢2-4

世田谷の住宅街にある小さな児童遊園ですが、開園は昭和13年と古く、入口には「東京市鶴ヶ久保公園」の文字が右から書かれています。鶴ヶ久保というのは、このあたりの古い地名らしく、その名の通り、窪地になっていて、園内には池があります。地形的に見ても、また池畔に弁財天が祀られているところから見ても、古くから湧水池があったのでしょう。水は目黒川の支流・蛇崩川に通じているようです。
 3ヵ所から水が湧き出しているほか、池の南側の土の斜面からも水が染み出しているのを見ることができます。

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碑文谷池

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所在地:目黒区碑文谷6丁目

この池は昭和の初めまでこの一帯の灌漑用溜池だったもので、江戸時代には将軍の鷹狩り場としても利用されたそうです。池の真ん中には厳島神社があり、弁財天が祀られています。
 現在はボート池ですが、護岸に囲まれた水面は公園の地面よりかなり低いため水辺に近づくことができず、水に親しむにはボートに乗るほかありません。 

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宝来公園の池

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所在地:大田区田園調布3丁目

田園調布駅から南西方向に伸びる銀杏並木を行くと緑豊かな公園に突き当たります。高台から多摩川沿いの低地に下る傾斜地に広がる宝来公園で、ここは大正時代に田園都市を建設するにあたり、武蔵野の自然を保存する目的でつくられたものです。その公園の南端に池があります。もとは湧水池だったようですが、現在は人工的に水を供給しているようです。水際には黄ショウブが植えられています。
 周辺には古墳が数多く存在し、つまり遠い昔から人々が住み着き、水が豊かな土地だったことが分かります。

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光明寺池

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所在地:大田区鵜木1丁目

東急多摩川線・下丸子駅の北に光明寺というお寺があります。寺伝に行基や空海の名も登場する古刹で、その後、浄土宗の寺院となり、江戸時代には広く信仰を集めたようです。北側を通る環状8号線の拡幅によって寺域が削られたそうですが、それでも境内は台地とその下の低地を含み、それなりの面積があります。地図にわりと大きな池が描かれているので、訪ねてみたのですが、池は絶対見せてやらないぞ、と言わんばかりに金属製の高い塀で囲まれて、まったく見ることができません。その上、無断で立ち入って事故があっても一切責任は負いません、というような掲示もあることから過去に何か事故でもあったのかもしれません。
 とにかく、光明寺池は見ることができないものと諦めていたのですが、2008年3月に通りかかった時に金属塀に幅1センチほどの隙間を見つけ、そこから池をちらりと覗き見ることができました。ついでに写真も撮ってきました。
 池は多摩堤通り沿いの低地部分にありますが、遠い昔にはここを多摩川が流れており、池はその名残の河跡湖ということで、昭和30年代まで世田谷区野毛にあった「明神池」と成り立ちは同じようです。明神池は完全に埋め立てられ現存しませんが、光明寺池は埋め立てにより面積こそ縮小したものの生き延びているわけです。整備の上、一般公開してほしいものです。

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馬事公苑の池

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所在地:世田谷区上用賀2丁目

JRA馬事公苑内の日本庭園に池があり、白鳥(コブハクチョウ)のつがいが飼われています。京都競馬場の真ん中の池に白鳥がいるのは有名ですが、この2羽も京都競馬場から来たものです。池には鯉やメダカ、カメ、カルガモなどもいます。池の周囲には枝垂桜、藤、ツツジ、菖蒲などが植えられています。
 子どもの頃、友達とこの池でザリガニ釣りをしていて、時々バイクで巡回してくる警備員に怒られたのを思い出します。

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鍋島松涛公園の池

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所在地:渋谷区松涛2丁目

渋谷の繁華街からも程近い松涛の住宅街にある池です。
 一帯はもとは紀州徳川家の下屋敷だった土地で、明治になって鍋島侯爵家の所有となり、士族授産のための茶園がつくられ、松涛園と名づけられました。松涛の地名もここから来ています。
 大正時代には池の周辺が公園となり、昭和7年に東京市に寄付され、昭和9年には渋谷区に移管されて現在に至っています。
 池は渋谷粘土層上の宙水の自然湧水ということで、水車小屋があり、鯉や亀、アヒルなどが泳いでいます。


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菅原神社の弁天池

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所在地:世田谷区松原3-20

京王線下高井戸駅の東方に明らかな谷戸地形があり、ここにかつては水が湧き、池がありました。中の島に市杵島姫命(神仏習合により弁財天と同一視)を祀る厳島神社が鎮座し、池は「弁天池」と呼ばれ、土地の人々の貴重な水源として古くから大切にされていたようです。しかし、都市化の進行により、湧水は涸れてしまい、恐らく昭和30年代には池も埋め立てられたようです。ただ、池から流れ出ていた川跡は残っており、一部は開渠で、世田谷線に沿って南へ流れ、北沢川(暗渠)に合流しています。

僕はこの弁天池の存在を世田谷区の古地図で知ったのですが、何か痕跡は残っていないかと探訪してみたところ、池の跡地は弁天児童遊園という公園になっており、そこから南東に150メートルほどの場所にある菅原神社の境内に弁天様が合祀されているのではないかと推測して、実際に訪れてみると、確かに厳島神社があり、弁天池までありました。昭和39年にこちらに遷されたということです。

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田端駅の鑑賞池

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所在地:北区東田端1丁目

 JR山手線で新宿・池袋方面から外回り電車に乗ると、駒込を過ぎて田端に着く手前で山の手の台地から遠い昔は海だった下町の低地に出ます。そして、田端駅は山の手と下町の境目の海食崖下に存在しています。その田端駅のまさに崖側、1番線(京浜東北線赤羽・大宮方面)の線路際に「鑑賞池」と名づけられた小さな池があり、金魚がたくさん泳いでいます。構内に池がある駅というのはほかにもあると思うのですが、田端駅の池は線路と崖の間の狭いスペースに造られているところがミソです。よく見れば分かることですが、崖から湧き出した地下水が細いパイプを通じて池に注いでいるのです。ということは、これも立派な湧水池といえるのでしょうか。ちょっと面白いので、載せてみました。田端駅に降りる機会があったら、ぜひ池を探してみてください。そばに行かないと分からないぐらい小さな池です。

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(石垣の水抜き穴から出た水をペットボトルで受け、ビニール管で池に送水)

 それにしても、ここの金魚はみんな大きくて、かなりの長寿のように思えます。やはり水がいいからでしょうか。でも、餌はどうやって与えているのでしょう? 

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清水谷公園の池

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所在地:千代田区紀尾井町

清水谷公園はホテルニューオータニや赤坂プリンスホテル、さらに高級ブランド店などが立ち並ぶ紀尾井町にあります。紀尾井町は江戸時代に紀伊徳川家、尾張徳川家、井伊家の屋敷があったことに由来する地名で、公園の名前はこれらの屋敷地の境の谷に清水が湧いていたことにちなんでいます。いまは復原された泉が湧き、池もあります。背後の斜面は鬱蒼とした林で、僕が訪れた時は、まだ卵から孵ったばかりと思われる小さなヘビ(ヤマカガシか?)を見かけました。こんな場所でもヘビが繁殖しているのかと思うと、なかなか痛快な気分になります。
 園内には明治11年に紀尾井坂で暗殺された明治の元勲・大久保利通の立派な追悼碑が立っています。

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